おみくじの順番、知ってる?「吉」「中吉」「小吉」「末吉」…結局どれがラッキーなの?

おみくじの順番、知ってる?

あけましておめでとうございます!

初詣

初詣、もう行きましたか? それともこれから行きますか?

なんだかんだ1月3日までのどこかでは初詣に行く!という方、かなり多いのではないでしょうか。

そして、初詣につきもの……といえば、「おみくじ」

おみくじ

 

ひとまず初詣に行ったら毎年引いて、結んで帰ってくる……という方も多いのではないでしょうか。

ところで、「おみくじの運勢がいい順番」って、ご存じですか?

大吉がいちばんいい、というのはわかるとして、中吉、吉、小吉、末吉……と、そのあたりがどの順番でいいのかって、何年何十年とおみくじをひいてきても、意外と知らないという方が多いのではないでしょうか?

……というわけで、「おみくじの順番」を調査した過去記事より、ご紹介します!

 

中吉?吉?小吉?おみくじの「運勢がいい順番」とは?

【まずは基本をおさらい】

おみくじ

全国の神社を統括する神社本庁さんにうかがってみると、まず「おみくじの順番は各地域によって異なることもあり、一概にどの順番が良いかという明言はできません」とのこと。ビックリ。

 

そう、なんと、おみくじのいい順番って、ひとつに決まっていないんです!

という前置き上で、一説では大きく分けて2パターンがあるとのこと。(※あくまで一説です。)

 

【パターン1】良いものから順に……大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶

【パターン2】良いものから順に……大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶

 

……つまり、吉の中では大吉が一番よく、末吉が凶チームの次にあまりよくないということは共通しつつも、どうやらそれ以外は各神社や地域によって違いがある!

 

というのが通説のようです。

 

というわけで、参拝客が多い日本の有名神社に直撃してみました。

明治神宮や成田山、浅草寺の場合をご紹介します!


有名神社に直撃してみました!

1.明治神宮

参拝者数1位と言われる明治神宮は……。

明治神宮のおみくじ

 

なんとそもそも吉凶が書いてありません。

うかがってみたところ、明治神宮では「大御心(おおみごころ)」という明治神宮独自のおみくじを採用しており、明治天皇や昭憲皇太后が詠んだ和歌の中から厳選した30首に解説文をつけたものを「大御心」と題して授与しているようです。いわゆるおみくじとは違って味わい深いものです。

【明治神宮のおみくじの順番】明治神宮のおみくじにはそもそも「吉凶」の概念が存在しない。

 

2.成田山

千葉県・成田にある成田山。こちらも初詣に約300万人もの方が訪れます。
1月1日~28日の期間限定で、おみくじの自販機が設置されていることでも有名です。成田山の方におみくじの順番をうかがってみると……。

【成田山のおみくじの順番】大吉、吉、半吉、小吉、末吉、凶

 

半吉という新キャラが登場しました。位置的に考えると他の神社で言う「中吉」のような存在でしょうか。成田山で「半吉」を引いた方はそこそこいい順番と思っておくとよいですね!

 

3.浅草寺

「凶が出やすい」と話題の浅草寺ですが……。

浅草寺

 

【浅草寺のおみくじの順番】大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶

 

 

また半吉……?

「半吉」やら「末小吉」やら何やら難しいのですが、このページをお気に入りに入れた上でおみくじを引けばバッチリですね。

ちなみに浅草寺では、100本あたり、どの吉凶が何本かというものが厳密に決められているようです。

浅草寺のおみくじの比率

大吉:17本
吉:35本
半吉:5本
小吉:4本
末小吉:3本
末吉:6本
凶:30本

なんと、約3分の1が凶! 「凶が出やすい」のは「なんとなくそんな気がする」ではなく「確かな数値に基づいている」のですね。

 

ちなみに、また別の、原宿にある「東郷神社」で私はおみくじの凶を引いたことがあるのですが、その際にふと神社の方に「凶を引いてしまったんですけど、どうしたらいいですか……」と聞いてみると「凶はこれから上がっていく、ということを示す、いいおみくじです」とのことです。凶を引いたからと言って落ち込む必要はありません!

 


【まとめ】

というわけで、本当にバラバラでした。要するに一番手っ取り早いのは、その神社の方に「ところでここのおみくじの順番ってなんですか?」とうかがってみることですね(空気を読みつつ……)!

そしてどこの神社の方も共通でおっしゃっていたのは、「大事なのは、順番よりもそこに何が書かれているか」。ついついおみくじを引くと何吉か……ということばっかり気にして一喜一憂してしまいますが、それよりもおみくじの文章の部分もきっちり読み込むのが大事です。

さあ、よき初詣から、良い1年が始まりますように!(後藤香織)