春は花粉・空気汚染・ウイルス…と敵がたくさん! 体作りの根本は食事!
みなさん、うがい・手洗いをしっかりしていることと思いますが、日々の習慣にしていても、花粉・空気汚染・ウイルス…と、闘わねばならない敵はたくさん! さまざまな対策があるけれど、体の根本をつくる食事は最重要事項です。免疫力アップのために、食べたほうがいい食品・避けたほうがいい食品を、管理栄養士・堀 知佐子さんがアドバイスします。
1.日光に当たってビタミンDを補給せよ!
4月とはいえまだ寒い日もある一方で、紫外線も気になり始めるとき。体調をくずしたり、風邪をひくのは、「免疫力に関わるビタミンDの低下によります」と管理栄養士であり食生活アドバイザーの堀 知佐子さん。人は「日光に当たる」ことと「食べ物」の両方からビタミンDを補充しているけれど、実際は太陽から得るビタミンDのほうが多いのだそう。肌に直接日光が当たることで、ビタミンDが腎臓でつくられるのだそうです。
けれど、紫外線対策を厳重にしすぎたり、室内にばかりいると、紫外線に当たることがなくビタミンD不足に。気分転換に散歩をしたり、窓を開けて空を眺めたりすることは、ビタミンDを体内でつくり、ひいては免疫力アップになるのです。
また、食事からビタミンDをとる場合は、魚介類や卵黄、きのこ、きくらげがおすすめとのこと。さらにサケやサバ、マグロなど脂ののった魚、牛のレバーやチーズにも含まれるそうなので、食材選びの参考にしてくださいね。
2、腸活でウイルスや外敵から自分を守る!
病原菌やウイルスから体を守る仕組みが免疫。「免疫細胞の70%は腸でつくられている」(管理栄養士・堀 知佐子さん)ので、日々の食事がどれほど大事なことか、想像がつきますね。
免疫細胞をつくっている腸の環境を整えることは、現代人が生きていくうえでの大事な手段。腸内細菌のエサである穀類や野菜類・豆類・果物類などの植物性食品や発酵食品は、毎日とりたいもの。悪玉菌を増やすという肉の脂肪、過剰なたんぱく質摂取は、避けたたほうがいいもの。
さらに、ネギやニラ、ショウガなどを献立に加えて、体温アップを心がければ、免疫力強化にもつながります。体温が下がると、ウイルスに抵抗する力が落ちてしまうので、食事による温活は大事!といえそうですね。
免疫力をアップして体調をくずしやすい季節の変わり目も、元気にヘルシーにすごしたいものですね!
情報提供元/ワコール