チョコを食べるとニキビが出るって本当?医師に聞いてみた

チョコレートは大好きだけど、食べすぎるとニキビが出そう…と思うことはありませんか? チョコレートには、そんな肌にまつわる噂が多数ありますよね。実際のところ本当なのでしょうか?

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美容皮膚科医で銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生にお聴きしました。

■あのチョコレートの噂は本当なの?


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-チョコレートを食べるとニキビが出るという噂がありますが、本当なのでしょうか?

「まず、チョコレートと言っても、糖質と脂質が多い商品なのか、低糖質・低脂質の高カカオチョコレートなのかを分けて考えるべきです。
市販のチョコレート菓子の中には、糖質と脂質の多いものもあります。これらはニキビが悪化するという研究結果があるため、注意が必要です。パッケージの成分表示を見て判断してください」

 

-高カカオチョコレートなら、食べてもニキビは出ませんか?

「カカオ分がおよそ70%以上の高カカオチョコレートは、女性に関してはニキビにほとんど影響しないという報告が多く、基本的には心配ないと思います。ただし、もともと重症なニキビ肌の男性では悪化するという報告もあり、研究調査によるばらつきがあります。
したがって、高カカオチョコレートの場合は、2週間ほど食べてみてニキビが明らかに増える実感がある方以外では気にする必要がないと思います」

 

-チョコレートで肌荒れすることはありますか?

「チョコレートは肌荒れ(湿疹)を起こしません。逆に、カカオポリフェノールには抗酸化作用があり、紫外線による炎症を防ぎ、血流を高めるので美肌を守る可能性があります」

 

■あまり知られていないチョコレートの美肌効果


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続いて、慶田先生にあまり知られていないチョコレートの紫外線対策効果や美肌効果について教えていただきました。

●紫外線への防御力が高まる

「高カカオポリフェノールである、カカオフラバノール320mg入りのココアドリンクを毎日連続で3か月摂取したことで皮膚の弾力が高まり、6か月摂取によって、『最小紅斑量』=『B波紫外線が照射されて微かな赤みが出現するまでの時間(分)』が長くなり、紫外線への防御力が高まるという報告があります。

また、6か月後には皮膚のキメが整うという結果も出ているので、紫外線による皮膚中のコラーゲンの断裂や分解が抑制される可能性が示唆されます。

また、別の研究では、1日当たり、カカオフラバノールが326 mg入った高カカオドリンクを12週間摂取したことで、水分量・バリア機能、皮膚の厚み、血流量が改善し、紫外線防御効果が高まったという報告もあります」

●クマやくすみの改善の可能性も

「別の研究では、カカオフラバノールが320mg入ったココアドリンクをたった1回摂取しただけで皮膚の血流が上昇し、酸素飽和度が上昇しているという結果も出ていることから、クマやくすみの改善の可能性も示唆されます」

 

*日本チョコレート・ココア協会のホームページによると、カカオフラバノールとはカカオポリフェノールの一種で、フラバノール200mgは純ココア、ダークチョコで50g程度だといいます。ただし、フラバノールの量は製品ごとに大きな差があることから、一概にいえないようです。

-より美肌を目指すためのチョコレートの食べ方を教えてください。

「論文によると、カカオポリフェノールとして320~460mgを毎日摂取することで、紫外線防御効果が確認されました。70%以上の高カカオポリフェノール含有チョコレートを1日25g程度、基本的に毎日食べることが必要です。毎日というのは、食品による紫外線のインナーケアの場合、効果は1~2日間しか持続しないためです。さらに高含有のものなら必要枚数は少し減ります」

 

■ダイエット中にもチョコを食べたい!選び方のコツは?


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ところで、ダイエット中だけどチョコレートを食べたいというときもありますよね。そんなときは、どんなチョコを選ぶとよいのでしょうか?

「高カカオポリフェノールを謳う商品の場合、糖質と脂質が少ないので、太りやすさに関してはあまり気にする必要はないと思います。

高カカオポリフェノール含有チョコレートを1日25g、4週間続けて摂取しても、体重やBMIに変化はなかったという研究報告もあります。摂取カロリーも5枚で140kcal程度ですので、普段のおやつをそれに置き換えれば良いと思います。

高カカオ商品は、カカオ本来の旨味やや香り、苦みなどを味わうことができ、心が充足すればダイエットにも役立ちそうですね」

チョコレートは賢く選ぶことでニキビは出ないということがわかりました。また紫外線対策や美肌対策にもなる可能性もあるとは驚き! 1日の量を守りつつ、肌にも心にも美味しくいただきましょう!(西村朝子)

 

教えてくれたのは……

慶田先生
慶田 朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長、医学博士。
1999年、東京女子医科大学医学部卒業、同皮膚科学教室に入局。聖母病院皮膚科などに勤務ののち、2006年に有楽町西武ケイスキンクリニック開設。2011年に現クリニック開設。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として多くの患者から厚い信頼を得ている。皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などの分かりやすい解説が人気で、テレビ、雑誌、ウェブなど多方面で活躍中。
学会や論文などで新しい皮膚科学を常 に学び続け、発信を続けている。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医日本レーザー医学認定レーザー医

 

 

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