「医療脱毛」「エステ脱毛」って違いは何?それぞれのメリット・デメリット

「医療脱毛」「エステ脱毛」って違いは何?それぞれのメリット・デメリット


地味にめんどくさい日々の「ムダ毛」問題。抜いても剃っても次々生えてきて、もうこんな面倒から解き放たれたい!と、脱毛について調べてみたこと、きっと一度はあるのではないでしょうか。

でも、いろいろ種類があって、結局どれを選べばいいのかよくわからない……。そんなあなたのために、日本でよく行われている3つの脱毛法について、メリット・デメリット・どんな方に向いているかを、フェイシャルや脱毛、ボディシェイプなどで女性の美をトータルサポートするエステティックTBCさんに徹底調査。

気になる違いを早速ご紹介していきます!

脱毛
(c)Shutterstock.com

 

【1】美容電気脱毛…主にエステサロンで行われる、最も歴史が長い脱毛法


美容電気脱毛

約140年の歴史があり、膨大な臨床データがある「美容電気脱毛」。
「電気脱毛」は、医療機関でも行われていますが、実施している施設はレーザー脱毛ほど多くはありません。
日本では、エステティックサロンで行う電気脱毛を「美容電気脱毛」と呼んでいます。日本で行われるようになってからは40年以上が経過しており、多くのムダ毛の悩みに対応してきた歴史を持ちます。

1.脱毛のしかた…毛穴に微弱な電気エネルギーを流して脱毛

毛を2~3mm以上伸ばした状態で行い、毛穴に「プローブ」という細い電極を挿入し、微弱な電気エネルギーを流して脱毛します。この手法を繰り返して、毛を1本1本処理します。

2.長所…あらゆる毛に対応できる

・美容電気脱毛は、毛質や肌色を選びません。太い毛はもちろん、細い毛、うぶ毛、白い毛など、さまざまな毛に対応でき、光脱毛やレーザー脱毛では処理しにくいといわれている色黒の肌にも対応できます。また、処理した毛はその場でなくなります。

・1本1本処理する脱毛法のため「部分的な脱毛」「太い毛だけを処理」「全体の毛量を減らす」なども可能です。

・アメリカの政府機関FDA(米国食品医薬品局)が「permanent hair removal(ずっと長く、きれいを保ち続けられる)」と認めた脱毛法で、すべての処理が完了した後は通い続ける必要はありません。

・次回施術まで一定期間を空ける必要がないため、気になる毛が生えたらすぐに脱毛できるのもメリットです。

3.短所…時間がかかる。実施するサロンの数が少なくなっている

・1本ずつ処理をする脱毛法のため、毛量が多い場合や、広い範囲を脱毛する場合は時間がかかります。

*一般的な毛量の方の場合は、目安として月に1回、約1年半でほとんどの部位が脱毛完了します。ただ、部位によって毛周期が異なるのと、自己処理による肌状態(埋もれ毛や乾燥により肌が硬くなり毛が生えにくい状態)などによって多少前後します。

・技術者の育成にも時間が必要とされるため、積極的に実施しているサロンは少なくなっているのが現状です。

・毛を2~3mm伸ばす必要があるため、どうしても肌を露出する必要がある方にとっては難しいことも……。(2~3mmは至近距離で分かる程度の長さです。夏場であっても、ほんの数日をノースリーブから半袖、ボトムを長い丈にするくらいで済みます)

4.脱毛完了までの回数や期間…毛量や範囲により個人差あり

毛には「成長して抜け落ち、また新しい毛を作る」毛周期があり、肌表面に出ている毛はすべてではなく一部です。
月1ペースで肌表面に見えている毛を処理し、休んでいる毛穴から毛が出てきて生えそろうのを待ってまた処理を行う……ということを繰り返し、すべての毛の処理を目指す場合は、約1年半かかるといわれています。

5.こんな方におすすめ

・安さよりも効果優先で、確実に毛をなくしたい方
・光アレルギーで光脱毛やレーザー脱毛ができない方
・色黒の肌の方
・間引き脱毛をして毛量を少なくしたい方
・眉や男性のヒゲなど、毛の形を整えたい方

