令和の若者にはわからない？いにしえの若者言葉「アベック」って意味知ってますか？
例えば最新のものでは寝坊したときに使う「絶起」、悲しさを表現するときに使う「ぴえん」。常に新しい若者言葉が誕生しています。しかし、若者言葉は下の世代には受け継がれずに廃れてしまったものもたくさんあるので、上の世代の人が何気なく口にしたいにしえの若者言葉の意味がわからず「？」となってしまうことも。
そこで今回は、中高生・大学生には「何それ？」、少しお姉さん・お兄さんの世代は「懐かしい！」と感じるような若者言葉をご紹介！ 早速チェックしていきましょう。
「アベック」。映画か漫画の主人公の名前？といった印象の人もいるかと思いますが、違います！
人名など特定の何かを示すのではないんです。アベックと同じ意味の言葉は、みなさん絶対に耳にしたことがあるはず！
それではヒント。アベックはこんな感じで使います。
①「喫茶店に行ったら、隣の席のアベックが…」
②「アベックで賑わうデートスポット」
こんな感じ。ピンときた人もいるかもしれませんが、もう少しヒントいきましょう！
「アベック」という言葉の由来をたどると、「和製フランス語」といった感じになるようです。というのも、フランス語の「avec」がもととされているんですが、これは英語でいう「with」と同じ意味！ 「～と一緒に」という前置詞なんです。フランスでは単体で使われない言葉なんですね。
そろそろわかってきたのではないでしょうか？ 正解はこちら！
アベックとは「男女のふたり連れ」という意味なんです。今でいう「カップル」が1番近いですね。語源である「avec」には男女や恋愛関係という含意はありませんが、日本に伝わったときにこういった意味付けがなされたそう。もちろん、男女に限らずいろんな形のアベックがいますよね。現代そういったふたりをわざわざ「カップル」でなく「アベック」と呼ぶかどうかは別として……。
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