【初公開】奇跡の横顔ショットも♡EXILE TAKAHIRO、ノーカット版インタビュー全文掲載【CanCam1月号】

11月22日発売の『CanCam』1月号で、約2年ぶりとなるソロ活動を始動させたEXILE TAKAHIROさんが、ミニアルバム『All-The-Time Memories』や、楽曲制作について語っています。

たくさんのことをお話していただいたのですが、実は誌面の都合で泣く泣くカットした部分も多々……。というわけで、せっかくなのでCanCam.jpではほぼノーカット版インタビューを掲載しちゃいます!

 

こちらも初公開となる「奇跡の横顔」ショットともに、お楽しみください♡

Q. 2年ぶりのソロ活動ですが、心境の変化はありますか?


2年前はまだ意気込んでいて、知らず知らず背伸びしていたり、肩肘張ってる感じがありつつも、そうしないようにと考えている時点でまだまだ子供だったかな、と思います。でも最近はフラットというか、この2年間の活動を経て、学ぶこととそぎ落とされる部分がそれぞれあって、楽しめてるな~、という感じがします。

Q.ソロ活動で、寂しいと思うことはありますか?


もうないですね。ない、というか……慣れました(笑)。最初の方は変な感じがしましたけど、もう全然平気ですね。

 

Q.今回のミニアルバムはどんな内容ですか?


ソロ活動は2年前の『the VISIONALUX』というアルバムで一区切りをつけていたのですが、久しぶりにソロ活動も意欲的にどんどんやっていきたいなと思い、去年末ぐらいから色々準備はしていました。2年間の間に、舞台に挑戦させてもらったり、ACE OF SPADESをやったり、色んな活動があり、その活動でさまざまなヒントを得られました。曲作りに向き合えるタイミングで、そのヒントを活かせる何かをどうにか作品にできないかな、と。

今回のテーマは『All-The-Time Memories』。1年を通して、どの時期でも聴いていただけるような、車にCD入れっぱなしで、ずっと心地よく聴いていただけるような作品を作りたかったんです。

最近はEXILEでバラードやラブソングを歌う機会が減っていたので、自分の中でも、EXILEの強み要素の1つでもある「王道バラード」を今ここで歌いあげてお届けしたいな、という気持ちや、それを引き立たせるための刺激的な楽曲、そして舞台でも鼻歌程度には歌っていた「ロカビリー」を、あえて今やるのも面白いんじゃないか……など、幅広いジャンルをこのミニアルバムで表現しました。本当に、いろんな活動が今回の作品に反映されているな、と思います。

 

Q.最初から、「1年を通して聴いてもらいたい」というコンセプトは決めていましたか?


実は最初はバラードばっかり作っていて、「バラードBEST」のようなものを作れたらいいなと思っていました。でも、オリジナルアルバムでバラードばかり入れてしまうと、それぞれの曲が食い合ってしまったり、曲が立たないな……と。今回は亀田誠治さんにプロデュースしてもらいつつ、一緒に曲を作ったり、アレンジもしていただいたのですが、亀田さんともいろいろと話す中で、やっぱりバラードだけでなく、刺激的な楽曲があることでそれぞれの曲に相乗効果も生まれるし、ミニアルバムとして、年間を通して聴いていただけるような飽きない作品ができるんじゃないか、ということで、今回のバランスに落ち着きました。

 

Q.ということは、アルバムを作っている間に、ロカビリーやロックが入っていったんですか?


そうですね。ほんとに徐々にですね。ロカビリーは、亀田さんが僕の舞台を観に来てくださったときに、「すごく楽しかった!」と言ってくださり、そこから「ロカビリーやるのどうですか?」と直接相談させていただきました。「古き良きロカビリーの雰囲気は残しつつ、今のロカビリーを作れたらいいね」とお言葉をいただき、この楽曲は亀田さんの作業場にお邪魔して、歌詞もメロディも1日で一緒に作り上げました。

 

Q.ご自身でいちばんしっくりくるジャンル、歌っていて楽しいジャンルは何ですか?


