イベントのために恋人を作るのはもうダサい?今年のクリスマスの過ごし方【恋人がいない人編】

今年のクリスマスの過ごし方【恋人がいない人編】


昔から何となく「クリスマス=恋人と過ごす」というイメージがありますよね。しかし最近は、恋人よりも家族や友人と過ごしたいと考えている人やクリぼっちを楽しむ人も増えている感じがします。また、今年はコロナ禍ということもあり、クリスマスに対する意識も変わってきているかもしれません。

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そこで今回は、株式会社ネクストレベルが30歳以下の独身男女284人を対象に行ったアンケートを元に「恋人がいない人の今年のクリスマスの過ごし方」についてご紹介します。さっそく見ていきましょう!

 

恋人なしの方が多いことが判明


まず始めに「現在付き合っている特定の恋人はいますか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

現在恋人がいますか?

「恋人がいる」と回答したのは男性約43%女性47%でした。女性の方が少し割合が高いものの、男女ともに現在恋人がいない人の方が多いことが分かりました。

ではいよいよ本題です。恋人がいない人達はどのようにクリスマスを過ごすのでしょうか? 次を見てみましょう。

 

男性は「1人で」、女性は「家族と」


現在恋人がいる人は半数に満たない結果となりました。次は「恋人がいない」と回答した人に「今年のクリスマスはどう過ごす?」と聞いてみました。結果はこちら!

今年のクリスマスはどう過ごす?恋人がいない人

 

男性「まだ決めていない」約28%1位、続いて「誰とも会わず1人で過ごす」が2位という結果になりました。やはりコロナ禍ということもあり、まだ決めかねている人が多いようです。友人と外食などをするのか、お家でゆっくり過ごすのか、判断がなかなか難しい状況ですよね…。また、女性よりも「1人で過ごす」の割合が高いことから、クリスマスだからといって誰かと過ごす必要性はないと考えている男性が多いと言えそうです。
一方、女性は「家族と過ごす」が約39%1位という結果に。続いて2位「誰とも会わず1人で過ごす」でした。男性に比べて家族と過ごす予定の人がかなり多いようです。女性の方が、1人よりは誰かと過ごしたいと思っている人が多いとも言えそうです。

割合に差はあるものの、男女ともに1人、または家族と過ごす人が多く、友人や仲間で集まると決めている人は少ないということも分かりました。これはコロナ禍であることも影響していると言えそうですね。

 

また、具体的な過ごし方を聞いてみたところ、以下のような声が寄せられました。いくつかご紹介します。

「こういう日こそ喧騒から離れて1人で過ごしたい。(29歳男性)」 

「街中に行くとカップルや家族連ればかりで気が滅入るから1人で過ごす。(30歳男性)」 

「仕事なので、家に帰ってのんびり1人でケーキやお酒を楽しむ予定です。(23歳女性)」

「友達と過ごすことも考えましたが、コロナがあるのでお家で家族と料理を楽しみながら過ごします。(27歳女性)」 

恋人がいない人の中には、カップルが目に付かないようあえて1人で過ごしたいという意見もありました。また、仕事があるため過ごし方を考えることがないという人や、仕事が終わってからお家でクリスマスらしいご飯を楽しむ人もいるようです。そして、やはりコロナの影響を考えて家族と楽しむという人も。今年は例年以上に家族クリスマスが増えそうですね♪

 男性の方が「クリスマスに向けて恋人がほしい」


恋人がいない人達のクリスマスの過ごし方が見えてきたところで、次は「クリスマスに向けて、恋人が欲しい? 」と聞いてみました。結果はこちら!

クリスマスに向けて恋人が欲しい?

「とてもそう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した人は、男性54%女性41.3%でした。逆に「どちらかといえばそう思わない」「まったく思わない」を足した割合は、男性44.7%女性58.8%という結果に。

半々ぐらいの結果になりましたね。意外にも、クリスマスに恋人を求めている人はそれほど多くないことが分かりました。ですが、女性よりも男性の方が「恋人が欲しい」と思っている人が12.7%も多い…! 前の質問で「1人過ごす」と回答した人は男性の方が多い結果になっていましたが、本心では恋人が欲しいと思っている人も多いと言えそうです。

ちなみに、クリスマスに向けて恋人が欲しいとは思わない人に、その理由も聞いてみました。いくつかご紹介します。

 

「今からクリスマスに向けて彼女を作るのは難しいし、はたから見てかわいそうなイタイ奴に映りそうだから。(25歳男性)」

「クリスマスは恋人と過ごしたいという考えがないから。また、恋人がいるとプレゼントやデートなどでお金が必要になるから。(30歳男性) 」

「昔は欲しいと思っていたが今はそれほどでもない。それに昔ほどクリスマスが重要ではない。(30歳男性)」

「クリスマスのためだけに恋人が欲しいなんて思わないしダサい気がするからです。(19歳女性)」

「恋人がいない場合、イベントのために無理に作ろうとは思わない。(23歳女性)

 

「そもそも恋人が欲しくない」「お金がかかるのが嫌」などの意見以外に「クリスマスに恋人を作りたい」という考え方そのものがダサい、イタいと感じている人も一定数いることが判明! 本当に好きな人に出会うタイミングはそれぞれなので、イベントのために無理して作る必要性はないですよね。「クリスマス=恋人」という考え方は少しずつ薄れてきているように感じました。

 

クリスマスだから恋人が欲しいと思う人はそれほど多くないことが分かりました。次は「クリぼっち」について見てみましょう。

 

「クリぼっちは絶対にイヤ」はわずか1割


1人で過ごすという人やイベントのために恋人を作ろうとは思わない人も多いことが見えてきました。では、近年よく耳にするクリスマスを1人で過ごすことを意味する「クリぼっち」についてどのように思っている人が多いのでしょうか? 以下の結果を見てみましょう。

 

クリぼっちをどう思う?

