人生、100歳まで生きたいですか?「生きたい」と回答した割合はなんと…

昨年、新語・流行語大賞にもノミネートされた「人生100年時代」。皆さんは「自分が100歳まで長生きすること」をどのように捉えますか?

長生きが嬉しい人、しわくちゃになるのが嫌で、美しいままに人生を終えたい人など、人によって様々な価値観をお持ちのことかと思います。

人生100年
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この価値観、もしかして世代ごとに異なるのでは? と思い、今回はアクサ生命保険が調査した「人生100年時代に関する意識調査」の結果をご紹介。

20代~60代の男女1,000名に「人生100年時代についてどう捉える?」と聞いてみると、意外にも20代が楽観的に考えていることが判明しました!

■「人生100年時代」ポジティブに捉えているのは20代


「人生100年時代」をどのように捉えているか、20代〜60代男女1,000名に尋ねたところ、約半数にあたる50.7%が「ポジティブ」、49.3%が「ネガティブ」と回答しました。

人生100年 世代別

また、この結果を年代別に見てみると、20代の58.0%の人が「人生100年時代」をポジティブに捉えており、世代別で最もポジティブの割合が高い結果となりました。

100歳まで最も遠い年齢だからか、それとも介護をあまり経験したことないからか……理由はそれぞれあるかと思いますが、調査対象の中で最も100歳から遠い年代の20代が人生100年時代をポジティブに捉えているのは面白い結果ですよね。

■「人生100年時代」の老後の生活。どう考える?


続いて、人生100年時代における老後の生活について尋ねてみると、全体では「楽観的に見ている」が38.9%、「悲観的に見ている」が61.1%となりました。

人生100年 世代別

こちらも年代別でみると「20代」が他年代と比べて楽観的に捉えられる割合が高いことが判明。大体半数くらいの割合で楽観的・悲観的の意見にわかれています。

もしかしたら、今後起こりうる時代の変化に楽観的に捉えられる20代が1番柔軟に適応していけるのかもしれないですね。

■全体で「100歳まで生きたい」はわずか2割


最後に「あなたは100歳まで生きたいと思いますか?」と尋ねてみました。

「あまりそう思わない」41.9%、「まったくそう思わない」36.9%と、約8割にあたる78.8%が「100歳まで生きたいと思わない」と答え、100歳まで生きることを望む層はわずか21.2%と少数派であることが明らかとなりました……。

人生100年 世代別

その理由として様々な意見が寄せられたので、ちょっと回答を見てみましょう。

【長生きしたくない理由】

「健康で自分の事は自分で出来るのであれば長生きしたい」(20代男性)

「無理な治療費や介護が必要なら長生きしたくない」(20代女性)

「長生きしても生活に余裕がないのではないかと思うから」(30代男性)

「お金がない状態と医療費の増える時期と重なりそう」(40代女性)

「無理して長生きするより、短くても楽しく充実した生活をしたい」(50代男性)

「心身共に健康でいる自信が無い」(60代男性)   など

 

長生きしたくない理由をよくよく見てみると、長生きすること自体は良いけれど、医療の力で無理して長生きするだったり、介護ありきの長生きだったりするのであれば、長生きするのは嫌だなと考えている人が多いことが分かりました。

 

かつては普遍的だった「長生き=喜ばしいこと」といった価値観もこれからどんどん変化していきそうですよね。皆さん、この機会に自分が100年生きることを想定してみてはいかがでしょうか。(かすみ まりな)

情報提供元:アクサ生命保険株式会社/「人生100年時代に関する意識調査」

 

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