そうですね……今回は本当に全部楽しんで作れましたし、自分が楽しい楽曲がガッと集まったアルバムになっていると思います。自分で作曲した曲も数曲入っているので、自分が好きなコードやメロディを探れました。でも、カラオケではいつもバラードばっかり歌っています(笑)。

 

Q.ご自身の楽曲を聴くことはありますか?


レコーディングをする時点で、その曲とはすごく向き合います。出来上がる頃には相当聴いていて、飽きちゃってもおかしくないんですが、このアルバムは特に自分でも気に入っていて、出来上がってからも結構聴くことが多いですね。満足度は相当高いです。

 

Q.収録されているシングル曲『Eternal Love』は、どのようなラブソングか、改めて教えてください。


ミニアルバムがどんな輪郭になるかまだわからなかったときに、「久しぶりにシングルをリリースしたいな、どんな曲をリリースしようかな」と考えていたときに、僕自身もEXILE第1章からのファンということもあって、『ただ…逢いたくて』のような、EXILEの王道バラードを歌いたい、と思ったんです。そこで、『ただ…逢いたくて』を作ってくださった春川さんという作曲家の方に曲を書いていただいたら、その曲がすごく気に入って! その曲にのせて、歌詞を書きました。変わったワードを使うとか、「上手い歌詞を書く」というよりも、ストレートでちゃんと届く、伝えやすい歌詞を書きたい……と思って、半日くらいで完成させました。実は今年の春には1回レコーディングをしていたので、相当前に出来上がっていました。

 

Q.いつも短時間で作詞をされていますか?


わりと早い方だと思います、追い込まれないとなかなか書けないということもありますが……(笑)。昔から宿題も夏休みの残り3日ぐらいで仕上げるタイプでした(笑)。

 

Q.普段はどのように楽曲を作っていますか?


まちまちですね、例えばどこか旅行に行ったり遊びに行ったときに、思ったことや見た景色、情景を書きためて、そこから……ということもありますし、聴いた曲からインスピレーションを受けて書くこともあります。今回作詞作曲した曲はギターを弾いて、好きなコードを見つけて、メロディと歌詞を同時進行していました。

 

Q.メロディはパソコンではなくギターで作るんですか?


ギターですね。ラフなイメージをギターで弾きながら、歌詞やメロディを頭の中で描いて、それを家で録音して、パソコンに入れて、アレンジャーさんに送って……という感じです。自宅で寝起きに寝ぐせのまま、ギターを弾いていたこともあります(笑)。

「作ろう」と思うと肩に力が入りすぎてしまうので、時間があるときや、このコード進行弾いてみたいな、というときに、なんとなくポロンポロンって弾いてみて、あ、いいかも、とやっていったら、気づいたら3時間くらい経っていて、できている……ということが多いです。よし、やろう! と思うと、なかなかうまくいかないですね。

 

Q.アイデアが出てこないときは、どうしていますか?


ジムに行くか、散歩が多いです。歌詞に詰まったら、自転車をこいでいると、あ!って急に思いつくことがあります。散歩をするときも、極力何も考えないようにすると、逆に1回頭がリセットされて、その後進むことが多いですね。やっぱり一度煮詰まってしまうと、全然出てこないんで……。

 

Q.先ほど「半日で完成した」と言っていた『Eternal Love』は、さらっと歌詞が出てきたんですか?


さらっと書けました。この歌詞に「フォーカス」という言葉が出てくるのですが、これもふとある日に写真を撮ってフォーカスを合わせているときに、「あ、フォーカスを合わせるって、いいな」と。ライカというカメラで写真を撮るのが好きなんですが、これはオートフォーカスじゃなくて、全部自分で合わせなきゃいけないカメラなんです。でもフォーカスがパッと決まった瞬間に、表情や景色など、撮りたいものにぐっと焦点が合う。人を撮るときだと特にそうで、フォーカスを合わせると、その人の表情や感情、想いのようなものが見えてくる瞬間があって、あ、これだと。サビから書いていって、その前後に物語をつけていく、という感じで書いていきました。

Q.MVにも、ご自身のアイディアが組み込まれていますか?


