医師に聞いた! 寒さで体が冷えてきた時に使える「温めると効果的な場所」

寒さがより一層身に染みる時期になり、寒くて布団から出られないという方も多いのでは? しかし、初詣や初売りなど、屋外に長時間いることの多いイベントが目白押しの季節でもありますよね!

楽しいイベントでも防寒対策が万全でなければ、心から楽しめない……。ということで温かくするコツを東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授の川嶋朗先生に教えていただきました。

寒さ

Q.冷え性になりやすい人の特徴は?


熱中症になりやすい人は冷え性なんです。外気温が上がると、体温も上がってしまう人は熱中症になってしまいますが、そういう人は気温が下がると体温も下がってしまう。変温動物化してしまっているので、注意が必要です。

また、人間は都市型の便利な生活を送ることで、昔よりも筋力が低下し、体温も下がってしまっています。運動量の少ない人も、冷えている可能性が高いです。

 

Q.身体を温めるメリットとは?


身体を温めることによってやる気ホルモンが脳内で作られ、積極性が増します。50代以降は冬の外出が億劫になっているようですが、身体を動かさないと、筋力も減ってかえって身体が冷えてしまいます。しっかりと防寒対策をして、身体を温めて、冬も出かけて身体を動かすようにしましょう。

 

Q.長時間寒い場所にいる場合の、身体を温めるコツとは?


冬でも行列に並んだり、待って動かないで冷えたときには三陰交を押すと体温を保ることができます。仁丹みたいなものを張っておくだけでも十分です。筋肉の多い二の腕や血流の多いお腹などを温めると良いでしょう。極端に重かったり、締め付けのある洋服も冷えにつながるのでダウンコートなどがおススメです。

 

寒い場所に長時間いると、気力がなくなってしまい楽しさが半減してしまいます。さらに自分が冷え性だと気づいていなくても、実は冷え症だったという可能性もありそうです。是非、身体を温めるコツを実践して冬の寒さに打ち勝ちましょう!(齋藤有紗)

情報提供元/株式会社ユニクロ

■川嶋朗先生
東京有明医療大学保険医療学部鍼灸学科教授。東洋医学研究所附属クリニック自然医療部門担当。日本内科学会認定医・総合内科専門医、日本予防医学会理事、医学博士。北海道大学医学部卒業。東京女子医科大学大学院修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院に留学。
2003年、日本の大学病院初の統合医療診療を行う「東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニック」を開設し所長に就任。2014年より現職。
著書に「温めるツボがわかれば健康になる!」(実業之日本社)など。

 

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