風邪は予防できる!正しい手洗い&うがいのポイント【風邪Q&A】

風邪やインフルエンザが気になる季節。年末年始休暇で気を抜いていたら風邪をひき、せっかくのお休みが台無しになってしまった、新年仕事明け早々風邪でツラい……は、切ない! この機会に正しい風邪予防を知っておきましょう♡
CanCam2月号では、さまざまなメディアで活躍する医師・大谷義夫先生に「正しい風邪予防」を根掘り葉掘りうかがってきました。その中から一部をご紹介します♪

Q.そもそも風邪って予防できるんですか?


手洗いやうがいはやはり有効です。

手洗い
(c)Shutterstock.com

特に「手洗い」は、風邪・インフルエンザともにとても重要。ドアノブや手すり、そしてお金など、「接触感染」はさまざまなところで起きます。金属やプラスチックに付着したインフルエンザウィルスはその場所で24~48時間は生きると言われています。
手洗いは10秒ではまだまだ足りません。腕時計をしている場合は外し、手首や爪の先、指の間まで、しっかり30秒は洗いましょう。

うがいは、風邪予防には有効です。インフルエンザの場合はウィルスが気道に入るのが風邪より早いので、現在はうがいでは予防できないと言われています。ただ、やはりのどの繊毛は乾燥していないほうがよく動いて予防してくれるので、これは私流ですが、普段は患者さん1人診るごと、だいたい7~10分おきにひと口ふた口緑茶を飲んでいます。
また、風邪をひいた後は「うがい薬」が有効ですが、実は風邪をひく前の予防段階では必要な細菌までやっつけられてしまう可能性があるというデータも京都大学から出ているので、水うがいでかまいません。

インフルエンザのワクチンを打つ場合は抗体ができるまでに2週間はかかります。ピークは1~3月なので、もしまだ打っていないという方がいたらお早めに。

 

次回も風邪予防にまつわる気になるトピックスをどんどん紹介していきます。お楽しみに!(後藤香織)

 

★次回はコチラ→ そのマスクのつけ方、無意味です!医師が教える正しいマスクの使い方【風邪Q&A】

答えてくれたのは……
池袋大谷クリニック 大谷義夫先生
医学博士、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本一の呼吸器患者数を誇るクリニックの院長として知られ、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌への出演多数。

 

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