最近何かと話題になっているセクハラ問題。#MeToo運動など、セクシャルハラスメントに関する報道をよく見かけますよね。ということで今回は男女別にセクハラについての調査結果をご紹介。調査結果からは、男女でセクハラの境界線が違うことが判明しましたよ!
参考にしたのは、婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントの25~44歳の男女2,300人に実施した「婚活セクハラ」に関するアンケートです。
「恋愛対象として相手をみていても、こんなことをするとセクハラになってしまう」もしくは「このくらいのことならセクハラにはならない」など、そのガイドラインについて男女2,300人にジャッジしてもらいました!
■男性が思っているほどにセクハラ認定されない言葉は?
まずは、男性が思っているほどには、女性にとってセクハラではない言葉をご紹介。
「『おきれいですね』『イケメンですね』など顔についてコメントする」ことについて、「セクハラとは思わない」と回答したのは男性が58.1%、女性は71.4%と、その差は13.3ポイントでした。
また、「いきなり年齢を聞く」ことについても、「セクハラとは思わない」と答えたのは男性で33.3%、女性で44.1%。女性の方が10.8ポイント多くなっていました。
顔の見た目について褒める場合と、年齢について質問するときは、男性が思っているほど女性にとってセクハラとはならないようです。
ただし、ここで注意です。実は、「年齢を聞いて態度を変える」ことについては、49.5%の女性が「セクハラだと思う」と回答していたのです!
年齢を聞くことはOKでも、年齢によって態度を変えるのはNGになりますので気をつけましょう。
■絶対ダメ。男女共にセクハラと感じる行為
続いて、男女共にセクハラと感じるような行為をご紹介。これは相手のことが純粋な気持ちで好きでも、相手がイヤだと感じる可能性が高いので、やってはいけません。「好意があるから」と押し通そうとすればするほど、純粋がゆえにタチが悪いですよ……。
男女共にセクハラと感じるのは、「『短いスカートが似合ってますね』『そういう胸元があいてる服好きなんです』など服装についてコメントする」行為でした。これを「セクハラだと思う」男性は53.9%、女性は62.6%という結果に。男性、女性のいずれもセクハラだと感じるようです。
また、「『ぽっちゃり系ですよね』『足がきれいですね』など体型についてコメントする」ことについても、男性の49.2%、女性の47.8%が「セクハラだと思う」と答えています。先ほどの服装についてもそうですが、相手の体型にかかわる会話は、たとえ婚活などの恋愛に発展する場でも避けた方が無難なようです!
この他には、男女共に6割の人が「相手の髪や頭に触れる」と「相手の肩や手などに身体に触れる」行為をセクハラ認定していました。
とにかく、恋愛関係になる前は勘違いしないで、触らない。これを徹底してほしいものですね。
■男女で意見が分かれがち! セクハラの境界線はここです
最後に、女性の多くがセクハラと感じているにも関わらず、一部の男性にとっては「セクハラだとは思わない」行為についてご紹介します。
「終電が気になる深夜の時間帯までデートを引っ張る」について、女性は59.7%の人がセクハラと感じている一方、男性の中の19.5%の人はセクハラではないと思っていることが分かりました!
また、この他にも同様に「付き合っていないのに自宅に誘う」「まだ付き合っていないのに恋人のように振る舞う」行為にセクハラと感じている女性は多いのに、男性はセクハラとは思っていない、という結果となりました。
さらに、最も男女でセクハラの意識の違いがでる言葉は「初対面で最寄り駅や住んでいるところを聞く」でした!
とくに婚活などの、友達や職場などの日常的なコミュニティ以外の人からの、個人情報が特定できる質問にはセクハラというか、恐怖を感じる女性も少なからずいるようです。ここは特に、もっと仲良くなってから、聞いてみるのが良いのかもしれないですね。
さて、男女別でセクハラ認定するポイントを見てきましたが、いかがだったでしょうか。相手に好意があるからこその質問や行動が、セクハラ認定されてしまうことも多くあるようなので、どこまで大丈夫か確認し、できれば自分が答えてから、聞いてみるなど、聞き方にも工夫をしてみると良いかもしれないですね。(かすみ まりな)
情報提供元:株式会社パートナーエージェント/「婚活セクハラ」に関するアンケート調査
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