【2】光脱毛…エステサロンで行われる、現代では最もポピュラーな「エステ脱毛」


光脱毛
2000年代に入ってから開発され、現在では多くの脱毛サロンで導入されている脱毛法です。「美容ライト脱毛」とも呼ばれ「エステ脱毛」に分類されます。

1.脱毛のしかた…黒色に反応する波長の光を照射して脱毛

毛を剃った状態で、黒色に反応する波長の光を照射することにより、毛根部のメラニン色素に光エネルギーが吸収され発熱し、発毛組織にダメージを与えます。
日本エステティック振興協議会では、「美容ライト脱毛」の定義を「除毛・減毛を目的に、皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行われる光脱毛」としています。

2.長所…低価格で短時間、痛みも少ない

非常に低価格で行えるサロンが多いです。
・一度に広範囲を短時間で脱毛でき、レーザー脱毛より痛みが少ないです。
・美容電気脱毛とは異なり、毛を伸ばす必要がないのもポイント。

3.短所…確実性を求める方には不向き

・あくまで効果は「抑毛・減毛」レベルとされており、確実に毛をなくしたいという方には向いていません。
・うぶ毛や白い毛には対応が難しく、一般的に日焼けした肌への施術はNGなど、向かない人もいます。
・まだ歴史が浅く、長期的な効果に対するデータが少ないです。
・毛周期に合わせて、次回施術まで一定期間を空ける必要があります。

4.脱毛完了までの回数や期間…約2年といわれますが、個人差あり

毛周期に合わせて、2か月に1回のペースで12回ほど通い、だいたい約2年で抑毛・減毛効果があると謳っているサロンが多いですが、部位や肌質、毛質により個人差があります。

5.こんな方におすすめ

・広範囲を手軽に脱毛したい方
・期間はかかってもいいから、安いほうがいい方
・抑毛・減毛レベルでも満足という方

 

【3】レーザー脱毛…医療機関でのみ施術が可能な「医療脱毛」


いわゆる「医療脱毛」と呼ばれるものは、この「レーザー脱毛」であることが多く、医療機関でのみ施術が可能な脱毛法です。
レーザー光が特定の色に吸収されるという特性を用いたもので、主にアレキサンドライトレーザーや、ダイオードレーザーというレーザーが用いられています。

1.脱毛のしかた…黒・茶に吸収される波長のレーザーを照射

黒色・または茶色に吸収される波長のレーザー光を照射することで脱毛します。
エステティックサロンや脱毛サロンで行われている「光脱毛(美容ライト脱毛)」と同様に毛を剃った状態で、光脱毛よりも出力が高い照射を行います。

2.長所…短時間・高い効果性・安心感

・一度に広範囲を短時間で脱毛できます。
・光脱毛よりも出力が強いため回数が少なく、脱毛効果も期待されます。
・医療機関で施術を受ける安心感があり、万が一何か問題が起きた場合にはその場で医師の診察を受けることができます。

3.短所…痛みを感じたり、肌への負担がかかることも

・出力が強いぶん、痛みを感じたり、肌への負担がかかる場合もあります。
・黒・茶に吸収されるレーザーを使用する性質上、うぶ毛や白い毛には対応が難しいです。
・レーザー脱毛も、光脱毛と同様に歴史が浅く、実は長期的な効果に対するデータはまだまだ少ないです。
・毛周期に合わせて次回施術まで一定期間を空ける必要があります。
・光脱毛に比べると価格帯は高めです。

4.脱毛完了までの回数や期間…個人差があります

体の場合、2~3か月に1回のペースで、5回~12回ほどのプランで提供しているケースが多いですが、部位や肌質、毛質により個人差があります。

5.こんな方におすすめ

・広範囲を短時間で脱毛したい方
・医療機関で施術を受けたい方
・体毛が濃い目の方

この3つがメジャーですが、近年では「蓄熱式脱毛」という、光脱毛やレーザー脱毛などのメラニン色素に反応させて行う脱毛とは違い、毛包内のバルジ領域に蓄熱させた熱を使用して行う脱毛方法も出てきているよう。こちらはまだまだ歴史が浅く、導入しているサロンやクリニックは少ないものの、光脱毛・レーザー脱毛では難しいうぶ毛や白い毛にも対応可能とも言われています。今後、さらなる実例データが待たれるところです。

 

それぞれの脱毛に特性があるため、一概に「どれがいい」となかなか言い切れないのが実際のところ。
あたたかくなって露出が増える季節になる前に脱毛をスタートしておきたい……という方は、それぞれの特徴を見極めて、あなたに合ったものを選んでみてくださいね。

取材協力/エステティックTBC https://www.tbc.co.jp
構成/後藤香織

 

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