◆正しい「初詣」とは
今回は、伊勢神宮の広報室 神宮主事の音羽 悟さんに初詣の正しいお参りの仕方を伺いました。
Q.初詣は何日から何日までに行けばいいのですか? この日に行った方がいいという日にちはありますか?
正月の三が日(1月1~3日)が一般的ですが、旧暦の正月つまり2月の節分までに初詣をするのが好ましいです。しかし、特にこの日までにお参りをしなくちゃいけない、という決まりはなく、さらに、回数も定められていません。神社では、初詣に来た日=吉日、という考え方なので、いつお参りをしてもいいです。
Q.お賽銭はいくらくらい入れればいいのでしょうか?
年齢層や立場により、さまざまです。伊勢神宮の場合ですと、大人なら100円、子供なら10円程度が平均です。ただ、お賽銭は神様への気持ちが大事ですので、特に決まりはありません。
Q.自分の願い事をしてはいけない、と聞いたことがあるのですが?
伊勢神宮は、日頃のご加護に対する感謝を神様に伝える場所と言われています。でも、国家の安霊であったり、平和など公の祈りを捧げたあと、個人的なお願い事をしても構いません。
この他にも、「これはやらない方がいい!」という初詣の仕方や正しい手の洗い方、参道を歩くときに気をつけること、というのを聞きました。詳しくは記事をチェックしてみてください♪
★詳しくはコチラ→ 伊勢神宮に聞いた!「運気が上がる正しい初詣」の手順はこれ!
★やっちゃいけないこと、はコチラもチェック!→ 出雲大社に聞いた!「運気が下がる、神社で絶対にしちゃいけないNGなこと」3つ
◆「天満宮」「神宮」とかってどんな意味か知ってる?
「初詣」は、なんとなく有名な神社に行くのではなく、その神社の由来や成り立ち、御祭神などにも興味を持ってお参りすると、さらにご利益が高まるかも。
ということで、「天満宮」や「神宮」など代表的な神社の名称について、まとめてみました。
「天満宮」「天神」
学問の神として知られる菅原道真公を祀っているお宮。
→太宰府天満宮、湯島天神など
「神宮」
元来、伊勢神宮のことを指すが、天皇家とゆかりの深い神社につけられるようになった。
→伊勢神宮、熱田神宮、明治神宮など
「大社」
元来、出雲大社のことを指すが、地域信仰において重要な神社につけられるようになった。
→出雲大社、春日大社、熊野大社など
この他にも記事の中では、「八幡宮」「稲荷」「東照宮」の由来についてご紹介。そして、受験生に人気の全国合格祈願神社ランキングは……!? さっそく記事をチェック♪
★詳しくはコチラ→ 受験に落ちない神社№1はやっぱり○○!? ところで「天満宮」「神宮」とかってどんな意味か知ってる?
◆最後に「おせち」に込められた意味もチェック。
おせちにはさまざまな「縁起」を込めた意味が詰まっているって、ご存じですか? 定番おせちに込められた意味を見てみましょう。
・伊達巻
→形が、昔、本やノートの代わりに使われていた「巻物」と似ていることから、学問成就や文化の発展の意味を持っています。
・栗きんとん
→栗きんとんの「きんとん」を漢字で書くと「金団」で、これは金銀財宝を表しています。新年に黄金に輝く栗きんとんをいただくことで、一年の金運を呼び込める、という願いが込められています。
・数の子
→数の子はニシンの卵ですが、ニシンという名前から、両親の健康を祝う「二親健在」の意味。そして、卵が多いことから、「子孫繁栄、子宝」という意味を持つ縁起物となっています。
・黒豆
→「この1年、黒く焼けるまで、まめ(勤勉)に働けますように」という願いが込められています。
このような意味を知って食べると、なんだか食べるだけでハッピーを呼び込めそうですよね♪
★詳しくはコチラ→ 伊達巻や黒豆、なんで食べるの?意外と知らない「おせち」の意味
おみくじや初詣、そして神社たち。普段あまり馴染みがないからこそ、知らないことが多かったのではないでしょうか。新年明けて、素敵な一年にできるよう、さっそく学んだことを実践していきましょう! (かすみ まりな)
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