■Mrs. GREEN APPLE『青と夏』インタビュー
8月1日(水)にニューシングル『青と夏』をリリースするMrs. GREEN APPLE。
4月に発売したアルバム『ENSEMBLE』でバンド形態に囚われない幅広い音楽を取り入れ、″Mrs. GREEN APPLEの音楽は一周した″と語る彼らの新作は、原点回帰をテーマに掲げ、バンドサウンドを前面に打ち出した活力にあふれる3曲。
新作発表を期に実施した今回のインタビューでは、仲のよさで知られるメンバー同士のかけあいや、新作の制作背景などをお届けします。最後にメンバーのサイン入りポラのプレゼントをご紹介しているのでお見逃しなく!
インタビューに先駆けて行われた撮影では、終始和気あいあいとしたバンドの雰囲気が伝わり、中でもベース・髙野清宗さんのいじられキャラっぷりが光りました。
取材・構成:渡辺雅史
撮影:なかむらしんたろう
■メンバーの役割分担 髙野さんは″沖縄のホテルマン″?
――撮影を見ているだけでも仲がいいのが伝わってきたんですが、バンド内でのそれぞれの役割ってどんな感じなんでしょう。例えばリーダーは決まっているのかとか、いじられキャラは誰なのか……は、訊かなくてもなんとなくわかっちゃいましたが。
髙野 (笑) 誰だろうね?
大森 髙野だけはオーディションで加入したメンバーなんですけど、そのオーディションのときからこんな感じでいじられ役ですね。
若井 そうだね。
大森 加入してすぐ、本人から「俺、いじられキャラじゃなく二枚目な感じでいきたいんだよね」って相談は受けたんですけど。
髙野 ちょっと! バラさないでよ!
大森 まあ、本当の二枚目はそんなこと自分から言わないので、無視しました。
若井 今日の服はそれ、沖縄のホテルマン?
――(笑) 他の皆さんはどうでしょう?
大森 僕が曲作りを担当してて、バンド全体を仕切るバンマス(バンドマスター)でもあります。で、若井(若井滉斗)が「リーダー」。
――バンドマスターとリーダーは別?
大森 バンド全体をバンマスがまとめて、楽器隊の4人をまとめるのがリーダーの若井、という感じです。オーナーと店長みたいな。
若井 わかりやすいね。(笑)
大森 涼ちゃん(藤澤涼架)はお腹痛くなる担当。
藤澤 担当ってなんだよ。
若井 あと、ライヴでは一番元気に動き回って、盛り上げ役を買って出てくれてます。
大森 そうね、″ライヴでは″っていうと普段が暗いみたいですけどね。語弊がありますけどね。普段が暗いみたいなね。でもライヴでは元気なんです。
若井 ライヴではね。
山中 ライヴではね。
藤澤 強調してるじゃん!
大森 普段はすこぶるローテンションで。メンバー以外に友達がいるかどうかもわからない。
藤澤 いなくはないと僕は思ってるよ。みんなあんまり予定が合わないけど。
大森 ……。
山中 ……あと、すごくまじめだよね。
大森 それは本当に。ライヴでは積極的にステージを駆け回ってお客さんとコミュニケーションしてくれるので助かってます。
藤澤 ……ありがとうございます。(照)
若井 逆に、プライベートで一番はしゃいでるのは大森ですね。ライヴでは澄ましてかっこよく歌ってますけど。
大森 (他人事のような顔)
若井 なんだよその顔。(笑)
大森 山中はメンバーで一番どっしりしているというか……
若井 力強いよね。
――山中さんは過去のインタビューで「バンドの中で女性が自分1人だということを特に意識したことはない」とおっしゃってましたが、それは今も変わらず?
山中 そうですね。特にないですね。
大森 僕らのほうも特に意識したことはなくて。でもそれって、山中がそういうことを意識させないようにしてくれてるって話だと思うんですよ。だからすごい人だなと思いますね。