眉で女はこんなに変わる!平成30年間の眉の歴史が懐かしいにも程がある
眉は「時代を反映する」そう。言われてみれば、2X年生きてる私でも眉が細いものから太いものに変わったイメージがあります。時代の流れとともに変化してきた眉……年代別にどんな眉だったのか気になってきますよね。ということで今回は平成30年間の眉の変化をチェックしてみましょう!
なんとこの画像の5人、別の人のように見えますが、実はすべて同一人物。ヘアメイクやファッションで、人はこんなに印象が変わるんです。
平成の眉を時代背景とともに振り返り、代表する5パターンの眉をひとりのモデルで再現した「平成眉ヒストリー」をご覧ください♪
1980年代「バブル眉」
バブル絶頂期で、女子大生・お嬢様ブームが起きた1980年代。この頃は、1985年の男女雇用機会均等法の誕生もあり「強い女」「自立する女」といったイメージ像も注目されていました。
1980年代の眉は、しっかり自己主張のある太眉でした。こげ茶や黒のアイブロウペンシルやパウダーで、眉頭から眉尻までやや長めにラインを取り、塗りつぶすように濃く仕上げるのが主流。
アイカラーはブルーやグリーン、リップは鮮やかな赤や青みのピンク色が人気で、イケイケのボディコンファッションに合わせ、メイクは濃く&派手な時代でした!
1990年代「チョ→極細眉」
1990年代は、バブルが終焉を迎え、不況な時代となりました。女性は、リッチなお嬢様・女子大生ブームから女子高生が主役のコギャルの時代へ。
眉は一気に細くなり、眉山を高く取って弓なりにカーブさせる形が人気に。アイコンは、ミニスカートにロングブーツのアムラースタイルとなっていました。写真を見ると1980年代と比べて、一気に眉が変化したことが分かりますね。
また、1990年代の合わせるリップカラーは、鮮やかな赤やピンクよりも、パール系のピンクやベージュなどが好まれるようになり、ヘアはサラサラのストレートが主流でした。
2000年代「モテかわきれい眉」
2000年代は、ITバブル崩壊、リーマンショックと不況が続いた時代で、大卒女子総合職は増えたものの、専業主婦志向の女性も増え始めた時代でした。
この頃のキーワードは「モテ系」。男性受けのいい、きれいめなフェミニンスタイルが支持される時代へと変わっていっています。
メイクはアイメイク命。マスカラを重ねたり、アイラインで囲んでぱっちり大きな目もとに見せるのが特徴的。また、眉頭から眉山にぐっと角度をつけ、眉尻のラインがスッと消える、形をきちんと整えた眉が流行しました。
眉はぐっと太くなり最近のトレンド眉に近い気もしますが、2000年代はしっかり眉山の角度をつけるといった、ちょっとした違いがあるようですね。
2010年代前半「愛され平行眉」・2010年代後半「ナチュふわ眉」
2010年代は、前半と後半で分けて、細かく眉毛の変化を見ていきましょう。
2010年代の時代は、東日本大震災の影響もあってか「本当に必要なものを見極める」消費意識へと変わっていき、志向も自然体に変化していきました。
メイクは女性目線の「可愛さ」「色っぽさ」もテーマとなり、眉は太眉をベースに小刻みに変動。また、SNSの広まりとともに情報発信の在り方が変わり、トレンドはひとつではなく多様化の時代へうつっていきました!
まず、2010年代前半のトレンド眉だったのは「平行眉」でした。これはもうこの形の眉を書いていた人も多いはず。
太めでカーブを強調せず、アイブロウパウダーやマスカラで色をのせる仕上がりに。まつげエクステンションやつけまつげ、黒目強調コンタクト、ティントリップなどのアイテムも浸透します。チークをふわっと入れ、赤みのリップで仕上げた「愛され顔」の演出も人気でした。
続いて、2010年代後半として紹介するもうひとつのトレンド眉は「ナチュふわ眉」です!
形を作りすぎず、髪色に合わせたアイブロウパウダーやペンシルで整えながら、隙間の部分は1本1本埋めていくように描き足し、ナチュラルさを演出。キメすぎないナチュラルな仕上がりの抜け感メイクで、肌も眉もまるで素のように見せるのがポイントでした。
遠くから見れば2010年代の中での変化には気づきにくいですが、よくよく見るとより自然な眉に進化しているのが分かります。この小さな眉の変化を見ていくと、平成の次の時代はどのように眉が進化していくのか、楽しみになってきますね……!
平成を振り返ると、時代ごとに特徴のある眉が存在していることが分かりましたね。眉と言えば、うんと昔、平安時代の頃の日本では「まろ眉」が流行っていたわけで、どんな風に眉が進化していくかは分からないものですよね。
これから訪れる新元号にどのような眉が生まれるか、ぜひ予想してみてくださいね。(かすみ まりな)
情報提供元:アイブロウトリートメントサロン「アナスタシア」