結婚適齢期を過ぎても、結婚していない人にありがちな4つの特徴

ときに人は「結婚してないなんて不幸」「●●歳までにアレしなきゃ」とか、あくまで他の人のものさしで計った「幸せ」の基準に振り回されたり、焦ってしまうことがあります。
あの人は結婚して子どももいる、家も買ったみたい。でも私は彼氏もいないし……人生どうしよう!? なんて、焦れば焦るほどうまくいかなかったりする。

ひとりぼっち…!?
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結婚しているあの子と、結婚していない私。学生時代はどっちがモテるなんてそんなに変わらなかったはずなのに(もしかしたら、私のほうがモテていたかもしれないのに)、いったい何が違うんだろう。

これまで、「ファン体質の恋愛」「仕事と恋愛の両立」「本気で婚活をしてわかったこと」など、さまざまなお話をうかがってきた、「OTONA SALONE」編集長の浅見悦子さんに、「結婚していない人にありがちな特徴」をうかがいました。
自身の体当たり婚活経験を赤裸々に書いた人気連載「40代編集長の婚活記」をはじめ、独身女性の生態について知り尽くした浅見さんが語る「結婚していない人あるある」は……耳が痛い!

 

◆自分を変える気がない


オトナサローネでずっと人気を集めている記事に、「結婚していない40代の独身女性に共通する9つの特徴」というものがあります。

「忙しい」とか「男性に頼らなくても平気」とか「妙なこだわりがある」とか(笑)、いろいろな特徴がありますが、この中で私が特に大きいと思う要素は「自分を変える気がない」ということ。
結婚して誰かと共同生活を送るって、お互いのライフスタイルを変えること。だから柔軟性や協調性が必要だと頭では分かっているんですが……40代の独身女性の9割は、おそらく心のどこかで「自分を変えることがイヤだ」と思っている。

自分を変える、って、ひとつひとつはそんなに大きいことではありません。たとえば起床時間や就寝時間、部屋の使い方や、銀行の口座の名義。一度変えてしまえばなんでもないことが多い、いろいろなことを変えたくない、という人が多いし、「できれば変えないでうまくいく人がいないかな」と、どこかで思っているんです。

でも、結婚している方は、それをちゃんと変えている。たとえば私のジャニーズのファン友達で結婚している人も、カラオケで朝3時まで騒いでいたとしても、ちゃんと朝の6時になったら起きて、旦那さんを起こして、朝ごはんを作っている。私は10時くらいにしか起きられないのに(笑)。
さらに私の場合は、お正月に実家に帰ったとき、実家でさえも「他の誰かのペースに合わせて行動する」ということが2泊3日くらいで限界を迎えて、そこを超えると「ひとりになりたい」と思ってしまう。結婚云々の前に、人と暮らすことが難しそうですね(笑)。

 

◆独占欲・所有欲がない


私の周囲で結婚していない方は、第1回第2回でも出てきた「独占欲・所有欲」がなかったり、束縛されるのがイヤだ、という方が多いですね。でも、世の中には「彼氏にある程度束縛されたい」という人がわりといる。

早いうちに自然と結婚する方は、所有や独占をしたいかされたいか、少なくてもどちらかは持っているのではないかと思います。私は……どちらも面倒だなと思ってしまいます(笑)。独占も所有も、結局手に入れることってお世話をすることがついてくるから、面倒なことじゃないですか。でもその面倒なことこそが、きっと嬉しいと思うんでしょうね。

結婚とはまた違いますが、ペットを飼うのにも近いものがある。犬や猫を所有することになったらきちんとお世話しないといけないし、泊まりや旅行もペットがいるとどうしても制限されてしまう。他の人のペットを見てかわいいなとは思うけれど、自分が24時間お世話をすると考えると無理。それくらい、所有することによる面倒を避けたいタイプなんです。

もしかすると、よく「ペットを飼うと結婚が遠のく」とささやかれているのは、もともと独占欲が所有欲がある人でも、ペットを飼うことによって、その欲求が人ではなくペットに向かってしまうから、ということもあるかもしれませんね。

◆「譲れないこと」へのストレス度が高い


先ほどの「ペットがいることで行動が制限されるのがイヤ」ということにも共通しますが、「これをやりたいのにできない」ということに対して、イライラしてしまう人が多いと思います。

たとえば「今のタイミングでお風呂に入りたいのにどうして今入れないの?」とか、ひとりでいればできるはずなのに、誰かといることによってできなくなってしまうことへのストレス度が異様に高い。「今お風呂入りたいのに」「テレビこれ見たいのに」とか、ひとつひとつは小さなことでも、譲りたくないものを譲らざるを得ないとストレスを感じる。我ながら自分勝手だと思います(笑)。

結婚できる人は、おそらくそこまでこだわりがないか、こだわりがあったとしても譲れるんですよ。そうやって「譲る」気持ちを持つことは重要だと思います。

◆いい意味でも悪い意味でも、正直


そして、ある程度の年齢になって結婚していない人には、嘘がつけない、良くも悪くもまっすぐな人が多いと思います。
うまく嘘がつけないという意味でもそうですし、正論を思ったままにぶつけてしまうのもそう。素直すぎて、何かを「伝える」ときに、演出ができない。

たとえば男性が何かを言われて、違うと思ったら、「それは違うんじゃない?」とそのままズバッと言ってしまう。そうやってすぐに意見を否定されると、人ってムッとしてしまうこともありますよね。

でも、同じ「違う」ということを伝えたいのだとしても、一旦受け止めて、考えて、同意はしてみて「そうなんだね、でも私はこうも思うんだけど」と伝えたら、言いたいことは同じでもだいぶ印象は変わります。そうやって「違う」と思ったときに「違う」という言葉を使わずに伝えられるといいですよね。

自分の正しさをただ押し付けるんじゃなくて、「こう言ったら相手はどうとらえるかな」という視点が必要だと思います。

現在結婚したいけれどなかなかできない、など、結婚について思い悩んでいる方は、思い当たることがあった人(もしかしたら、全部……?)、多いのではないでしょうか。
性格も好き嫌いも人それぞれですから、無理してねじ曲げることはありませんが、少し今よりも譲れるように心がけてみると、何かが変わってくるかもしれません。

さて、次回は……ある程度の年齢を過ぎるとつきまとってくる「親や親戚、地元の友達との結婚トーク……どう対処する?」問題について、うかがいました。

★次回はコチラ→ 親や親戚、地元の友達との結婚トーク、どう対処すべき?独身歴46年のプロに聞きました

 

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OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子

40代からの「自分らしく自由に自立して生きる」女性webメディアOTONA SALONEを2016年に立ち上げ、現職に。自らカラダを張りまくって40代女性の本音とリアルとガチなファッション、美容、婚活、仕事、女性の生き方の記事を執筆中。
婚活歴1年半、美容・健康編集者歴22年、元『S Cawaii!』編集長。
1972年生まれ。恋人いない歴8年超の独身街道まっしぐら。

★オトナサローネ https://otonasalone.jp/
★浅見さんの人気連載「40代編集長の婚活記」はコチラ https://otonasalone.jp/tags/series-around40konkatsu/

構成/後藤香織

 

 

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