もしも美月が編集長だったら、どんな本をつくりたい!?
CanCamモデルきっての「妄想好き」である山下美月の頭の中をのぞき見しちゃう短期連載。今月は、もしも編集長だったら!? というお題のもと、美月の作りたい本や気になるモノゴトを聞いてみました。表現者としてぐんぐん成長中の美月の妄想トークにお付き合いください♪
─1st写真集が大好評ですが、もしも編集者だったらどんな本を作りたい?
カルチャーっぽい写真集が気になります。ひとりだけを撮った写真集も素敵だけど、例えば、いろんな女のコのポニーテールしか写っていない写真集とか、一部分にフォーカスした写真集もかわいいなって思っていて。ちょっとマニアックかもしれないですけど(笑)。
あと、女のコのアップがたくさんの写真集もいいですよね。まつげの繊細さとか二重の幅、眉毛の生え方とか小ジワの入り方、唇や小鼻の形、みんなひとりずつ違うじゃないですか。違うけれど、それぞれみんなかわいいんだということが伝わる写真集があったら楽しいな。
自分がコンプレックスに思っていることも、他人から見たらチャーミングに見えることもあると思うんです。例えば、私は口が小さいのがコンプレックスなので、笑った顔が苦手。でも、ファンのみなさんの中には、「私の口が好き」とか、「くしゃっとした笑顔がいい」って言ってくださる方もいて。写真って、ありのままを写すものだけど、コンプレックスも個性として魅力的に表現できるところが素敵だなって思う。そんな写真集を編集長だったら作ってみたいです(笑)。
─その写真集を作る山下編集長はどんな生活?
…きっと頭が爆発しちゃいます(笑)。私、普段からいろんなことを考えて、それが煮えたぎりすぎちゃって、よくわからなくなっちゃうことがあって。だから、編集長なんてなったら、考えることがたくさんありすぎて、頭が爆発しそうです! 爆発しないようにリフレッシュが大事だと思うので、一日仕事をバリバリと頑張って、夜は散歩したり外食をしてリフレッシュする生活を送るんじゃないかな。
─そういう妄想はどこから生まれてくるの?
私はよくいろんな街を散歩するんですけど、そこで興味がなくても新しいお店に入って、いろんなものを見るんです。私から見たら「この値段でこれは買わないな」って思うものも、誰かにとってはすごくお買い得だったり、貴重だったりするのかもしれない。いろんな人の価値観や世界観を想像するのが楽しいんです。だから、自分が触れたことのないものにいっぱい触れるようにしています。
─モデルの仕事も美月の妄想力に影響してる?
はい。まさか自分がCanCamモデルになるなんて想像もしなかったので、ファッションやメイクの勉強になっています。CanCamに入った当時は大人っぽくて服もメイクも私には似合わないんじゃないかと心配でした。でも、実際に撮影をさせていただいて、プロってすごいなって。ヘアメイクさんやスタイリストさんの細かいポイントひとつひとつが勉強になりました。現場で仕上げていただくと、今まで自分には見えてこなかったものが見えて、普段からここ気をつけようとか、こういう色もいいんだとか、新しい自分を知れるのがうれしくて。
あと、おしゃれは楽しむ気持ちが大切ということも学びました。ファッション誌って、そういう気持ちを後押ししてくれるものだと思うので、モデルとしておしゃれのワクワク感を伝えられたらいいなって思います。
─美月はいろんな現場を見ていると思うけれど、他に気になるお仕事はある?
今回の自分の写真集で、プロモーションを頑張ろうって思っていたので、宣伝のお仕事が気になります。どれだけいいものを作ったとしても、ちゃんと宣伝しないと多くの人に伝わらないんじゃないかなと思っていて。今って、SNSもあるし、いろんな媒体もあるし、それを組み合わせていくのって難しいと思うんですけど、自分の好きな作品や人の魅力を発信していく場所を作れるお仕事って素敵だなと思います。
─向いてそう!
ええ⁉ …でも、自分のことじゃないと頑張れないかもしれない(笑)。
─歌詞を書いたりとか、写真を撮ったりとか、何か新しい表現をしたいという気持ちは?
表現というか、SNSで食べ物の写真をアップしている方っているじゃないですか。私も食べるのが大好きなので、グルメ系インフルエンサーになってみたいです(笑)。SNSのグルメ写真ってすごくおいしそうだし、自分がおいしいと思ったお店を応援できるのって楽しそう。がっつり系のお肉とか、お寿司とかのお店をたくさんアップしたいです(笑)。
─モノづくりに共通する楽しさって?
私は、妄想好きなので、どうしたらみなさんが楽しんでくれるか、喜んでくれるかを毎日考えていて。難しいこともいっぱいあるんですけど、それがちゃんとみなさんに響いたなって実感が湧いたときに、頑張ってよかったって思えます。自分が信じてきたものが、
偽物じゃなかったって思えた瞬間がうれしいんです。でもそれってルールがあるわけじゃないので、やっぱりセンスなのかな。だから、たくさん妄想しながら、これからもそういうセンスを磨いていきたい。今のお仕事は、大変な部分もたくさんあるけれど、慎重に丁寧に自分がいいと思ったものをこうやって発信できるのは、幸せなことだと思います。
◆使用した商品は全て、本体(税込)価格です。