対面より電話が効果的!?彼氏と仲直りする方法
彼氏とケンカしてしまった…… そんなとき、あなたはどう思いますか? 早く仲直りしたい人もいれば、向こうから謝ってくれない限り許さないという人もいるかもしれません。しかし、いずれにせよ“謝罪”というアクションが必要になってきますよね。どうすればうまく関係を修復できるのでしょう。そこで今回は、彼氏と仲直りするための心理テクニックをご紹介いたします。
■仲直りのための大前提は”信頼”
ケンカをした後に仲直りをする、そのために一番大切なことは何といっても信頼です。心理学には予言の自己実現という言葉があり、自分の思い込みが現実のものとなってしまう効果を指します。そのため、もうこの人とはやりなおせない、私たちは相性が悪いんだ、と思い込むと、それが実際に現実のものとなり、仲直りどころか関係が破たんしてしまうことも考えられます。そのため、ケンカはしたけど本当は相性いいんだと思えるくらい、相手を信じる気持ちが大切なのです。
■仲直りは対面よりも電話で
ケンカの仲直りは直接会ってよりも電話で行うほうが効果的です。なぜなら、顔を合わせると、自分が言いたいことを言う前に、相手から発せられる様々な情報が目に入ってしまうからです。人は言葉以外のしぐさや表情といったノンバーバルコミュニケーションのほうが、相手の情報を得る上で大部分を占めています。そのため、態度に反省の色が見られなかったら、余計火に油を注いでしまうことに。直接会っての仲直りというのは、よほどコミュニケーションスキルに自信がある人でない限り避けたほうがいいでしょう。そして、電話で仲直りする場合は、申し訳なさそうに低く、ゆっくりした声のトーンで会話すると効果的だと言えます。
■仲直りのフレーズは要点をまとめて
仲直りの際には、どうしてもくどくどと言い訳や理由を言ってしまいがち。でも、これは逆効果だと言えます。フローニンゲン大学のスぺイル博士は、長いよりも短いメッセージのほうが説明に力を発揮すると結論づけました。これはスピーチや演説などにも当てはまる現象で、支持される人ほどメッセージが簡潔です。そのため、相手と仲直りしようとする際は、要点をまとめて伝えましょう。
■彼に罪悪感を持ってもらう
心理学者カニンガムは、相手の援助行動(助けたい、力になりたい、譲りたいというアクション)を引き出すには気持ちいい感情のときがいいと発見しました。しかし、その快感情とベクトルが正反対の、罪悪感を抱いている状態でも援助行動に対して積極的になると結論づけました。ケンカの後は誰だって不愉快なものです。そして、そんな感情のときは、なかなか関係を修復するきっかけがつかめないもの。そこで、相手に罪悪感をもってもらいましょう。やり方は簡単。傷ついた、悲しいといった言葉や表情を見せるだけ。そうすれば、彼に罪悪感を持たせることができ、仲直りのきっかけをつかみやすくなるはずです。
ケンカをした後は、すぐに仲直りしたいと思うのが普通かもしれません。しかし、少し立ち止まって考えてみてください。ある程度の時間を置いたほうが、そのときのネガティブな感情はマイルドになり、相手を責める方向から自分も悪かったという方向へ気持ちがシフトしていくのです。同じことでケンカするのを防ぐためにも、相手と少しだけ距離をとって自分の心に耳を傾けてみるのも大切です。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、人気に。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。