絶対知ってる単語なのに、意外と読めない!「五月蝿い」の読み方知ってる?

世の中には、読めそうで読めない漢字がたくさんありますよね。パソコンやスマホの予測変換では読めない日本語も簡単に打てるため、メールでもSNSでもそうした言葉と出会う確率が増えています。

たとえば、「暫く」「忽ち」「象る」「顰蹙」「噎せる」などは、漢字だけでは難しそうに見えますが、読み方を聞けばおなじみの日本語ばかりです。(読み方の正解は各リンク先をチェック♪)

そんな読めそうで読めない漢字クイズ、本日のお題はこちらです。

五月蠅い

「五月蝿い」

 

この単語は、なんと読むのでしょうか?

ヒントはずばり、漢字そのものです。五月の蝿と書いて「五月蝿い」。ということで、さっそく五月の蝿(ハエ)を想像してみましょう。気候が暖かくなってきた五月には、蝿だって元気になりますよね。顔の周りをブンブン元気に飛び回られたら、どう思いますか?

 

その感情がまさに今回の正解! そう、答えはコチラ。 

五月蠅いの読み方

「五月蝿い」の読み方は「うるさい」でした!

デジタル大辞泉(小学館)によれば、五月蝿いの意味は次のとおり。

(1)物音が大きすぎて耳障りである。やかましい。
(2)注文や主張や批判などが多すぎてわずらわしく感じられる。細かくて、口やかましい。
(3)どこまでもつきまとって、邪魔でわずらわしい。また、ものがたくさんありすぎて不愉快なさまにもいう。しつこい。

そして意外なことに、次のような意味もあります。

(4)いやになるほどにすぐれている。
(5)いやになるほどに、こまごまといきとどいている。
(6)技芸がすぐれている。

「五月蝿い」は、古くは「行き届いて完全であるさま」をわずらわしく感じる意味と、良いものと感じる意味との両方を指していました。言葉の意味は時代によって大きく変化することがあるんですね。

頭のリフレッシュにもちょうどいい日本語クイズ。他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)

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