早く結婚した人に聞いた、結婚ブームに乗っかる方法

50歳までに1度も結婚したことのない人の割合を示す「生涯未婚率」は、年々上昇しています。そんななか、パートナーエージェントが新社会人に行った結婚観や恋愛観に関する調査では、「結婚したい」と考えている新社会人は年々増えていることが判明しました！

ということで今回は未婚、既婚、若者の結婚観をチェックして、結婚ブームに乗っかれる方法を探りましょう。

■30代前半までに結婚するのが理想でも、実際に焦りだすのは30代後半……

はじめに何歳までに結婚するのが理想なのか聞いてみると、男性44.8％・女性41.5％が「25〜29歳」、次いで男性30.8％・女性27.2％が「30〜34歳」と回答し、男女の約8割が30代前半までに結婚するのが理想であると考えていることが分かりました。

よく言われる自分と同世代人々が続々と結婚していく「第1次・第2次結婚ブーム」の間に自分も結婚したいと考えるのが一般的なようです。

しかし、ここには大きな落とし穴があるようです。現在未婚の人に、結婚を焦った年齢について聞いてみると、理想とは大きなギャップがありました！

結婚に対して焦りを感じ始めたのは何歳のころでしたか？と40〜59歳の未婚男女に聞いてみると、最も焦った年齢が「35〜39歳」という結果に。結婚したい年齢を過ぎてからやっと焦っている人が多いようです。

対して結婚ブームに乗れた人々の焦った時期を確認してみますと、「25〜29歳」で皆さん焦り始めていたことが分かります。既婚者は、未婚でいる40～50代男女より、30代前半までに結婚する目標にきちんと向き合っていたように思えますね。

ここで特に確認してほしいのが、既婚男性の24.5％が「20〜24歳」で既に結婚を意識していた点です。子どもを産める期限があり、自分のキャリアを社会人になる前から意識しやすい女性よりも、男性のほうが結婚について前向きに考えていたのにはちょっと驚きです……。

もしかすると、20〜25歳の年齢で1年程度付き合っている場合は、恋愛の楽しさや駆け引きを楽しむよりも、この先一緒にいて安心できる・幸せを感じられる彼女になることが結婚ブームに乗っかれる近道なのかもしれないですね……。

■40〜50代が未婚なのは「結婚したくない」より「出会いがない」

続いて、現在未婚でいる40～50代男女に、今も未婚でいる理由はどこにあると思うかと聞いてみました。すると「結婚したくない」より「出会いがない」と回答している人が最も多いことが判明しました。

このことから、結婚したくない人が増えていて生涯未婚率が上がっている訳ではなく、結婚はしたかったけど出会いや仕事、経済的な理由で未婚率が上がっていることが分かります。また「出会いがない」が最大の回答であることから、結婚をなんとなく後回しにしてしまった人が多いようです。

■結婚したい若者は増えている。2012年から16.6ポイント増加

それでは、パートナーエージェントが過去数年にわたって新社会人を対象したアンケートにおいて、「結婚したい」と回答した人の割合の推移を見てみましょう。「結婚したい」と回答した人は、調査を開始した2012年には79.3％でしたが、2018年には95.9％と、16.6ポイントも増えています。

狭義の意味での「結婚離れ」を「『結婚したくない』という意思を持つ人が増えていること」と定義するのなら、このことから若者の間では「結婚離れ」が進んでいるわけではなく、むしろ逆に結婚したい若者は増えていることが分かります。

■結婚ブームに乗っかる方法【まとめ】

最後に今回の調査結果と、早めに結婚した若者にインタビューして分かった「結婚ブーム」に乗っかる方法をまとめました。

結婚したい年齢の3年前から行動
出会う機会を増やす

当たり前ですが、結婚は一人ではできません。なので、結婚したくなったらすぐできる訳ではありません。結婚の「入籍」がゴールなのか「挙式」をあげるのがゴールなのかは人それぞれですが、 30代前半の若いうちに白いウェディングドレスを着て挙式をあげることをゴールとして考えてみます。最短ルートで逆算してみると、

・挙式準備：平均10ヵ月
・役所への届出準備：約1ヵ月
・それぞれの両家のご挨拶、両家顔合わせに、ひと月の土日全てを使用：最短1ヵ月
・一緒に住んでも問題ないのか確認：約6ヵ月
・2人で住む部屋を探す：最短1ヵ月
・お互いの友達に紹介：約1ヵ月
・付き合えるか確認デート：約3回（1〜2ヵ月）

大体2年くらいはかかります。そしてこれは結婚したいとお互いが思えた黄金ルートなわけでして、ダメだったらデートからまたやり直し。余裕を持って結婚するために約3年前から行動するのは、早すぎることはないことが分かります。