【実録】試しに20代向けの婚活パーティーに行ってみたら…奇跡が起きた

【実録】23歳女子が婚活パーティーに行ってみたら…

突然ですが、皆さんは婚活パーティーに行ったことはありますか? マッチングアプリが出会う場所ランキング上位の定番になって久しいですが、婚活パーティーとなるとやや敷居が高く感じる方も少なくないのではないでしょうか。

かく言う私・ライター平岡も、婚活パーティーは敷居が高いと感じていた身。ただ、実際に参加してみたらその印象がガラッと変わりました。今回は実際に婚活パーティーに参加したときのレポートと、参加するうえで意識しておきたい3つのことをご紹介します♪

友人との会話に焦りを感じ、行動開始

年齢を重ねるにつれて、友人たちの会話が「最近告白されて付き合ったの♡」「誕生日のプレゼント何あげたら良いと思う?」から、「同棲始めたんだよね」「子どもほしいからそろそろ結婚も考えようと思ってて…」に変化しました。ちなみに私は24歳。正直まだまだ若い自覚はあるものの、周りがどんどん前に進んでいるなか、恋人どころか好きな人すらいない現状に焦りを感じないかと言われると全くそんなことはありません。何かしら行動を起こさねば! と一念発起し、ひとまずマッチングアプリをインストールしました。

…がしかし、お相手の選び方がわからない!!

私の好きな男性の傾向は、明るくて表情豊かな人。学歴・年収・身長などのスペックは二の次で、見た目に関しても「好きだからかっこよく見える」タイプです。マッチングアプリはとても便利で素晴らしいサービスだけど、好きになる基準が“雰囲気”の自分には、やはり実際に会うところから始まったほうが効率よく事が進む予感がしました。

何か良い方法はないかな~とネットを見ているときに出会ったのが、婚活パーティー。20代向けの企画がいくつもあり、思ったより敷居も高くなさそうです。そして何より、一度に複数の人と直接お話できるというメリットは大きいですよね。というわけで、人生で初めての婚活パーティー参加を決めました!

いざ、婚活パーティーへ

服装はカジュアルなもので良いとのことで、無難にワンピーススタイルで参加。会場に到着後、周りを見渡してみると、やっぱりワンピースで来ている女性が多め。男性はかちっとしすぎないジャケットを羽織っている印象でした。

まずは受付からスタート。本人確認証を掲示します。スタッフさんは手元にある名簿と照らし合わせながら見ており、本人確認はしっかり行っているようです。タブレットを受け取り、指定された席へ着席します。

今回私が参加したのは、半個室型のパーティー。婚活パーティーというと大きな会場でグラスをもってお話する、いわゆる“立食パーティースタイル”を想像していたので、半個室型のパーティーがあることにまず驚き。

個室に入ってみると、意外と狭い! テーブルを挟む形ではなく横に並ぶ形で、お相手との距離は電車でひとつ空けて座ったくらいの距離感。女性が奥で、男性が通路側です。私が到着したときには男性がすでに着席されていたのですが、椅子を引いてもらわないと通れないくらい縦幅が狭く、圧迫感がありました。人見知りしないタイプとはいえ、この空間でお話をするのはちょっと緊張するかも…。

↑ちょっと違うんですが、ざっくりこんな感じでした

トーク時間5分は長い? 短い?

今回参加した企画は、「女性:20代限定、男性:〜35歳で年収600万以上」の方を対象にしたものでした。男性のみ年収の縛りがあるのは気の毒な感じもしましたが、これが婚活市場なのでしょうか…。男女比は8:10で、女性のほうが多め。こういったパーティーは男性のほうが多そうな勝手なイメージがあったので、女性のほうが多いというのは意外なポイントでした。

定刻になると、スタッフさんの説明からスタート。パーティーの流れや注意事項についての説明が終了すると、いよいよお相手とお話する時間が始まりました。

1人あたりの時間は約5分。お互いに簡単な自己紹介をした後、会話に入ります。手元のタブレットに、事前に登録した簡単なプロフィールが表示されているので、「何から話そう…」と不安になることはありませんでした。

年齢・身長・職業・学歴などの基本情報のほか、自由記述欄があり、趣味や特技、その他アピールポイントを自由に書くことができます。パーティーに登録したきっかけや、仕事の休み(土日休みかシフト休みか等)、最近ハマっていることなどを書いている方が多い印象でした。このプロフィールは、お相手と話している時間だけでなくパーティー開催中は常時見ることができました。

話の鉄板は「どんな仕事をしているか」と「休みの日は何をしているか」。5分と聞くと短く感じますが、実際に話してみるとそんなことはなく、踏み込みすぎてしまうこともないためちょうどよい時間に感じました。また、半個室ということでお相手の声が聞き取りやすく、こちらも声を張らずに自然な状態で会話ができたのは嬉しいポイント。

5分経つとスタッフさんから声掛けがあり、男性が席を移動。次の方が個室に来てくれます。男女比8:10ということで、8名の男性とお話をするわけですが、これが結構大変! 喋っているだけでも気力と体力を消耗します。

次から次に人が入れ替わるため、それぞれの方がどんな方だったのか忘れてしまいがちです。メモは禁止とのことだったので、自分の記憶力に期待をするしかありません。ただ、今回は女性のほうが2名多い影響で、途中2回は休憩タイム。ありがたいことにその時間で頭の整理をすることができました。

