「薬指の指輪」＝「彼氏がいる」ってガチなの？女子の意見は？
「薬指に指輪をしている」＝「彼氏がいる」という説って、かなり根強くささやかれていると思います。
「何回断ってもしつこい男性と食事に行くときはあえて薬指に指輪をつけていって諦めさせる」という手段を使う女性もいる……というほど浸透している「薬指に指輪＝彼氏がいる」説。
しかし、これって実際どうなのでしょうか。
「左手の薬指」「右手の薬指」に対するアンケートを、18～35歳の「普段、なんらかの指輪をすることがある」という女性91名に調査しました。その結果を発表します。
左手の薬指に指輪はしますか？
左手の薬指にはどんな指輪もしない 47.3％
彼氏・夫絡みの指輪はする 42.9％
普通の指輪もする 9.9％
まずは「結婚指輪をする指」としての意識がかなり浸透しているであろう左手の薬指。こちらは「彼氏・夫絡みならする」という回答が4割、「左手の薬指にはしない」が約5割。回答者で最も多い層が20代前半であることから、「結婚するまではしない」と決めている人も多そうです。
しかし、そんな「結婚指輪の指」であっても、「普通のファッションリングもします」という方が約1割。意外と「左手の薬指＝結婚しているor彼氏がいる」説は当てはまらないことも多いようです。
次に「彼氏との指輪っぽいけど、微妙にそうとも言い切れない」と悩みがちな「右手の薬指の指輪」への意識調査結果を発表します！
右手の薬指に指輪はしますか？
右手の薬指にはどんな指輪もしない 28.5％
彼氏・夫絡みの指輪はする 25.3％
普通の指輪もする 46.2％
こちらは左手の薬指とうって変わって、「普通の指輪もする」女子たちが約半数！
右手の薬指に指輪があっても、「彼氏・夫絡みの指輪」の確率のほうが低いようです。もしこの記事を「狙っている子が右手の薬指に指輪をしていたのを見かけた……」という男性が読んでいたら、落ち込むのはおそらく時期尚早です。諦めないで！
そもそもなぜ結婚指輪を左手の薬指にするの？
ところでそもそもなぜ「結婚指輪」って「左手の薬指」にするのか、気になりませんか。
結婚指輪・婚約指輪のブランドQDMさんに聞いてみたところ、
「婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指にする、という文化は、1614年のヨーロッパで定められました。『ローマ典礼儀礼書』によって「結婚指輪は今後、左手にはめるべし」と定められ、中でも左手の薬指がもっともふさわしい、とされました。
なぜそうなったか……というと、そもそもは古代ギリシャ時代にさかのぼります。
古代ギリシャでは、心臓にはその人の心や感情の中心や愛がある、と信じられており、さらにギリシャ神話では「左手の薬指には、心臓につながる太い血管がある」と言われ、その当時の解剖学的にもそう信じられていました。薬指は心や愛情に直結する場所だったのです。
また、ヨーロッパでは、指輪をはめる指によってそれぞれ、人差し指は「大胆」、中指は「分別」、薬指は「愛情」、小指は「傲慢」の印と言われています。
そんな、さまざまな意味で「愛」を象徴する「左手の薬指」に、永遠と輪廻の象徴である、リング（円）をすることで、ふたりの愛が永遠に結びつく。そんなことから、左手の薬指に結婚指輪をはめるようになった、と言われています」
なんと、古代ギリシャまで話はさかのぼりました。「薬指に結婚指輪」はこんなに長い歴史を持つものだったんですね……。
ひとまず、今回の結論としては、
左手の薬指：結婚するまでしない人＆彼氏絡みの指輪の人が9割、普通の指輪をする人約1割
右手の薬指：彼氏関連の指輪と普通の指輪の比率は1：2
ということに。
【まとめ】
男性の皆様には、気になる女性が薬指に指輪をしていたら「左なら9割方諦めろ、右なら諦めるな」ということをお伝えします。是非何かの参考にしてくださいね！（後藤香織）
取材協力：QDM
