「遊ぶ」ってみんな何してるの?平成3世代の「女子高生の遊び方」を比べてみたら…

2019年4月30日で平成が終わりを迎えます。平成は30年も続く長い元号となっていますが、そう長く続くと気になるのが平成の中での今と昔の違いですよね!

女子高生比較

同じ平成でも流行や文化は違ってくるはず。特に、トレンドの最先端にいる女子高生なんかはまるで違うかも……ということで、今回は平成の女子高生たちを比較した調査結果を見てみましょう。

比較したのは、フリュー株式会社「GIRLS’TREND 研究所」調べの平成元年(1989年)、平成8年(1996年)、平成30年(2018年)の各世代における女子高生の「遊び」の流行です。さっそく違いを確認してみましょう!

■女子高生は放課後・学校が休みの日、どこで遊んでる?


まずは女子高生の平日の放課後と休日の過ごし方について、見てみましょう。「放課後はどこで遊んでいますか?」と聞いてみると、平成元年「友達の家」、平成8年「カラオケ」、平成30年「カラオケ」という結果となりました。

女子高生放課後

◆放課後はどこで遊んでいますか?

【平成元年(1989年)】

1位:友だちの家(33.9%)
2位:ファストフード店(28.8%)
3位:放課後はあまり遊ばない(24.6%)
4位:自分の家(23.7%)
5位:ショッピングモール(20.3%)

【平成8年(1996年)】

1位:カラオケ(59.1%)
2位:ファストフード店(41.7%)
3位:プリ(プリントシール機)専門店(40.2%)
4位:友だちの家(34.1%)
5位:ゲームセンター(28.0%)
ショッピングモール(28.0%)

【平成30年(2018年)】

1位:カラオケ(43.1%)
2位:ショッピングモール(37.4%)
3位:ファストフード店(36.6%)
4位:ファミリーレストラン(32.5%)
5位:放課後はあまり遊ばない(31.7%)

 

年代別に女子高生の放課後の遊び方を伺ってみると、時代と共に外で遊ぶ際の選択肢が増えて行き、家で遊ぶ割合が減少していることが分かりますね。ただ、「放課後に遊ばない」と回答した人は平成元年と平成30年が多めに。学歴社会の日本なので、平日は勉強している女子高生がまた増えてきたのかもしれないですね。

女子高生は勉強しろ

さて、続けて「学校が休みの日はどこで遊んでいるの?」と質問してみると、平成元年「友だちの家」、平成8年「カラオケ」、平成30年「ショッピングモール」という結果になりました。

女子高生の休日

◆学校が休みの日はどこで遊んでいますか?

【平成元年(1989年)】

1位:友だちの家(33.1%)
2位:自分の家(26.2%)
3位:ショッピングモール(25.4%)
4位:ファストフード店(21.2%)
5位:映画館(18.6%)

【平成8年(1996年)】

1位:カラオケ(50.8%)
2位:友だちの家(33.3%)
3位:プリ(プリントシール機)専門店(30.3%)
ファストフード店(30.3%)
5位:ショッピングモール(28.0%)

【平成30年(2018年)】

1位:ショッピングモール(61.0%)
2位:カラオケ(56.1%)
3位:映画館(47.2%)
4位:カフェ・喫茶店(38.2%)
自分の家(38.2%)

平成元年は家が多く、平成8年はカラオケやプリが台頭。平成30年でもカラオケ人気は根強いが、ショッピングモールが1位となっています。

また、平成30年には4位に「カフェ・喫茶店」がランクイン。近年の“インスタ映え”ブームや、カフェ業態の変化などが影響しているのかもしれないですね!

■女子高生に流行っているゲームといえば?


続いて、「周りで流行っているゲーム、面白いゲーム」について聞いてみました。すると、平成元年「ファミコン」、平成8年「たまごっち」、平成30年「LINE:ディズニーツムツム」と、それぞれの時代を現すゲームが1位となりました!

女子高生人気ゲーム

◆あなたの周りで流行っているゲーム、面白いゲームは?

【平成元年(1989年)】

1位:ファミリーコンピュータ(16.7%)
2位:テトリス(13.9%)
3位:ゲームボーイ(5.6%)
ドラゴンクエスト(5.6%)
ぷよぷよ(5.6%)

【平成8年(1996年)】

1位:たまごっち(22.8%)
2位:プリントシール機(12.7%)
3位:Dance Dance Revolution(11.4%)
4位:太鼓の達人(5.1%)
PlayStation(5.1%)

【平成30年(2018年)】

1位:LINE:ディズニーツムツム(21.3%)
2位:TikTok(12.5%)
3位:荒野行動(10.0%)
4位:たまごっち(3.8%)
人狼ゲーム(3.8%)

ゲームと言えば、家庭用ゲーム機を思い浮かべてしまったので、平成30年の結果には驚いちゃいました……。

ゲームは「ツール」の変化が顕著に結果に出ていると言えそうです。平成元年はコンシューマーゲーム、平成8年はアミューズメント施設のゲーム、平成30年はスマホゲームが主流のようですね!