お互いのプロフィールを見ながらお話を進めることが多いので、お相手が自由記述欄をしっかり書いている方だと「この人はサッカーが好きな人だ」「ゲームが好き…あぁ、あの新作のゲームプレイしたって言ってた人か!」など、会話を思い出すきっかけになりました。一方、必要最低限の必須項目のみ登録している方だと会話の内容を全然思い出せない…。今後婚活パーティーに参加される方は、事前に記入するプロフィールがあれば、きちんと書いておくことをおすすめします。

最後のマッチングタイムで奇跡が

全ての方とお話が終わると、いよいよマッチングタイムです。マッチングしたい方の番号を3名まで書いてスタッフさんへ渡します。集計後、ペアが整理した方の番号が発表され、合流して一緒に退場という流れでした。筆者は共通点が多くもっと話してみたいと思った方と、趣味が同じで話が合いそうと思った方の2名を選びました。

初めての参加だったこともあり、ペア成立しなくても雰囲気を知れただけでも大きな収穫かな~と呑気に聞いていたら、まさかのペア成立! 共通点が多くもっと話してみたいと思った方とペアになりました。

この日は自分を含め、3組のペアが成立していたようです。スタッフさんの指示に従って合流し、その後はお茶をしに行く流れに。1時間ほど近くの喫茶店でお話をし、「今度改めてどこかに出かけよう」という話になりましたが、私が体調を崩してしばらく会えない期間が続いてしまい、自然消滅しました。もったいない!!

婚活パーティーに参加して感じたのは、思っていたよりもずっとカジュアルだということ。初めて&ひとり参加でも浮いてしまうことはなく、気軽に参加できるものだと感じました。

初対面の方と話すのが苦手で、事前にある程度関係性を作ってから会いたいという方は、チャットや電話でやり取りができるマッチングアプリのほうが良いかと思いますが、筆者のように「写真とプロフィールだけじゃ全然判断できない、実際に会って話すところから始めたい!」という方にはぴったりのサービスではないでしょうか。


最後に、実際に参加して感じた「婚活パーティーに参加する上での注意事項やポイント」について3点ご紹介します♪

婚活パーティーで気を付けたいこと3選

①友達と行くなら、パーティーの形式に注意

半個室型のパーティーは、同行者と離れて座ることになります。企画によってはマッチング希望を出す前に休憩時間がない場合もあり、誰を書くのか同行者と話し合う時間が取れないことも。同じ人を書いてしまい片方がペア成立した場合、その後の関係がやや決まずくなりそうです。立食パーティー式なら一緒に行動できるので、友達と行くなら開催形式に注意しましょう。

②もっと話したい!と思わせる会話をする

今回私が参加した企画は「男性との会話は、1人につき1回きり」。もう1回話すということができないので、最初の印象がすべてになります。もし「1回目は順番通り、2回目は各々好きなところでフリートーク」という企画があったとしても、初めの会話が弾まないと次に繋がりませんよね。無難な会話をするのも良いけれど、それでは他の方に埋もれてしまいます。奇想天外な話題を出す必要はありませんが、相手を楽しませる気持ちをもって「この人ともっと話したい!」と思わせる会話を意識したいところです

今回8人の方とお話してみて感じたのは、会話をどんどん広げてくれる方とはもっと話したい! という気持ちになりやすかった印象があります。

例)私「日本酒が好きなんですよね~」

△「日本酒いいですね! 僕もよく飲みます」→ここで話が終わりがち

◎「○○っていう唎酒ができるお店知ってますか?」→日本酒ネタで広げてくれる

◎「あまり飲んだことないんですけど、初心者におすすめの銘柄ありますか?」→知らなくとも、興味を持って質問してくれる

と、ひとつの話題からどんどん続いていく方に好印象を持ちました。

自分の知らない話題が出たとしても、話の中に質問できるポイントを見つけて聞いてみると話が広がりそうです。逆に自分の大得意な分野が来たら、あえて全ては語らず、トークの時間が終わる間際に「この続きまたお話できるの楽しみにしてます!」と次の機会を匂わせるのもひとつの技です♡

③適度に本気度を見せる

婚活パーティーという名前の通り、参加者は皆さん真剣にお相手を探しに来ています。特に男性側は参加費が高額なことも少なくないため、1回のパーティーにかける真剣度は女性以上かもしれません。特に私は年齢が24歳ということもあり、「お若いですね」と言われることがしばしば。“若さは女の武器”なんて言葉もどこかで耳にしましたが、逆に「遊び半分で来たのかな」「本当に将来のことを真剣に考えているのかな」と思われる理由になりかねません。

「まだ参加しなくても出会いあるでしょ」とストレートに聞かれたため、「それが意外とないんですよ。女所帯のコミュニティで生きてきたので…。職場の人みなさんご結婚が早いから、私も早いうちに行動しようと思って参加しました!」とこちらもストレートにお返しすることができました。

ただ、こうやって話題にあがらないとなかなか伝えにくいというのが本音。前述した通りプロフィール欄にパーティーへの参加理由を記載している方は男女ともに多いので、「仕事にも慣れ、そろそろ将来のことも考えようと思い参加しました」などと記載しておくと自然に真剣度を伝えられそうです。


今回ペア成立した方とは残念ながらお付き合いには至りませんでしたが、総じて参加してよかったと感じました。恋活や婚活を始めたいという方はもちろん、すでに始めているけれどやり方が自分に合ってない気がする…という方はぜひ婚活パーティーも視野に入れてみてはいかがでしょうか。新しい出会いがあなたを待っているかもしれませんよ♡(平岡あおい)

写真/(c)Shutterstock.com