ブリーフは避ける!膝の上でPCはNG!意外と知らない「男性の妊活」

「不妊症」とは、「子作りを続けて1年以上妊娠をしない状態」のこと。では「不妊症」は、男女どちらに原因があることが多いと思いますか?

一般的に不妊治療や妊活というと女性が中心に行われているイメージがありますが、実は不妊の原因の約半分は男性にあるといいます。

ゲンナイ製薬株式会社が20代の男性(1,000名)に調査したところ、全体の4人に3人、既婚者でも3人に2人以上が「不妊症」について知らず、さらに「不妊の原因の半分は男性にあること」は、7割以上が知らないことが判明。知られているようで、認知度が低いのが現状です……。

日本産科婦人科科学会が発表しているデータによると、不妊治療をしている人は年々増加し、体外受精の件数は、年に約40万件。「子どもができない」と悩んでいる人、意外と多いんです。

長風呂がいけない? 男性の禁欲が不妊につながる? 今回は、あまり知られていない男性目線での不妊について調査した結果をお知らせします。

 

┃長風呂やサウナが不妊の原因に?男性も知っておきたい「妊活」の真実とは

さて、妊活について、みんなどれくらい知識があるのでしょう。一般的には「妊娠についてパートナーと話し合う」「タイミング法」などを思い浮かべる人が多いようですが、実は他にもいろいろな方法があります。

まずは将来的に子どもが欲しいと考える20代男性442名の「認知度が高い妊活法」をまとめてみました。

妊娠・妊活についてパートナーと話し合う(認知度62.9%)

妊娠・妊活について調べる(認知度58.1%)

妊娠しやすいタイミングで性交渉する(認知度42.3%)

夫婦関係が良好に保てるようにする(認知度40.7%)

避妊をしないで定期的に性交渉する(認知度40.3%)

パートナーの体を気遣い、家事を積極的に行う(認知度37.3%)

食生活を整える(認知度29.9%)

パートナーにプレッシャーを与えない(認知度29.0%)

しっかり睡眠をとる(認知度28.7%)

パートナーが考えすぎないように明るい話題を提供(認知度28.1%)

これを見ると、妊娠や妊活についての知識を増やし、パートナーの身体を気遣うなど、協力して妊活に取り組む姿勢が見えてきました。

では一方で、あまり知られていない妊活についてご紹介します。

医療機関で不妊治療を受ける(認知度22.2%)

禁欲期間が長すぎないようにする(認知度19.2%)

激しい運動は避ける(認知度14.9%)

適正体重をキープする(認知度13.1%)

妊活用のサプリメントを飲む(認知度12.9%)

長風呂や長サウナは控える(認知度8.4%)

長時間自転車やバイクに乗らない(認知度8.1%)

ブリーフよりもトランクスを履く(認知度6.8%)

膝の上でノートPCを使わない(認知度6.8%)

育毛剤を使用しない(認知度6.3%)

いかがですか? こうしてみると、男性自身が取り組む「妊娠しやすい(させやすい)体づくり」については、あまり知られていないことがわかります。ちなみにこれらのリストは、妊娠しやすい体を作るための項目。すべて実行しても、必ず妊娠できるわけではありませんのでご注意ください。

 

では将来、不妊に悩んだら妊活・不妊治療についてどう考えているのでしょうか。

■妊娠や不妊についてどう思いますか?

・不妊に悩んだら、夫婦で何でも相談し合いたい……YES 95.1%
・不妊検査・治療は夫婦で協力して取り組むべき……YES 93.7%
・不妊検査・治療に費用がかかっても、子どもを授かるまで諦めたくない……YES 80.8%
(※将来子どもが欲しい20代男性442名の回答)

自身が実践できる活動について尋ねたところ、最も多かったのは「妊娠・妊活について調べる」で60.2%。次いで「妊娠・妊活について、パートナーと話し合う」が51.8%でした。他には、「夫婦関係が良好に保てるようにする」(39.8%)、「パートナーが落ち込んでいるときは、一緒にいる時間を作る」(38.7%)、「パートナーの体を気遣い、家事を(いつも以上に)積極的に行う」(36.4%)などの意見も。

また、実際に自分で不妊治療を受けるかと尋ねたところ、「医療機関で不妊検査を受ける」という人は28.1%「医療機関で不妊治療を受ける」と答えた人は、4人に1人程度でした。不妊検査や治療に協力すると答えた人は9割以上だったので、やはり実際の不妊治療は女性が行うものと考えている方が多いのがわかります。

最近は婦人科にパートナーで訪れている人も多く、抵抗感はなくなってきたはず。少しでも不妊に不安を感じた人は、ぜひ検査に行ってみてくださいね。(いしかわちえ)

※情報提供元:ゲンナイ製薬株式会社