MVに関しては、昔から作品を観ていて、いつかご一緒できればな……と思っていた堤幸彦監督に快く引き受けていただいて、初めてご一緒させてもらって! 堤さんのアイディアにお任せしました。

「オタク気質で、純朴で、まっすぐに好きになるけど、つい夢中になると忘れてしまう……そんな不器用な男を演じて欲しい」と言われて、そういう役柄を演じたことがなく、演じるならやったことがない役柄をやったほうが面白いと思い、受けさせていただきました。最初はタガメの研究員ではなく、「昔から歴史が重なって」という意味もあって、地層の研究員だったんですが、紆余曲折あってタガメの研究員になって、「タガメですか!?」と(笑)。でも堤さんが詳しくて、聞いているうちに面白いなと思って、おかげで少しタガメにも詳しくなりました。

 

Q.ショートムービーも制作されるとのことですが、これはMVのフルバージョンでしょうか?


MVはMVとして編集してもらったので、セリフは活かされていないんですが、実はセリフもかなり入っている状態のものを、3日かけて撮りました。「なんとなく少しはセリフもあるけど」と言われていたのですが、思ったよりがっつりセリフがあって、結構慌てました(笑)。

 

Q.『Irish Blue』は、GLAYのTAKUROさんの楽曲と、TAKAHIROさんの声がとても合っていますが、これはどのように生まれてきた曲なのでしょうか?


もともと歌いたいと思っていたバラードの曲をより引き立たせるという意味でも、いろんなジャンルの曲を入れて相乗効果を生もう、じゃあどういう楽曲を入れようか、と亀田さんと話していた中で、TAKUROさんに曲をお願いしたいなと思いました。

僕はもともとGLAYファンで、ACE OF SPADESというバンドをやっていたときもTAKUROさんが曲を書いてくださっていたんですが、ロックはロックでも、AOSはドスが効いた土くさいロック。

でも今回は、僕が好きな…「『グロリアス』や『A BOY』のような、キャッチーな曲を書いていただけませんか」と、直接TAKUROさんに連絡させていただきました。そうしたら本当に快く、「可愛い弟のために頑張るよ」と言ってくれたんです。そしてアレンジは亀田さんで、キャッチーさと爽快感があるいい曲になりました。歌詞の世界観も自分では書けないワードや社会的な要素もあるので、よりバラエティに富んだ楽曲に仕上がったな、と思います。

 

Q.まさにGLAYのキャッチーさがある曲ですが、TAKAHIROさんが歌われていても全然違和感がなかったんですが……。


こんなエピソードがあるんです。AOSで登坂とコラボしてやった『SIN』という曲があって、その仮歌をまさかのTERUさんが歌ってくださった、ということがあるんです。

TAKUROさんがスタジオで作業していたらTERUさんがいて、「TERU、暇じゃない?」「時間あるよ」「これ、仮歌入れてくれない?」って入れてくださったみたいなんですけど……最初それを聴いたら、もうもちろんGLAYなんですよ。仮歌の段階で仕上がっちゃってるから、こんなやりづらいことはないと言いました(笑)。ファンなんでこの音源をくださいと……(笑)。
『Irish Blue』の仮歌も、最初TERUさんが歌っているのかな? と焦るくらい似た声の人でしたね。

 

Q.そんなことが! TAKUROさんとは普段ともご交流があるんですか?


そうですね、それこそAOSの活動期間は頻繁に連絡をとっていましたが、普段からも連絡は取らせていただいてます。たまに家でホームパーティをされていて、家が近いので呼んでくださるんですけど、まだ一度も行けてないんですよ……(笑)。

Q.この曲を歌う上で、TAKUROさんからのアドバイスはありましたか?


TAKUROさんって、本当に音楽を楽しんでる人だと思うんです。というのも、なかなか普通にはない構成の曲で、たぶんTAKUROさん本人も「考えてやっている」というより「感じながら作っている」と思うんです。これはAメロなのかBメロなのかわからないような不思議な構成になっていて、「こうしなきゃいけない」というものがまったくなくて、「こういきたいからこう作る」という曲。だからメロもいい意味で不規則だったりするんです。

そんな曲へのTAKUROさんからのリクエストは……いい意味で、まるでない。「もう楽しく歌ってください」くらいでした。「ここのメロとここのメロが同じパートなのに違うんですけど、どうしますか」と聞いたら「TAKAHIROの歌いたい方で!」と言われるくらい。だから、すごく自由にやらせてもらいました。だから細かいところで言えば、最初の仮歌さんとは違うメロになっているところもあります。

 

Q.難しさは感じましたか?


