実は今、関東に、晩秋から初冬にかけてやってくる、気圧配置が冬型になって初めて吹く「木枯らし1号」が接近中なのをご存知ですか?
気象庁のサイト「はれるんランド」によると、「木枯らし1号」とは、具体的には、10月半ばの晩秋(ばんしゅう)から11月末の初冬(しょとう)の間に、初めて吹く毎秒8メートル以上の北よりの風のことを言います。
つまり、冬の寒さを感じる冷たい北風がもう間もなくやってくるということなんです……。
また、株式会社ユニクロが全国18歳~49歳の男女500人に行った「冬の風とファッション」を関する意識調査結果によると、冬の風に心を折られた人は7割以上もいることが判明しました。
北風の寒さから身を守るにはどんなアイテムがあれば大丈夫なのでしょうか……。気になりますよね、絶対対策したいですよね!
ということで、今回は専門家にお話をお伺いしました。
みなさまもよくご存知、そして、「好きなお天気キャスター&気象予報士ランキング」第1位を獲得した、木原実(きはらみのる)さんです!
■冬の風で気温と体感温度が異なる
冬は、同じ気温でも風の有る無しで寒さの感覚が大きく違ってくることをご存知ですか。一般的に冬の季節風の強さが1メートル増すごとに体感温度は1℃ずつ低く感じると言われています。
落ち葉がカサカサと歩道を転がっていくくらいの風は、風速5メートル相当ですから、気温が10℃でも計算上、体感温度は5℃になります。(木原実さん)
■寒さから身を守るには「防風衣類」を!
冬の寒さから身を守るためには、建物の外では衣服しかありません。北風を通さず、肌とアウターの間に「空気」という「断熱材」を上手に挟み込んでくれる「防風衣類」を着ることで、体温の低下を防ぐ必要がありますね。
それからすきま風にも要注意です。首もとや腰周りから服の中に侵入してくる「すきま風」。小物を上手に使い、ファッションセンスを生かして格好良くすきま風を防いでこの冬の寒さを凌ぎましょう。(木原実さん)
木原さんに伺ったところ、冬の風の強さが1メートル増すごとに体感温度は1℃ずつ低く感じること、そして、「防風衣類」を着て体温の低下を防ぐ必要がある、ということが分かりました。
野外での寒さから身を守るには、服だけが唯一のアイテムだ、というのには驚きです……。寒がりなので着込むしか!
とはいえ、「防風衣類」とは何なのでしょうか!?
この防風衣類、ユニクロから出ているものには、特殊な3層構造により、風を防ぐ機能性素材「ブロックテック」を搭載したものが、フリース、パーカー、ボトムスなど、様々なアイテムで展開されています。
他にもスポーツブランドやロードバイク(自転車)ブランドのからも続々と登場しています。
ということは、防風対策には、着込む、ではなく、特殊な素材が使用されている冬のスポーツウェアをチェックすべきなんですね……! 寒がりな方は、たとえスポーツをしなくてもウェアだけはチェックするべきかも。
また、気象予報士の木原さんに今年の冬についても聞いてみると、
■今年の冬のポイント
今年はラニーニャ現象が発生しているので、いつになく厳しい冬がやって来るかもしれません。冬の北風は人間の体温を奪う上に、関東地方など太平洋側の風は乾燥するのがポイント。
冷たい上に皮膚の水分も奪われてしまうので、対策をとらないと美容上にも悪影響があるのです。そんなときは上手に衣服を使って風を防ぎましょう。(木原実さん)
特に今年の冬は寒くなる見込みとのことでした……。寒さが本格的になる前に、風邪をひく前に、防寒対策はバッチリにしておきたいですね。(かすみ まりな)
情報提供元:株式会社ユニクロ
【あわせて読みたい】
※【2016秋冬トレンド】買うべき素材のキーワードは光沢感!
※えっ!夏より臭いってホント!?秋冬の「ストレス汗」撃退ポイント3つ
※生理じゃないのにイライラ…原因不明のプチ不調、それって「天気痛」かも?