■女子高生の「思い出の残し方」は?


続いて、「思い出の残し方」について聞いてみました。これは、先ほどのゲームと同じく平成の中でもその時に流行っていたものが顕著に結果に出てきそう……。

ということで、結果は、平成元年「特に残さない」、平成8年「プリ(プリントシール機)を撮る」、平成30年「スマホで写真を撮ってデータに保存しておく」となりました!

思い出の残し方

◆思い出はどのような形で残している?

【平成元年(1989年)】

1位:特に残さない(42.4%)
2位:使い捨てカメラで写真を撮ってプリント(現像する)(41.5%)
3位:日記に書く(16.9%)
4位:その他のカメラ機器で写真を撮ってプリント(現像する)(12.7%)
5位:交換日記に書く(8.5%)

【平成8年(1996年)】

1位:プリ(プリントシール機)を撮る(64.4%)
2位:使い捨てカメラで社員を撮ってプリント(現像する)(43.9%)
3位:ガラケーで社員を撮ってデータに保存しておく(14.4%)
4位:特に残さない(12.9%)
5位:日記に書く(11.4%)

【平成30年(2018年)】

1位:スマホで社員を撮ってデータに保存しておく(79.7%)
2位:プリ(プリントシール機)を撮る(49.6%)
3位:スマホで動画を撮る(47.2%)
4位:SNSに書く(46.3%)
5位:スマホで写真を撮ってプリント(現像する)(15.4%)

日記や使い捨てカメラ→プリントシールやガラケー写真→スマホ写真・動画と、ツールの発展と共に手法が変遷していることが分かります。さすが、流行の最先端をゆく女子高生は最新の技術を取り入れるのが早いですね……。

■1か月に使える金額のうち、女子高生は何に1番お金を使ってる?


放課後・休日の過ごし方から、好きなゲーム、思い出の残し方までを平成の中で比較してきました。それでは最後に、女子高生が一体何をお金を使うのかの比較結果を見てみましょう。

「1か月に使える金額のうち、何に1番お金を使ってる?」と聞いてみると、平成元年「食費」、平成8年「洋服/ファッション」、平成30年「食費」という結果になりました。

女子高生のお金

◆1か月に使える金額のうち、何に1番お金を使ってる?

【平成元年(1989年)】

1位:食費(31.7%)
2位:洋服/ファッション(20.2%)
3位:雑誌/本/マンガ/小説(14.4%)
4位:交際費(7.7%)
5位:コンサート/ライブ(4.8%)

【平成8年(1996年)】

1位:洋服/ファッション(27.2%)
2位:食費(24.8%)
3位:雑誌/本/マンガ/小説(9.6%)
4位:カラオケ(5.6%)
5位:プリントシール機(5.6%)

【平成30年(2018年)】

1位:食費(34.8%)
2位:洋服/ファッション(16.1%)
3位:アイドルグッズ/アーティストグッズ(10.7%)
4位:遊び(9.8%)
5位:化粧品(6.3%)

食費やファッションにお金をかける傾向は各世代共通。平成元年は雑誌等の紙媒体、平成8年は紙媒体に加えてプリ機やカラオケが登場し、平成30年はアイドル/アーティストグッズや化粧品のランクインが特徴的な結果となりました。

あまり遊びにお金をかけなくてもスマホがあれば大体楽しめる時代になったので、好きなモノにお金をかける女子高生が増えてきているのかもしれないですね。

ひとくちに「平成の女子高生」と言っても、平成の中でもかなり違いの出る結果となりました。皆さんはどの女子高生の遊び方やお金のかけ方に共感しましたか? 私は、ちょうど平成8年から平成30年の間に女子高生時代を送ったので、平成30年の女子高生がちょっとうらやましく見えちゃいました。(かすみ まりな)

情報提供元:フリュー株式会社「GIRLS’TREND 研究所」調べ

 

 

★時代によってこんなに違う!「女子高生が結婚相手に求めること」を3世代で比較してみたら…

★年がバレる!「かわいい」と思う、女子高生の制服の「スカートの丈」「靴下の丈」が、年齢によって違いすぎ!

>CanCam.jp TOPにもどる