◼︎結婚で重視される「学歴」に変わる価値観、「新額歴」とは?
結婚相手の条件といえば、「高学歴」、「高身長」、「高収入」という、いわゆる「3高」が重視されていた時代がありました。
必ずしも「高学歴=高収入」ではなくなってきた今、女性が結婚相手に求める新たな価値観が注目されています。
それは「新額歴」。新額歴とは、自分の資産を管理・運用していくためのお金に関する知識のことをいいます。
今回参考にしたのはファイナンシャルアカデミーが20代、30代、50代、60代の男女合計1000人に行った『「お金の使い方や価値観」についての意識調査』。社会人の考えるお金に対する新たな価値観、そして、女性が結婚相手に求める新たな価値観をご紹介します!
この「新額歴」とは、収入に対する投資・貯蓄に対しての意識の有無を基準に考えるフィナンシャルアカデミーが提唱する新たな価値観。まずはこの「新額歴」について、どう思われているか聞いてみた結果がこちら。
Q.今後「新額歴」は大切になると思いますか? (n=1000)
非常に大切になると思う 41.1%
まあ大切になると思う 42.5%
どちらともいえない 11.6%
あまり大切になるとは思わない 2.6%
まったく大切になるとは思わない 2.2%
今回の調査でも「大切になると思う」と答えた人は全体の83.6%。キーワードとしては新鮮ですが、価値観としてはすでに評価されていることがみてとれます。
つづいて、いわゆる「学歴」との比較についても聞いてみました。
Q.今後「学歴」より「新額歴」が必要になると思いますか? (n=1000)
「”自分の収入・支出を管理して”将来に備える」方が大切になると思う 46.3%
どちらかといえば、「”自分の収入・支出をきちんと管理して”将来に備える」方が大切だと思う 42.3%
どちらかといえば、「”高い学歴”を得て、将来に備える」方が大切だと思う 8.4%
「”高い学歴”を得て、将来に備える」方が大切だと思う 3.0%
現在の日本では、親が子供1人に対してかける教育費は最低でも約1000万円と言われています。にもかかわらず、今回の調査では、約9割の人が学歴よりも額歴」をより重視していることがわかりました。
つづいて、「結婚」と「新額暦」について聞いてみました。
■「高額歴」と「高学歴」のどちらの相手と結婚したいと思いますか? (n=1000)
「高額歴」な相手 26.3%
どちらかというと「高額歴」な相手 53.2%
どちらかというと「高学歴」な相手 16.0%
「高学歴」な相手 4.5%
1980年代のバブル景気全盛期、女性が結婚相手に求めていた「3高」の中でも、「高学歴」は女性が求める重要な条件でした。しかし、今回の質問で79.5%の女性が「高額歴」のほうがいいと回答。
では世代別ではどうでしょうか?
■「高額歴」な相手と結婚したい女性の割合 (n=500)
20代女性 88.0%
30代女性 83.2%
50代女性 84.0%
60代女性 68.0%
世代別で見ても60代以外は8割以上の女性が「高額歴」の人と結婚したいという結果になり、新たな価値観が結婚という観点でも生まれてきています。
いかがでしたか? 話題になったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』しかり、結婚に対する価値観が少しずつ変わってきていることが見てとれます。何が起きるか分からない現代だからこそ、従来の価値観に縛られないことが大切なのかもしれません。「新額歴」、みなさまもぜひ注目してみては?(こぐれみき)
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