結婚して夫の姓に変わったものの、職場で新姓を使うかどうか悩む…という人もいるのではないでしょうか。今回は、既婚女性に、結婚してから職場で新姓と旧姓どちらを使ったのか調査。それぞれのメリットを聞いてみました。
職場では結婚後、新姓・旧姓どちらを使う?
結婚したら職場で新しい姓を使う人が多いのでしょうか? 20~50代既婚女性150人に、結婚後の姓について聞いてみました。
Q.あなたの職場では結婚後も旧姓が使えましたか?
使えた…58人(38.7%)
使えなかった…42人(28.0%)
わからない…50人(33.3%)
まずは職場環境として、旧姓使用がOKだったのかどうかを聞いてみました。職場で旧姓を使い続けられるかどうかを確認しなかった、または忘れてしまった人も多くいましたが、使えた派が少しだけ勝る結果となりました。
Q.あなたは結婚後、職場で新姓と旧姓どちらを使いましたか?
結婚して姓が変わり、職場でもその姓(新姓)を使った…103人(68.7%)
結婚して姓が変わったが、職場では旧姓を使った…28人(18.7%)
結婚しても姓は変わっていない…19人(12.6%)
実際に使ったかどうかを聞いてみると、姓が変わって新しい姓を使ったという人が7割弱。変えるという人が多いようですね。
職場で新姓を使うメリット
では新姓を使うとどんなメリットがあるのでしょうか?
1.新たな気持ちで仕事ができる
- 「新たな気持ちで仕事ができる」(38歳・公務員・教職員・非営利団体職員)
今までとは違う名前で呼ばれると、新しい自分になったような感覚になれそうですよね。仕事場で新しい名前で呼ばれるたびに、結婚したんだという気持ちを実感できるのかもしれません。
2.結婚したことを理解してもらえる
- 「結婚したことを理解してもらえる」(52歳・パート・アルバイト)
- 「変われば結婚したことが分かってよい」(55歳・専業主婦)
わざわざ「結婚しました」と報告しなくても、姓が変わったことで結婚したと理解してもらえるのもメリットのようです。いちいち報告するのも結構大変ですもんね。
職場で旧姓を使うメリット
逆に旧姓を使い続けることにはどんなメリットがあるのでしょうか。
1.結婚報告をしなくてもいい
- 「結婚したことを話さなくても良い」(28歳・医療関連の専門職)
- 「いちいち結婚して姓が変わったことを説明しなくて良い」(26歳・パート・アルバイト)
- 「旧姓のままなら、取引先に結婚したことを報告する必要がない」(52歳・専業主婦)
結婚をあまり大っぴらにしたくないという人もいるでしょう。その場合、結婚を伝えずに静かに仕事をし続けられるのは嬉しい点だといえそうです。
2.メールアドレスや名刺などがそのまま使える
- 「メールアドレスや名刺などがそのまま使える」(26歳・専業主婦)
- 「人との会話で変える必要がない」(29歳・会社勤務)
- 「社用携帯・メールアドレスや名刺等、名前がはいっているものを変更しなくてよい。周りもそのままで呼びやすい」(34歳・会社勤務)
名刺はもちろんのこと、会社用のメールアドレスはフルネームで作成されていることも多いですよね。それらを変更するのは意外と手間が大きいので助かるという声も。
【まとめ】
結婚して姓が変わった場合、新しい姓を職場でも使うことが多いようです。とはいえ、名前が変わることで発生する手続きは大変という意見も。仕事上支障がでないなら変えないという選択肢もありかもしれませんね。