わかる…。ひとり暮らしの“つらい瞬間”と上手な乗り越え方、どうしてますか?

自由で楽しそうなイメージの一人暮らし。でも、その裏で「しんどいな…」と感じることってありませんか?

一人暮らしを始めてから、想像以上に大変なことや、つらいと感じる瞬間に直面すること、ありますよね。そんな一人暮らしのリアルな声を集めた調査結果を深掘り!

ビズヒッツが一人暮らし経験者500人(女性343人/男性157人)を対象に実施された調査結果を基に、一人暮らし経験者がつらいと感じる共通点や、より快適な毎日を送るヒントを探してみませんか?

約8割が「つらい」と感じた経験あり!

調査によると、「一人暮らしがつらいと感じることがある(たまにある)」と回答した人は、なんと全体の76.8%にものぼります。「よくある(13.0%)」と「たまにある(63.8%)」を合わせると、ほとんどの人が何らかの形で一人暮らしのつらさを感じていることがわかる結果に。私も「たまにある」派ですが、この数字を見るとみんなそうなんだ、とホッとしますよね。一人暮らしのつらさは、決して特別な感情ではないことが伺えます。

一人暮らしで「つらい」と感じる瞬間トップ5

一体どんな時に「つらい」と感じるのでしょうか?ランキング形式で見ていきましょう。

体調が悪いとき(45.4%)
インフルエンザで動けないのに、食料も薬もない…なんて状況、しんどすぎますよね。高熱でフラフラしながら自分でどうにかするしかない。看病してくれる人がいない、ご飯を作ってくれる人がいない、そんな心細さが最もつらいと感じる要因のようです。

話し相手がいないとき(13.4%)
一日の終わりに「今日あったこと話したいな」「愚痴を聞いてほしいな」と思っても、誰もいない部屋で壁と話すしか…なんて経験、ありませんか?私もあります!たまにテレビに返答して話しかけている自分に気づくと、ちょっと切なくなりますよね。気軽に話せる相手がいないということが、さらに孤独感をひきたてて辛さの要因になっているのかも。

家事をするとき(9.8%)
仕事で疲れて帰ってきてからのご飯作りや洗濯、お風呂掃除…本当にしんどい!誰か代わりにやってくれないかなと何度思ったことか。一人暮らしだと、どんなに疲れていても、家事はすべて自分の責任。代わりがいないという状況が、精神的な負担になるようです。「お弁当を作るとき、とてもめんどくさくてつらい(20代 男性)」といったアンケートの声も。なんでも一人分って結構めんどくさいんです。

家事が溜まっているとき(7.4%)
仕事が忙しくて洗濯物が山になり、洗い物がシンクに溜まっていくのを見ると、さらに気分が落ち込みますよね。冷蔵庫が空っぽでも、疲れで買い出しに行く気力が出ない…そんなループに陥りやすいのも一人暮らしの悩みです。

帰宅した瞬間(4.6%)
真っ暗な部屋に帰宅した時のあの静寂…特に冬の寒い日は、電気をつけても温もりが感じられず、余計に寂しさを感じます。帰ってきて出迎えがないことに「部屋が真っ暗で、帰宅したときに寂しさをとても感じる。寒い部屋がとくに(20代 女性)」「夜遅く帰宅したときに、お風呂が沸いていないこと(60代以上 男性)」というつらさを感じる声が多く寄せられました。

つらいと感じやすいタイミングは「帰宅直後」が最多!リアルな声は?

●帰宅直後(27.2%)

「仕事や遊びから帰宅した直後」

やはり、外での賑やかさから一転、無音の部屋に入った瞬間にふと寂しさを感じる方は多いようです。私も、友人と会った帰り道は楽しかった気分が少し寂しさに変わる、なんて経験があります。

●夜(12.8%)※別項目:平日の夜(10.8%)、休日の夜(7.0%)

 「夜、一人で家にいるとき。暗く静かな時間帯に孤独感が強まるため」

「平日深夜。誰にも助けを求められないので」

 日が沈み、一人でいる時間が長くなる夜は、特に孤独感が募る時間帯。静かな空間にいると、ついネガティブなことを考えてしまうこともありますよね。

●休日(11.4%)

「仕事がお休みの週末。天気がいいときなどどこか出かけたいときに、誰かがいると気合も入るけど、一人だとずるずると時間が過ぎていく」

「休日の夕方。誰とも話さずにまた月曜日を迎えると、結構悲しい」

せっかくの休日や連休なのに、誰とも会う予定がないと、寂しさや焦りを感じることも。周りの楽しそうな声が聞こえてきたり、SNSで友人の投稿を見たりすると、さらに気分が落ち込む…なんて経験、ありませんか? 誰かと一緒なら頑張れることも、一人だとつい億劫になってしまう気持ち、わかります。

つらい時の対処法、みんなはどうしてる?

そんな一人暮らしの「つらい」に直面したとき、みんなはどう乗り越えているのでしょうか?ランキング形式でご紹介します!他の人の対処法がヒントになるかも…。

1位:親しい人に連絡をする

やはり人との繋がりが一番!体調が悪い時に家族や友人に助けを求めたり、恋人に電話して話を聞いてもらったり…誰かに話すことで、気持ちがスッキリしたり、孤独感が和らいだりしますよね。

2位:とにかく寝る

もう何も考えたくない時は、とにかく寝るに限りますよね。心身を回復させるだけでなく、ネガティブな思考を断ち切る効果もあるので、疲れているときはとにかく寝るのみ!

3位:動画を見る

無音の空間がつらい時に、動画を流すのは最高の対処法! 面白い動画に没頭したり、感動する動画を見て元気をもらったり…。

4位:外出する

気分転換に外に出るのは大切ですよね。カフェでのんびりしたり、散歩したり、人のいる場所に出かけることで、孤独感が和らぐという声も。

5位:趣味を楽しむ

一人暮らしの特権とも言えるのが、誰にも邪魔されずに趣味に没頭できる時間! つらい時は大好きな趣味に没頭して、気分を上げていきましょ♪

6位:テレビをつける

手軽に部屋に人の気配を作り出せるテレビは、無音の空間が苦手な人には強い味方。

7位:SNSを見る

リアルタイムで他者の存在を感じられるSNSは、共感できる投稿を見つけたり、誰かと繋がったりすることで孤独感を軽減してくれることがあります。推しの投稿を見て元気をもらったり、コメントしてみたり。

8位:音楽を聴く

気分を落ち着けたり、元気をもらったり、部屋の静寂をかき消すためにも音楽は欠かせません。


今回の調査で、一人暮らしの「つらい」は、多くの人が経験する共通の感情であることがわかりました。でも「私だけじゃないんだ…」と思えるだけでも少しホッとしませんか? つらいときに頼ってもいいんだと思える人との繋がりや、自分なりの気分転換の方法を見つけることが、一人暮らしをさらに豊かにする鍵になりそうです。無理せず、自分を大切にしながら、快適な一人暮らしを楽しんでいきましょう!

情報提供元/ビズヒッツ 写真/(c)Shutterstock.com 構成/こわたあや