焼肉、映画館、ラーメン…「おひとりさま」経験済ランキング発表！
近年強まってきている「おひとりさま」傾向。カフェやファストフード店など、その姿を目にすることはもはや日常的になってきました。自分の好きなように時間を使えたり、自分のしたいことだけをしたり……。誰にも邪魔されずに好きなことに時間を注ぐって最高ですよね。
今回は株式会社インテージが全国20～69歳の男女を対象に行った「おひとりさま」ですること・しないことをご紹介！ 「おひとりさま」のことって、気になることがあっても周りの人がどうしているのかわからなかったり、友達にわざわざ聞くのもなんだかな……となかなか知るチャンスがなかったりしませんか？ そんな、「おひとりさま」についてみんなの情報が知れるめったにないチャンス！ ぜひ読んでみてください♪
◆どこまで「おひとりさま」してる？
「おひとりさま」をしたことがある場所として人気が高いのは「ファストフード」「カフェ」「ラーメン屋」「映画館」で、それぞれ約半数の人が「おひとりさま」を経験しています。
ファストフードやカフェは勉強や作業をする人が多かったり、ラーメン屋はカウンター席など、ひとりでも過ごしやすいイメージがありますよね。それに対して「ディズニーランド」や「ボウリング」などの友達とはしゃぐイメージの強い場所や、高級レストランなど誰かと大切なときを過ごすイメージの強い場所では、まだまだ「おひとりさま」では楽しみにくい……と考える方が多いようです。たしかに、周りの人たちが大人数で盛り上がっている中、ひとりでいると寂しくなったり、場合によっては周りから注目を浴びたり……。「おひとりさま」って楽だけど、肩身が狭い……そんなジレンマに悩まされる人って結構多いのではないでしょうか。
◆男女でこんなに違う!?おひとりさまの楽しみ方
「したことがあるおひとりさま」を男女別に見てみると、かなり興味深い結果になっています。
みんながしたことある「ひとり○○」ランキング
【男性】
1位 ラーメン屋 67.0％
2位 ファストフード 61.8％
3位 カフェ 52.2％
4位 映画館 44.6％
5位 ファミリーレストラン 39.6％
【女性】
1位 ファストフード 62.0％
2位 カフェ 60.4％
3位 映画館 46.2％
4位 ファミリーレストラン 37.1％
5位 スイーツ店のイートイン 34.1％
【1】男性のほうが「おひとりさま」傾向が強い
「ひとり○○」をしたことがある場所上位15位の結果を男女別に比較したところ、全体的に男性のほうが女性よりも「おひとりさま」を楽しんでいるようです。男性のほうが女性より10％以上おひとりさま経験がある場所を見ていくと、ラーメン屋、寿司屋のカウンター席、居酒屋や焼き肉店というように飲食店が多い結果となりました。
女性は小・中学生のころに友達と一緒にお手洗いに行くように、友達と一緒に行動することを好む傾向が強く、またひとりで出かけることに不安を感じる人もまだまだいるようです。確かに、ひとりで歩いていて知らない人に声をかけられたりしたら、心細くなってしまいますよね。とはいえ、最近ではそうした方に向けて、女性が「おひとりさま」でも過ごしやすような内装だったり、サービスに力をいれるお店もどんどん増えてきています。
【2】男女差が大きいのは「ラーメン」「スイーツ」
「ひとり○○」をしたことがある場所上位15位の結果を男女別に比較した中で、もっとも男女差が大きかったのはラーメン屋。７割近くの男性が「おひとりさま」を経験しており「したことがあるおひとりさま」ランキング1位だったのに対し、女性はわずか3割程度しか経験をしたことがなく、6位という結果になりました。
女性がひとりでラーメン屋などに入りにくい理由としては、以下のような意見が。
「ラーメン屋や牛丼屋のように狭いのに座席が多いお店が苦手」
「女ひとりで入ると（客が）一斉にこっちを見るので辛い」
「ガテン系の男性ばかりのようなお店は入りにくい」
確かに、女性の場合は隣の人との距離感の狭いカウンター席で密集しながらご飯を食べるというのはあまり馴染みがなく、抵抗感を感じる方も多いかもしれませんね。たとえ食べたいものがあっても見られながら食べるのは恥ずかしい……確かにこれには誰もが共感できるのではないでしょうか。ラーメン屋などでは女性のおひとりさま客が少ないので、したくても自然と人目を集めてしまうのが、さらに女性のひとりラーメンの敷居を高くしているのかもしれません。
一方で男性にとって敷居が高いのは「ひとりスイーツ店でのイートイン」。女性のおひとりさま経験者は34.1％なのに対し、男性は11.9％。20代男性は経験者2割と、まだ経験者がいる中、40代以上男性は1割未満でした。たしかに、スイーツ店は女性客がほとんどなイメージがありますよね。内装なども可愛らしかったり、女の子受けするような造りのお店も多いので、男性にとって敷居が高いのは納得できます。
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◆「周りと違う」が「おひとりさま」の壁
「ラーメン屋」や「スイーツ店」など男女で「おひとりさま」のしやすさに圧倒的な差がありました。「ラーメン屋」でも「スイーツ店」でも元々異性の客が多くて入りにくいという点が大きいように思えます。「ディズニーランド」や「ボウリング」などでもそうですが、もともと日本人は人に合わせる行動をとる人が多いため、過ごし方なり性別なり、周りの人たちと自分のギャップが大きいとどうしても肩身の狭さを感じてしまいますよね。
しかし、近年では例えば「スイーツ男子」というように、男の子でもスイーツを食べるというイメージが浸透し始めていたり、ラーメンが好きな女の子のための「ラーメン女子博」というものが開催されるなど、従来の「ラーメン＝男性」「スイーツ＝女子」のようなイメージを覆すようなものもあります。「ひとり○○」とその行為自体が世の中に広まったり、性別によるイメージが覆る動きがどんどん広まれば、今後さらに「おひとりさま」の幅は広くなりそうです。（山口彩楓）
情報提供元：株式会社インテージ