本を読むように自分の中で解読する、というか、「どういう意味なんだろう?」と自分の中でちゃんと落とし込んで、納得できて、歌うようなところがありました。ただ「歌を歌う」だけでなく、そこに学びや哲学的な何かがある気がしました。そういった意味では、表現者としても刺激的なレコーディングでした。

Q.それではここからはプライベート編です。TAKAHIROさんの20代前半を振り返ってみると、どのような感じでしたか?


もう記憶がないくらい、走馬灯のような毎日でした……。右も左もわからないまま忙しい日々を過ごしていたので、今思えばそこにがむしゃらについていっただけ、というところはありますね。

 

Q.ゆっくり自分を見つめられるようになったのは、いつ頃からですか?


……今年ぐらいからですね(笑)。どんな仕事でも一緒だと思うんですけど、がむしゃらにただついていく時期もあれば、少しわかったようなふりをするときも、背伸びするときもあると思うんです。男はいつまでも子どもなので、30過ぎてようやく見えてくるものがあるのかなと思います。

 

Q.ご自身の若手の頃と今の後輩たちを比べると、何か感じることはありますか?


みんな、ひょうひょうとしていますよね。青くさくないというか……最初から堂々としているし、出来上がっているというか、あか抜けていて、羨ましい(笑)。僕なんてデビュー当時の映像なんか見たくもないくらい恥ずかしいのに(笑)、みんなひょうひょうとやっているので、最近の若い人たちはすごいなと思います。

 

Q.ボーカルの方との交流が多い、などはありますか?


そんなこともないです。僕がそもそも友達が多いタイプではなく、狭く深く……というタイプなので、そういった意味では絞られてはいますかね。

 

Q.登坂さんとは仲がいいですよね。


登坂は仲いいですね。あとはAKIRAさん。

 

Q.では、今年を振り返るとどんな1年でしたか?


自分の中ではすごく収穫の年だったな、と思っています。曲を作る時間があったり、映画『HiGH&LOW』の撮影があったり……あとは舞台『MOJO』も大きかったですね。舞台初挑戦なのに30公演もあって、すごく鍛えられたと思っています。1つの役で、1つの物語であんなに稽古をすることもそうないですし、本番1公演めと、千秋楽の30公演めでは変わるところもたくさんあって、ステージの生もの感のようなものも感じながら、経験としてというより、感覚として収穫がたくさんありました。そういう意味でも、表現者としてはいちばんいい年でした。

 

Q.舞台はライブとは全然違いましたか?


共通する部分というか、そこで見いだせるものはたくさんありました。前までは、ライブにお金を払って来てくださる人たちに、ちゃんと上手い歌を届けなきゃ、ちゃんとしなきゃ、という、自分の中での縛り……というか、義務感のようなものがありました。でも、舞台をやると、同じ物語でも何かが毎公演違って、お客さんのリアクションも違う。だからこそ、たくさんのことを試すこともでき、演じることが楽しいですし、僕らが楽しんでいるとお客さんも楽しんでくれるし……と、ステージに立つ自分がどんどんフラットになっていけました。そこをライブに活かせるところは活かせていけたら、ファンの皆さんがもっと楽しんでくれるかな、と思いました。

Q.来年はどういう年にしたいですか?


2018年はEXILEも再始動します。今年収穫したものをまた活かして新しい何かを吸収していきたいと思いますし、何より待ってくださるファンの方々がいらっしゃるので! 今ファンクラブイベントもあって、復活に繋げられるイベントにできたらな……と思っていますし、映画にも挑戦したいなと思っています。

 

盛りだくさんの内容、いかがでしたか?
CanCam1月号本誌ではサイン入り生ポラのプレゼントの掲載もあるので、是非あわせてチェックしてみてくださいね♪

 

撮影/倭田宏樹(TRON) スタイリスト/野口 強 ヘア/JUN GOTO メイク/FUSAKO(ota office) 取材・本誌構成/小山恵子 web構成/後藤香織

 

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