イマドキ結婚して、子どもを産んでも働き続ける女性が多く、共働きな家庭が多いですよね。それは都心部であればあるほど増加していきます。夫の収入だけでは不安であったり、年金問題であったり、いきなりリストラにあうかもしれない今の時代ならではのあり方だと思います。では、女性が社会進出したことによって、今まで家庭で女性がしてきたことは男性が補ってくれているのでしょうか? 家事や育児は昔のまま女性がしつつ、その上働くのでは割が合わなくないですか?
ゲンナイ製薬株式会社が0〜12歳の子どもを持つ共働きの男女に「共働き夫婦の夫婦仲と不公平感」についてアンケート調査を実施。
まずは共働き夫婦が円満であるかを見てみましょう。
<20代>
「非常に円満である」51%
「やや円満である」37.5%
「あまり円満でない」10.5%
「全く円満でない」1%
<30代>
「非常に円満である」33%
「やや円満である」50.5%
「あまり円満でない」10.3%
「全く円満でない」6.3%
<40代>
「非常に円満である」32.3%
「やや円満である」49.5%
「あまり円満でない」12.3%
「全く円満でない」6%
年代別でみると20代は円満率が高く、「非常に円満である」は約半数にも上ります。対して、30代、40代は約3割程度と、結婚歴が経つにつれて、円満度が低くなる傾向に。
では、「非常に円満である」と「やや円満である」夫婦に、<日常生活における主導権>と<夫婦の関係>がどうなっているのかを聞いてみると。。。
<日常生活における主導権>
「非常でに円満である」夫婦は「夫婦で譲り合っている」や「夫と妻が対等」という答えが多く聞かれました。
「やや円満である」夫婦は、「夫婦で主張し合っている」や「主に妻が握っている」という結果に。
<夫婦の関係性>
「非常でに円満である」夫婦は、「恋人のような関係」が圧倒的に多く、次いで「友達のような関係」と続きます。
「やや円満である」夫婦は、「友達のような関係」や「師弟のような関係」となりました。
非常に円満である夫婦は、お互いを気遣い「譲り合い」や「対等」な立場でいるのに対し、やや円満である夫婦は、お互いが主張したり、妻が主導権を握るなど偏った関係が見られました。
次に、夫婦間に不公平を感じているかを調査。
<男性>
「非常に感じている」7.6%
「やや感じてる」22.2%
「あまり感じていない」54.6%
「全く感じていない」15.6%
<女性>
「非常に感じている」13.6%
「やや感じてる」41%
「あまり感じていない」36.4%
「全く感じていない」9%
夫婦の不公平感を「非常に感じている」も「やや感じてる」も、女性は男性の2倍に膨れ上がってます! つまり女性の半数以上は不公平だ!と感じているのに対し、男性は約7割が不公平感を感じていないことに。すごいギャップ!
ではどのようなことに不公平を感じているのでしょうか?
<男性>
1位 「ケンカ後に先に謝る」34.9%
2位 「家計負担」28.9%
3位 「家事」27.5%
4位 「お小遣い」、「自由時間」24.8%
5位 「親戚やご近所に気を遣っている」、「育児」15.4%
<女性>
1位 「家事」74.7%
2位 「育児」61.9%
3位 「自由時間」54.2%
4位 「外に飲みに行く」41%
5位 「子供の行事、イベント」39.9%
項目の差の前に、注目したいのが%の違い! 夫より妻の方が断然、不公平感を感じている結果ともいえるでしょう。では中身を見てみると……。やはり女性は「家事」、「育児」、「自由時間」が圧倒的に多く、共働きとはいえ、専業主婦バリに家のことをしている様子が伺えます。それに比べ、夫の不公平感1位の「先に謝る」なんて、何てちっちゃな不満なんだと思ってしまうのは私だけでしょうか? 2位の「家計負担」だって、一般的には男性の方が給与が多いのですから当たり前だと思いませんか!? 3位の「家事」だって、全部をしているわけではないと思います。
ちなみにこの不公平を増長させるセリフを聞いてみたところ……。
<男性>
■「給料が安いから」
■「お金がない」
■「これくらいやってよ」
■「いいね楽しそうで」
■「やるなら、ちゃんとして」
<女性>
■「お前がやれよ」
■「お前の仕事だろ」
■「俺は忙しい」
■「仕事で疲れている」
■「言ってくれたらやるのに」
夫は給与のことや時間をつつかれると逆上するらしい。。。妻はやることやっているのに言われたり、仕事を理由にされるとキレる傾向に。ちなみに私がカチンとくるのは、自分の子どもでもあるのに、私が仕事で子どもの面倒が見れない時に「預かるよ」の一言。えっ!?父親ですよね?って。こっちで面倒見るから大丈夫だよ!のつもりなのでしょうが、言葉ひとつで一気に落ち込みますよね。
では逆に、不公平感の解消に効果的だと思うセリフを聞いたところ……。
■「いつもありがとう」
■「無理しないでね」
■「一緒に頑張ろう」
■「大丈夫?」
■「ご苦労様」
■「さすがママ!」
感謝やねぎらいの言葉が多数あげられました。私が言われて嬉しいのは「今日は昼寝しちゃえば!?」です(笑)。「ありがとう」や「ご苦労様」など言われてしまうと、家事や育児の手を抜けなくなってしまうので、「休んじゃいなよ」と言ってくれた方が放置できて気が楽になります。
共働きは、同じ立場に立っているからこそ不公平であっては納得がいかないもの。それを感じているのは女性の方が多く、男性の方が不公平さを感じていないのが現状……。古き良き日本が、こんな形で残っている的な。これからも共働きの家庭は多くなり、この家庭環境は続くように感じます。私的には、一番近くで見ている子どもたちが、共働きでも女性が多くを担うのが普通と思わないようにしたい。子どもたちが大人になった時、共働きでも夫婦が対等で支え合う関係が普通であって欲しいですね。(あおいあん)
情報提供元:ゲンナイ製薬株式会社
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