「髪」にまつわる悩みって、本当に尽きないものです。
たとえば、きちんとヘアケアしているはずなのに髪がパサつく。白髪が増えた。寝ぐせがひどい……そんな「あるある」な悩み、誰もがひとつは持っているものです。
そんな方のために、『美的』2016年12月号から、ヘアケアにまつわる正しい知識をご紹介します。
【1】「髪のパサつき」、どうすればいい?
「整えてきちんと乾かす」ことで、パサつきは起きません。ドライヤーをするときは、まず根元をしっかり乾かしましょう。そのあと、毛先に向かって毛流れを整えながら全体をドライすると、パサつきを防ぐことができます。
また、濡れている状態の髪は乾いた髪よりダメージを受けやすいので、お風呂からあがったらすぐに乾かしましょう。「髪が濡れたまま寝る」は厳禁です!
【2】「朝シャン」と「夜シャン」って、どっちがいいの?
断然「夜にシャンプー」です。夜にシャンプーをすると、就寝中に頭皮から皮脂が分泌されて、、頭皮を保護する皮脂膜を作ってくれます。しかし、朝シャンの場合は、シャンプー後再度皮脂膜が作られる余地なく外出することになるため、外気や紫外線に直接さらされてしまうことに……ご注意を。
【3】「白髪は抜くと増える」って、本当?
確実な根拠はありませんが、可能性は大です。髪を抜くことで地肌が傷つき、白髪が増えてしまう可能性はあります。また、成長期の毛を無理に抜くと、毛包細胞を傷つけ、後から生えてくる新毛の成長に悪影響を及ぼしてしまうことも……。
白髪が気になるなら「抜く」ではなく「カット」しましょう。
【4】毎日シャンプーしないほうがいいって、本当?
その通りです。実は、頭皮の汚れは38℃のお湯で約9割落ちます。洗浄力の高いシャンプーを使って毎日洗うと、頭皮や髪には刺激が強すぎることも……。シャンプーは2~3日おきくらいにするくらいでじゅうぶん、と、美髪アドバイザーも語ります。
【5】寝坊した! 寝ぐせがひどい! すぐに直すには?
なぜか「寝坊した日の寝ぐせ率」って相当高いのではないでしょうか。急ぎで寝ぐせを直したいときは、まずは水で濡らしたクシで、寝ぐせがついた部分をとかして少し髪を湿らせましょう。そして、髪を押さえながらドライヤーの風を上から当ててドライします。部分的な寝ぐせなら、この方法で3分で直ります!
「髪は顔の額縁」とも言われるように、美しい髪であると、美人度も一気に底上げされるもの。その逆に、いくらメイクで顔を完璧に仕上げても、髪が残念だと一気に残念な印象に……。
正しいヘアケアをして、美人印象を一気に上げていきましょう!(後藤香織)
★詳しくは『美的』2016年12月号(小学館)に掲載
【あわせて読みたい】
※シャンプー前にトリートメント!?美髪が即、復活!とウワサの「リバースケア」とは