男女と恋人の有無でそれぞれ分けてみたところ、男女とも恋人がいる人「絶対にイヤ」12%強となりました。逆に、恋人がいない人は男女ともわずか1.3%とクリぼっちでも平気な人が多いようです。

一方「1人でOK、全然気にしない」と回答した人は、恋人なしの女性でなんと72.5%という結果に。男性と比較すると、女性の方が「クリスマスを1人で過ごす」ことに抵抗感がないことが分かりました。

 

続いて「クリぼっち」についてそれぞれの意見を聞いてみました。いくつかご紹介します。

 

■「絶対にイヤ! 誰かを探す」という人の意見

「この歳で毎年寂しい人だなと思われたくない。(28歳男性)」

「SNSとかを見ちゃうと虚しくなるので誰かとは過ごす。(23歳女性)」

 

クリぼっちがイヤな人は、周囲やSNSなど他人の目を気にしている人が多いようです。確かに、ロマンチックなクリスマスを過ごしている人の様子をSNSで見ると寂しい気持ちになってしまうことはありますよね…。ただ、一緒に過ごす相手は必ずしも恋人である必要はなく、1人でなければ友人や家族でも問題ないという人も多くいました。誰かと一緒ということに安心感・満足感を抱く人も少なからずいるようです。

 

■「寂しいけど仕方ない」という人の意見

「10代の時はクリぼっちに抵抗があったが、30歳になりイベントのために恋人を作るほど若くなくなったから。(30歳男性)」

「1人だったらもう仕方がないと割り切るしかない。友達も相手のいる人だったら、自分の寂しさのために会ってもらうのも悪いと思う。(29歳女性)」

 

仕方ない派の人は、自分の寂しさを他の人で埋めることに抵抗を感じるようです。「クリスマスに1人は寂しい」という感覚はあるものの、現実を受け止めて割り切れるのは年齢的にも30歳に近い人が多い印象でした。年齢を重ねると、周りに気を遣う気持ちが大きくなりやすくなることも関係していそうです。

■「1人でOK、気にしない」という人の意見

「イベント事に興味が無く、どんなときでも1人でいるのが好きだから。そもそもクリスマスに恋人などと過ごさなければいけない理由がまったく分からないから。(25歳男性)」

「今は簡単にオンラインでも人と繋がれる中で、あえてクリぼっちを選んでいると思うから。(28歳女性)」

 

気にしない派の人は、そもそも1人でいることを楽しめる人が多いようです。「気にしない」のではなく、「1人でいる方が好きだから1人でいる」という方が近いのかも知れません。最近は1人○○のジャンルも増えているので、 ソロで自由に過ごすのもいいですよね♪

 

それぞれに様々な理由があることが見えてきたところで、最後に「クリぼっち対策」について見てみましょう。

 

「クリぼっち対策」は何もしない!


クリぼっちに関して絶対にイヤと思っている人もいれば、仕方ないと割り切っている人、そもそも1人が好きという人など、人によって様々な考えがあることが見えてきました。では、最後に「クリぼっち対策」について見てみましょう。「クリぼっちが嫌で、取ったことがある行動は? 」と聞いてみました。結果はこちら。

 

クリぼっちが嫌で取ったことがある行動は?

男女ともに「何もしたことはない」約39%で断トツに多い結果に。最近の若者にとって、クリぼっちはそれほどネガティブな状態ではないことが見えてきますね。

「出会いを探した」「期間限定で相手を作った」は、合わせてもわずか11%です。また、1人で過ごしたくない場合は、友人や家族とパーティを行ったり、イベントに参加するなど自分の楽しみを恋人以外に見つけているようです。ここからもクリスマス=恋人という考えが薄くなってきていることが言えそうです。
 

ちなみに、恋人と2人きりで過ごす以外でクリぼっちを回避するために何かしらの行動をした人に、どんなことをしたかを聞いてみました。いくつかご紹介します。

 

「幸せなクリスマスというものを経験したく彼女を作ったことがあったが、クリスマスを彼女と過ごした数日後、ふられてしまった。(29歳男性)」

「恋人を作るのは無理そうだったので、クリぼっち同士で集まって飲み明かした。(30歳男性)」

「友達はみんな彼女と過ごすため、自分は仕事で紛らわそうと思いました。(30歳男性)」

「できればクリスマスまでに好みの男性を見つけたかったので、彼氏のいる友人にその友達を紹介してもらったり合コンに参加した。(28歳女性)」

「クリスマスに仕事をするのは少し寂しいので、希望休を取って友達とパーティをすることにしています。(22歳女性)」

 

実際に恋人を作ったり、合コンに参加したという人もいるようです。クリぼっちを回避したい人同士で集まったという声も。また、あえて仕事を入れたという人もおり、何とかして予定を作った人も少なからずいることが分かりました。

 

以上「恋人がいない人の今年のクリスマスの過ごし方」について紹介しました。男女ともに1人で過ごす人や家族と過ごす人が多いようです。今年はコロナ禍ということもあると思いますが、クリぼっちに対する抵抗感が薄れてきているように感じる結果も多く見られました。それぞれのクリスマスが素敵な思い出になるといいですね♡(澤夏花)

情報提供元/株式会社ネクストレベル