「転職のきっかけ」ランキング、3位は企業の将来性、1位は?8,600名に調査!

■「転職のきっかけ」ランキング、上位は「給与・やりがい・将来性」のなさ


働いていると、何度かは考える転職。今年の3月に、周囲で続々と人が転職していく姿を見て、陰でこっそり転職活動をしている人が多いことに驚きました。そして、仕事ができる人ほど転職活動している事実を知って、少しずつ転職について考えてみる必要があるかも……なんて思っちゃいました。

ということで、今回は気になっているけど、人に聞きにくい転職について徹底調査!  転職サイト「エン転職」が転職者8,668名に聞いた結果を見てみると、転職したくなったきっかけと、いざ退職をすることを伝えるときに不安なことベスト3が判明しました。

転職

■退職のきっかけベスト3は…


まずは「退職を考え始めたきっかけを教えてください」と伺ったところ、このような結果に。

「退職を考え始めたきっかけを教えてください」グラフ

 

【「退職を考え始めたきっかけ」上位10位(全体)】

1位 給与が低かった 39%
2位 やりがい・達成感を感じない 36%
3位 企業の将来性に疑問を感じた 35%
4位 人間関係が悪かった 27%
5位 残業・休日出勤など拘束時間が長かった 26%
6位 評価・人事制度に不満があった 25%
7位 自分の成長が止まった・成長感がない 23%
8位 社風や風土が合わなかった 21%
9位 体調を壊した 19%
10位 やりたい仕事ではなかった 17%

 

全体ではこのようなランキングになりました。

一方で、年代別で比較すると、全体では10位だった「やりたい仕事ではなかった」が、25歳以下の若い世代では26%と全体より9%も多く、25歳以下に限ると5位にジャンプアップ! 「仕事の手順だけ覚えさせられてやりがいがない」「社会に貢献しようというが、会社は目の前の利益ばかり追求している」などのコメントが集まりました。

その他、25歳以下では「拘束時間が長かった」「他にやりたい仕事ができた」も全体に比べてそれぞれ6%近く高く出ました。若いからこそ、自分のやりたいことを仕事にしようと転職を考える人が多いようです。

また、3位になった「企業の将来性」を理由に転職を考えるのは、終身雇用でなくなったからこそ生まれた視点と言えそうです。転職を考える理由も時代によって変わってきているようですね。特に売り手市場の今、転職しやすいですし、転職すれば給与が上がるというパターンも多いので、世はまさに大転職時代なのかも……。

■転職を伝えるときに不安なことは「転職先が見つかるか」「転職先で上手くいくか」「転職をいつ伝えるか」


続いて、「退職理由を伝える上で、不安な点・気になる点」を伺ってみました。

「退職理由を伝える上で、不安な点・気になる点」グラフ

その結果、第1位「次の職場が見つかるかどうか」(58%)、第2位「次の職場で上手くいくかどうか」(43%)、第3位「退職をいつ伝えるか」(39%)という順番となりました。

25歳以下の方は「退職をいつ伝えるか」(50%)「退職理由をどのように伝えるか」(48%)といった退職方法に関する項目のポイントが高い結果になっていました。男女別で比較しても、上のグラフの通り、全体的に女性のほうが転職への不安感が強いことがうかがえます。

 

転職したほうが明るい未来に繋がる可能性が高いかもしれませんが、仕事はひとりではできないもの……。次の仕事内容や転職先にいくら魅力があっても職場が変わることは不安でいっぱいですよね。

ただ、これだけ転職が盛んな今、転職経験がある人も多い訳です。人間の悩みの半分は悩まなくてもいいことだと聞いたので、無駄な心配をするよりも早く業務を覚えることに脳みそを使ったほうが良いかもしれませんね!

さて、転職理由と転職時の不安を見てきましたが、いかがだったでしょうか。誰しも新しいことをやるときは不安になります。ただ、転職経験者のほとんどすべての人が同じ悩みを持っていたことが分かったので、ちょっと安心した人も多いのでは? 転職を考えている人はぜひこの記事を読んで、不安を解消してください!  転職希望者の皆さんの支えになれば嬉しいです。(かすみ まりな)

 

情報提供元:エン・ジャパン株式会社/ユーザーアンケート調査「退職のきっかけ」

 

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