蓋がくっつかないのはなぜ? 瞬間接着剤の疑問を聞いてみた!
ちょっとした修理や工作に役立つ瞬間接着剤。みなさんのおうちにもあるかと思いますが、ふと考えてみると、どうして本体とフタはくっつかないんでしょうか? 気になったことがあるけどなんとなく「そういうものなんだろう」で済ませて、気になったこと自体忘れていた人も多いのでは?
そんな、なんとなく流してしまっても問題ないような日常のちょっとした疑問に強いのがCanCam.jpです! 今回は、「瞬間接着剤といえばこれ!」と言っても過言ではない、アロンアルフアを販売する東亞合成の方にお話をうかがいました(ファじゃなくてフアなんですね!!)。
アロンアルフアはギネスワールドレコーズから『一般消費者向け瞬間接着剤最長寿ブランド』としてギネス世界記録™の公式認定を受けている、由緒正しい瞬間接着剤なのです(『認定数値:48年、認定日:2019年9月18日』)。
さっそくいただいた回答をチェックしてみましょう!
秘密はフタの「素材」にあった!
瞬間接着剤は空気中やくっつけるものの表面にある水と化学反応し、瞬時に硬化する接着剤。なので接着するときには、接着剤がくっつけたいモノの表面によく馴染み、濡れ広がることが重要になります。
ですが、フタの素材であるポリエチレンは瞬間接着剤を弾く素材。馴染まず濡れ広がらないので、くっつかないのです。
フッ素コーティングされたフライパンに水や油を垂らした際、滴がコロコロ転がる状態をイメージするとわかりやすいかもしれません。ポリエチレンでできたフタのようなくっつかない素材は、水を弾く、油を弾く、水に浮くといった特徴があるようです。
ちなみに、そんなポリエチレンをくっつけたいときには、それ専用の接着剤を使えばOK! アロンアルフアからも「アロンアルフア プラスチック用」というポリエチレンをくっつけられる接着剤が発売されています。
以上、瞬間接着剤のフタの謎についての調査結果でした。材質の特性を活かしたものだったんですね! 日常の素朴な疑問ですが、意外と知らないまま過ごしてしまいがちですよね。探ってみると興味深い発見がありそうです♪ (澤 夏花)
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