■「競争」でありながら、「チームプレイ」であるGDって、難しいですよね
就職活動って、大変です。
その中でも一つの山となることが多いのが、グループディスカッション。通称、「グルディス」あるいは「GD」です。
5~8人程度の少人数でグループを組み、与えられたテーマについて限られた時間内で討論するというもので、選考方法として用いられることがあります。
トークテーマも様々で、「日本に信号機はどのくらいあると思いますか?」というケース問題であったり、「一緒に働きたいと思える人はどんな人材か」という、答えの決まっていないフワッとした問いかけであったり、「新しい企画を考えて発表する」という、実際に働くことになった際に直面する課題であったりします。
企業や面接官、一緒にグループを組む相手によってどのような振る舞いをすべきかということは変わってくるので、「これをすれば確実!」というものはありません。
そこで今回は、実際にグループディスカッションを経験した人たちに、「どういったことを意識していたのか?」を聞いてきたので、ご紹介します。
他の人がどういったことを考えながらグループディスカッションに挑んでいるのかを知ることで、今後の参考になると思います。
■笑顔がイチバン!
グループで一番笑顔でいることを意識していた。
「笑顔が大事!」とは割とよく聞くことですが、緊張してしまうと顔がこわばってしまうものです。
そんな中、「せめて、一番笑顔で明るく!」と意識していれば、グループの空気も和み、好印象を与えられるかもしれません。
■他の人と差別化を!
新しい視点を提供できるように意識していた。
議論の方向性が決まってくると、逆に似たような意見が集まって、進展がなくなってしまうことがあります。
常にあまのじゃくであれ!というわけではありませんが、「他にもっといい方法はないかな」「本当にこのまま話を進めていって、問題はないだろうか」といった視点を持ち続けることは重要です。
それまでの流れを大きく変えることには勇気が必要ですが、妥当な意見だった場合は評価につながると思います。
■まずは、議論しやすい環境作りを
とにかく、和やかな空気を作ることを考えていた。
グループディスカッションで大切なことは、あくまで「チームプレイである」ということです。
「同じグループになった人は、ライバルである以上に仲間である」という意識を持ち、まずは議論を楽しんでもらうことを考える人は多いようです。
グループディスカッションは、実際に議論が始まる前にグループの顔合わせの時間があることが大半。
その時に自己紹介や雑談を行うことで、少しでもお互いに意見を出しやすい環境を整えることは重要なポイントですね。
「このグループ内で合否を分けるのではなく、このグループとそれ以外のグループで合否を分けましょう!」と毎回最初に宣言していた人もいるようです。
実際、そういった意識で取り組んだ方が選考を通過しやすいのかもしれませんね。
■結局は、コレ!
他の人と信頼関係を築くことを最終目標にしていた。
結局はコレに落ち着きそうですね。
どんな形であれ、「この人にだったら仕事を任せられる」「この人と仕事をしたい」「この人の意見を聞いてみたい」と思わせられるかどうかがゴールです。
「だって、将来的に同僚や上司になるかもしれない人がその場に集まっているのだから、信頼されるかが大切じゃない?」と語っていたのが印象的でした。そのとおりです。
いかがでしたか?
いずれ直面する人もいるかもしれないグループディスカッション。どんなに準備していても、結局は本番にどうなるか分からないものです。
せめて、「これだけは達成するぞ!」という小さな目標を胸に決めていれば、落ち着いて臨むことができるかもしれませんよ。(あまみず)
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