議論が「煮詰まる」って、結論は出た?それとも出ていない?40%が不正解

「議論が煮詰まった!」って、良いこと?悪いこと?

当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は意味を間違えて覚えていた…という経験、ありませんか?

そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが…。

今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!

「議論が煮詰まる」って、意味を説明できる?

 

話し合いをしていると、「議論が煮詰まってきたね」と口に出すこと、ありますよね。

でもこの言葉、正しい意味で使えていますか?もしかすると、意味を間違えて覚えてしまっているかも…。

(C)shutterstock.com

どちらの意味が正しいか選んでみて!

では、次のどちらの意味が正しいか、選んでみてください!

1 「議論や意見が十分に出尽くして結論の出る状態になること」

2 「議論が行き詰まってしまって結論が出せない状態になること」

 

決まりましたか?では、答えを確認してみましょう。


正解は…コチラ!

意味を確認してみましょう。

「議論が煮詰まる」の意味は…

 

1 「議論や意見が十分に出尽くして結論の出る状態になること」

 

でした!

 

文化庁が発表した、平成25年度の「国語に関する世論調査」では、

本来の意味とされる「議論や意見が十分に出尽くして結論の出る状態になること」で使う人が51.8%
本来の意味ではない「議論が行き詰まってしまって結論が出せない状態になること」で使う人が40.0%

という結果が出ています。

 


【まとめ】

誤用の方は、本来とは全く真逆の意味なので、どちらの意味で「煮詰まる」を使っているかによって会話に食い違いも発生してしまいそうですよね。
そんなとき、正しい意味を貫くのか、相手に合わせるのか…この議論は、煮詰まることがあるのでしょうか。(薄井大輔)

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