「とりあえずビール」という言葉もあるくらい、「お酒の代表選手」として名高いビール。男性はほとんど皆さんずっとビールでもいい……というくらいビール好きな人多いですよねえ。
一方で、女子って案外「ビールが苦手……」という方も多いですよね。
もちろん苦手なら苦手で全然問題ないのですが、なんやかんやと「じゃあ乾杯だけ全員ビールで」という飲み会もそこそこありますし、どうせなら美味しく飲めたほうが良いな、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際私自身も昔はビールが苦手でまったく飲めなかったのですが、今では自分からガンガン飲んじゃう「後から目覚めたビール大好き♡派」です。
というわけで、そんな「ビール」事情について女性100名に調査してみました。
「そもそも、ビールは好き?」「最初から飲めた?」「途中から飲めるようになった人は、どんなときに飲めるようになった?」そんな質問をぶつけてみました。
【意外と多い!「ビールを途中で好きになった人」って、いつ美味しく飲めるようになったの?】
Q.ビールは好きですか?
大好き! 12%
まあまあ好き! 23%
そこまで好きというわけではないけど飲める 32%
なんとも言えない 3%
飲めないです…… 30%
実に3割近くが「飲めない」と回答。だいたい「好き:好きではないけど飲める:飲めない」が1:1:1くらいで同じ比率ですね。うーん、こうやって見ると女性が多い飲み会だと「とりあえず生」は厳しいのかも。
それぞれの理由を見てみましょう。
【「大好き!」&「まあまあ好き」派の意見】
「飲むならビール! 甘いお酒やアルコール度数が高すぎると飲めないので、ビールしか飲みません。麦の香りとしゅわしゅわした喉ごしがたまりません!」(33歳・会社員)
「疲れた後のビールが美味しい!」(23歳・学生)
「喉ごしがいいし、味もいろいろあって面白い、苦味も好き」(27歳・会社員)
「食事に合う!」(23歳・学生)
「炭酸が疲れを癒してくれる」(22歳・学生)
「夏の暑いときは無性に飲みたくなる。最初の一杯がたまらなく美味しい」(27歳・会社員)
これはもうその通りですね。喉ごし。程よい苦味。どんな食事やおつまみいも合い、疲れたときや喉がかわいたときに飲むと……そう! 体はこれを求めていたの!と感動的なほどです。
【「そこまで好きではないけど、飲める」派の意見】
「のどが渇いたときは美味しいけど、普通のときに飲むと苦い」(25歳・会社員)
「のどごしは好きだけど、味がそこまで好きじゃない」(23歳・会社員)
「すぐおなかいっぱいになってしまってごはんが食べられなくなる」(23歳・公務員)
こちらは「条件つきで好き」「そこまで美味しさはわからないけど飲めるには飲める」のいずれかがほとんど。
また、「富山県の宇奈月ビールは苦味やクセが少なくて飲みやすくて大好き!」など、ある銘柄なら大丈夫、という方も結構いました。
【「飲めない」派の意見】
「苦く感じる」(回答多数)
「まず炭酸が苦手なので飲めないです」(24歳・専門職)
飲めない派の意見は「苦い」もしくは「炭酸が苦手」のいずれか。
ちなみに飲めない派の好きなお酒は「梅酒」「炭酸の入っていない甘いカクテル」「レモンサワー、グレープフルーツサワーなどの柑橘系サワー」がほとんど! 甘めのお酒が好きだと、やはりビールは苦いと感じてしまいそうですね。
さて、そんな「大好き」「まあまあ好き」「そこまで好きではないけど飲める」の「ビール飲める組」に、最初から飲めるようになったか、それとも途中から飲めるようになったかを調査。
Q.【飲める人のみ】ビール、最初から飲めました?
最初から飲めた 44%
最初は飲めなかったけど、いつのまにか徐々に飲めるように 46%
最初は飲めなかったので、訓練して飲めるようになりました 10%
なんと、最初から飲めた人のほうが少ない結果に……!
やっぱり「最初から飲めた人」のほうが「ビール大好き!」の割合は多かったですが、「最初は飲めなかったけど、いつのまにか徐々に飲めるようになった」人たちの6割以上が「今は好き」チーム!
