スタイリストの仕事に密着!華やかさの陰では結構キツイ!

「スタイリスト」って、よく聞くけど、いったいどんな仕事をしているんでしょうか。「雑誌とかに載る服をスタイリングしている」……確かに正解ですが、スタイリストの仕事はそれだけではありません! 2013年には表紙デビューも果たした、『CanCam』専属アイドル読者・丸林広奈さんが、3月号で今度はスタイリストデビューを果たしているのですが、その際の仕事内容に『CanCam』が丸ごと密着。さて、スタイリストの仕事内容、一挙公開しちゃいます!

 

【1】まずはリースで各ブランドのプレスルームをまわります。

スタイリストの仕事の基本となるのが、洋服の「リース」。リースとは、アパレルブランドのプレスルームにおじゃまして、作りたいスタイリングやテーマに合った洋服や小物をお借りしてくること。通常、ひとつのブランドにかける時間は30分~1時間で、1日約10ブランドをまわります。新作や流行の傾向を見つつ頭の中でスタイリングを考えるのは、頭がフル回転していないとできません! 借りた商品をロケバスに積み込むのもスタイリストの仕事のひとつです。

スタイリストの仕事に密着!華やかさの陰では結構キツイ!

 

【2】深夜まで続く!コーデ組み&撮影準備

リースの後は、集めたアイテムで撮影日までにコーディネートを組みます。「シンプルな服にはボリューミーなアクセサリー?」「靴ひとつで全体の印象がガラッと変わる……」など細かいところまで考え抜いて、編集担当のチェックを受けます。OKが出ると「撮準」と呼ばれる撮影準備へ。例えば靴ひとつにしても、商品が汚れないように靴底にテープを貼る「底バリ」をしたり……。地道な努力が華やかな誌面を支えます。

 

CanCam2014年3月号P51

【3】いよいよ本番!早朝から大忙し、撮影日

撮影当日のスタイリストの仕事は、朝イチに、当日撮影で使う洋服や小道具をすべてロケバスに積み込むところからスタート! そして洋服が一番キレイに見えるようにモデルのサイズに合わせて着せて、モデルが着用し終わった服は元のラックへ。待ち時間には値書き(誌面掲載用にプライスとブランドを記入したもの)の準備と撮影中も大忙し。

 

【4】撮影終了後もまだまだお仕事は続きます!

撮影終了したらほっとひと息……というわけにもいかず、撮影後すぐに、お借りしたブランドに商品を返却する準備(返準)がスタート! アイテムひとつひとつのブランドを確認してブランドごとにまとめ、撮影中に確認していた値書きをパソコンで打ち、編集担当に渡したところでようやくひと段落! 美味しいビールが飲めます。

 

想像していたよりも「仕事の範囲が広い……!」と思いませんでしたか? ファッション誌やモデルに関われる華やかな一面があることはもちろんですが、とにかく体力勝負で地道な努力もとても必要とされる、結構ハードな仕事。スタイリストの仕事内容を知って雑誌を眺めると、これまでとはまた違った楽しみ方ができるかもしれません!(後藤香織)

CanCam2014年3月号表紙
(『CanCam』2014年3月号)

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