それってセクハラじゃない? と思った日常の瞬間
もはや日常的に聞かれるようになった「セクハラ」。本来あってはならないことですよね。何気ない会話の中でも、男性側からの一言にひっそり傷ついた経験、ありませんか?
今回は女子100人に聞き取り調査をおこなった中で出てきた、「これってセクハラじゃない?」と感じた日常の瞬間をご紹介! 人によってセクハラの境界線は異なるので、どこまでならセーフか、どこからがアウトかジャッジしながらチェックしていきましょう!
◆女らしさを押し付けてくる
「飲み会の最中、聞いてもないのに『この中の女子全員付き合うのは無理』と言った挙句、自分の理想のタイプを語り始めた」(26歳 会社員)
煙草を吸っていると半笑いでごちゃごちゃ言ってくる(22歳 大学生)
「何様……?」という話ですよね。自分の価値観を世間一般の意見のように考えている姿勢自体がそもそも激ヤバ。勝手に人をジャッジすることは性別関係なくありえない行為ですが、性に絡めて打ち出してこられるとさらに発言の問題の重さが増します。こういう言動を繰り返していると、どんどん身の周りから女性がいなくなっていくと思うんですが、気づかないもんですかね……。
◆彼氏でもない人にメイクや顔、体型について言われる
「付き合ってもいない人から『リップ変えた? 前のほうがよかった』などと度々言われます。彼氏ならまだしも、ただの男友達からそんな指図されるいわれはない」(20歳 大学生)
「男友達から気軽に体型のことをいじられる。本人はおもしろいつもりかもしれないけど、みんな引いてる」(22歳 大学生)」
いい年の大人が相手との距離のはかり方を見誤っているパターン、非常にイタいです。自分が周りから軽蔑されるだけならまだしも、そこに他人を巻き込まないでほしいものですよね。職場の人だったりするといろいろやりづらいかもしれませんが、単なる友達なら周りと協力し合って距離をとってしまうのが吉です。難ありな言動が気になっているのはあなただけではないはず。
◆サラダを取り分けさせようとしてくる
「居酒屋に行って、サラダが出てきてときに『サラダ取り分けて女子力見せなくて大丈夫?』と言われました。価値観が終わってる」(21歳 大学生)
「飲み会で当然のように女子が料理を取り分けるのを待ってる」(23歳 フリーター)
その感覚で現代生きていける?? と不思議に思ってしまいますが、まだまだ根強くこういう人、いますよね。わざわざ「なぜしなくていいか」を説明する理由もないのでしませんが、仮に女性が取り分けることが当たり前と刷り込まれていたとしても、疑問を持ちそうなものですが……。
◆飲みの場で接触のあるゲームに誘ってくる
「飲み会で『ポッキーゲームしようよ』と言われました。本人は軽いノリなのかもしれないけど、恐かったです」(21歳 会社員)
「あわよくばなにかいやらしいことをしようとしてくる、王様ゲームの流れが本当に無理」(20歳 大学生)
これは論外! 普通にお話しながら楽しく飲む分にはいいけれど、下心が見え透くと一気に警戒モードになりますよね。法的にアウトなことを平気でやろうとする人って、相手を軽く見過ぎです。後から報いを受けることになるようなことは、最初からしないでほしいものです。
◆「彼氏できた?」と聞いてくる
「バイト先の上司に『彼氏できた?』と何度も聞かれます。できてもできなくても、あなたには関係ありません。」(19歳 課題学生)
バイト先の上司、それも一回りも二回りも歳の離れた上司に「彼氏できた?」としつこく聞かれると、「なんでそんなこと聞くの?」とイライラしてしまいますよね。しかもそんなプライベートなこと、聞かれたくない女性は多いはず。興味があるのかもしれませんが、相手の気持ちを考えて発言することは大切です。
ここまで様々な「セクハラ」を感じた日常の瞬間について見てきました。皆さんも共感できるエピソードがあったのではないでしょうか。あってはならない「セクハラ」。でもやってしまっている側が気付いていなければ改善されません。ひとりひとりの意識を変えていくと同時に、「セクハラ」を許さない環境を作っていく必要がありますね。(霧崎まい)