最初飲めないからと言って、「やっぱりダメだ」と決めつけるのはちょっともったいないかも。
というわけで、満を持して「途中から飲めるようになった組」に「飲めるようになったとき、いったい何があったのか」を聞いてみました。
◆「途中から飲めるようになった」とき、何がありましたか?
【美味しいビールを飲んだ】
「ドイツでビールを飲んでから飲めるようになりました」(26歳・会社員)
「最初は缶ビールの美味しさがわからなかったけど、注ぎたての生ビールを飲んだら美味しいとわかった。そこから大丈夫になりました」(33歳・会社員)
「ニュートンという青りんごのビールを飲んだら美味しくて、そこから慣れていきました」(24歳・会社員)
やっぱり「美味しいビールに出合った日から、他も飲めるようになった!」という方が多いようです。フルーツビールなどの甘めのものや苦みが少ないものから始めると抵抗は少なそうです。もしくは、ビールにこだわりがあるという友達がいたら、「ビールの美味しいお店に連れてって!」とお願いすると、アタリに出会える確率が高いかも。
【ビールを使ったカクテルから慣れていった】
「シャンディガフから慣れて、そこから飲み会ごとに少しずつビールを飲んで慣れていきました」(23歳・会社員)
「キリンシティにあった、パインやライチのジュースとビールを半々で割るツートンビールを飲んでから、少しずつ抵抗がなくなりました!」(25歳・会社員)
先ほどの「フルーツビール」とちょっと近いですが、さらにジュースの割合が多いのがこちら。ビールをジンジャーエールで割った「シャンディガフ」をはじめとした、甘いジュースで割ったものから始めてみましょう。「苦いから苦手」という人も苦味が中和されます。
【シチュエーションで一度美味しく感じたら、そこから】
「お花見のときに友達と缶ビールを買って外で飲んだら美味しくて、そこから好きになりました!」(20歳・学生)
「社会人になってすぐ、金曜の夜に飲みに行って、試しに飲んでみたら美味しかった。仕事終わりのビールが美味しいってこれかー!となりました」(24歳・会社員)
「あるイベントのバイト終わり、一日立ちっぱなしで疲れているときに打ち上げで飲んだらそのビールの泡がきめ細かくて美味しくて、そこで急に目覚めた。その日からだいたいどのビールも飲めるようになりました」(28歳・会社員)
疲れている日や野外など、何かしらのシチュエーションで「美味しい!」と一度思えばしめたもの。一度「これか!」と美味しさに目覚めれば、それ以降も美味しく感じるというパターンは多いようですよ。
【慣れた】
「会社の飲み会で最初は必ずビールだった」(26歳・会社員)
「飲み会のたびに飲むようにしていたら大丈夫になりました」(26歳・学生)
そして最後は単に回数の問題。こちらは「好きになった」よりは「飲めるようになった」くらいの熱量の方に多いようです。
◆ちなみに……いちばん好きなお酒は?
「では、いちばん好きなお酒は?」と聞いてみるとあまりに票が割れたので特にランキングとしては出しませんが、人気だったのは、ジンジャーハイボールを含め7票獲得の「ハイボール」、ともに5票の「梅酒」「ワイン」「ビール」、そして4票チームに「レモンサワー」「ファジーネーブル」でした。
ありとあらゆるカクテルが「好きなお酒」に名を連ねましたが、そんな中で票が集まったのが、ピーチリキュールをオレンジジュースで割ったフルーティなカクテル「ファジーネーブル」。甘くて美味しいですよね♪ 一方、女子が好きそうなお酒の代表選手として名前があがりがちな「カシスオレンジ」は2票にとどまりました(でも、カシスソーダとカシスジャスミンに各1票ずつ入ったので、カシス〇〇シリーズで合わせると計4票)。
もちろん自分の好きなお酒を、自分の好きなおつまみと一緒にゆっくり楽しむのが幸せなので「さぁビールを飲め!」と押し付けるわけではありませんが、どんなお店にでもある「ビール」を美味しく思えると、結構楽しいし、種類による味の違いもかなり奥深いもの……。私自身、それこそフルーツビールを飲んだり、シャンディガフを飲んで慣れて、ある日の疲れ果てたバイト終わりに急に「美味しい!」と開眼したひとり。どんな飲食店にもビールはあるので、ビールが好きだととっても楽なのです。
「とは言ってもいまいち苦手なんだよなぁ」という方、これをきっかけに少しビールにチャレンジしてみてはいかが?(後藤香織)
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