最近、テレビやネットなどで目にする「サレ妻」という言葉。SNS上では、サレ妻による怒りや悲しみの投稿が注目されていて、その中には衝撃的な内容も…。
そこで今回は、サレ妻のリアルな実態をご紹介。GRAVITYが20歳~39歳の女性403人を対象におこなった調査をもとに、サレ妻とは何なのか、夫の浮気や不倫が発覚するタイミング、その原因、されたときの妻の行動などを探っていきます。
Contents
「サレ妻」って何?
「サレ妻(されづま)」とは、夫に浮気(不倫)された妻のことをいいます。
浮気を「サレ」た「妻」の略で、インターネット上でよく使われる用語。
ちなみに浮気をした夫は「シタ夫」。浮気をした妻は「シタ妻」、浮気をされた夫は「サレ夫」といいます。
「サレ妻」の意味、知ってる?
約7割の女性が「サレ妻」という言葉の意味を知っていると回答。世間的認知度は高いようです。
約○割の妻が、夫に浮気された経験あり
7割近くが「夫は浮気していない」と回答しましたが、約3割が「浮気をしている・していた」または「している可能性がある・していた可能性がある」と答える結果に…。
怪しい…夫が浮気しているサインTOP5
夫が浮気を「している・していた」「している可能性がある・していた可能性がある」と答えた女性に、「夫のどんな言動から浮気していると感じたのか」をうかがった結果がこちら。
1位 スマホを肌身離さず持ち歩く(50.0%)
2位 帰りが遅くなる日が多い(46.7%)
3位 外出が増えた(36.7%)
4位 急に身だしなみに気を遣うようになった(25.0%)
5位 会話の辻褄が合わない(23.3%)
このような言動から浮気を疑う人が多いようです。本人はバレないよう注意を払っていても、周りから見ると案外わかりやすいもの。
サレ妻に聞いた、夫が浮気する原因TOP5
夫が浮気する原因は何だと考えられるか、女性にうかがいました。
1位 夫婦関係が良好でない(35.9%)
結婚生活が長くなるとお互いに対する不満は少なからずでてくるもの。たまにケンカする程度ならまだしも、頻繁に言い争ったり、逆にまったく会話をしなかったり…空気の重い生活が何ヶ月も続いた場合は、浮気の危険信号。
2位 セックスレス(29.7%)
日々の生活が忙しくてセックスをする時間がなかったり、どちらかの気分が乗らず誘いを断ってしまったり。愛情が冷めたというわけでなくても、夫婦間でレスの状態が続くと、刺激を求めて違う相手と肉体関係を持ってしまう原因にも…。
3位 夫の仕事のストレス(12.5%)
仕事で精神的に辛くて、何かに癒やされたい。そんなときに他の女性からやさしくされると、ふらっと浮気してしまうものなのでしょうか。相手の女性に対して「好き」という感情がなくても、日々の溜まったストレスをセックスで発散しているとも考えられそう。
4位 自身のだらしない生活態度(10.9%)
「夫の浮気の原因は、自分にある」と考える人もいるようです。
完璧であることは求めずとも、例えば時間やお金にルーズだったり、常に身の回りが散らかっていたり…もしかしたら夫が他の女性に目移りする原因にもなり得ることも。
5位 愛情のない言葉をかけた(6.3%)
「親しき中にも礼儀あり」というのは夫婦間でもいえること。プライドを傷つける発言や、冗談でも言ってはいけないことを口にしてしまった場合、のちに「あの時の言葉が原因で浮気されたかも…」と思うこともあるよう。
では、浮気の事実や疑いのある夫に対して、妻側は具体的にどんな行動をとったのでしょうか…?
浮気の疑いがある夫に対して、妻がとった行動は?
妻の3割が何かしらアクションを起こしたよう。その具体的な行動を次に見ていきましょう。
■本人(夫)と話し合った
「浮気は事実なのか」「相手は誰なのか」「どうして浮気をしたのか」…。本当のことを知るのは精神的に辛いけれど、勇気を振り絞って、夫と話し合う機会を設けたという意見がありました。自分に対する夫の気持ちを知ったうえで、話し合いで解決する場合もあれば、最終的に別れを決意する場合もあるでしょう。
■証拠をもとに問い詰めた
スマホの写真やメッセージなど、浮気の決定的な「証拠」があれば、それをもとに直接問い詰めたという意見も。問い詰め方によっては、逆ギレや反省しない態度をとられる可能性があるので、別れるにしても賢く問い詰めたいものです。
■ホテルまで迎えに行った
浮気現場に乗り込むメンタル強者も。これは最悪の場合、修羅場となり警察沙汰になる可能性があるでしょう。目の当たりにしても感情的になりすぎず、ある程度の覚悟や冷静さ、計画性をもって対処することが大事になるはず。
■裁判をした
夫を合法的に訴えたという意見も。配偶者の不貞行為は、条件次第で「慰謝料(精神的苦痛に対する賠償金)」を請求できる場合があります。裁判は決して簡単なものではないですが、浮気によって本当に耐えられない心境であるなら、ひとつの選択肢ともいえそう。
■相手の女性の連絡先を入手して、直接抗議した
浮気相手とやりとりする機会を設け、話し合ったり、謝罪をしてもらったり。メッセージや電話では物足りず、直接会って話をつけたい人もいそう。これが解決への糸口になるのかどうか…お互い怒りがヒートアップして、取り返しのつかないトラブルとならないよう気をつけたいものです。
■探偵を雇った
夫に浮気の疑惑がありモヤモヤしている場合、探偵へ調査を依頼することもあるよう。万が一浮気が発覚したときのために、事実と向き合う覚悟が必要ですね。また探偵側が違法調査をした場合、逆に夫から訴えられてしまう可能性もあるので、探偵選びは慎重に。
■浮気をし返した
「浮気されるとどんなに辛いのか、相手にもわからせる」という復讐方法。浮気されるとやっぱり悔しくて、仕返しをしたいと思う人は少なくないはず。結局別れることになりそうですが、相手にダメージを負わせることはできるでしょう。ただし、浮気相手を巻き込むことになるので、仕返し後のことまでしっかり考えるべきですね。
「慰謝料」や「謝罪」…浮気した夫にとってほしい行動TOP5
続いて、「浮気が確定した夫にどんな行動を求めるか」をうかがった結果がこちら。
1位 慰謝料・罰金の支払い(50.7%)
2位 何も求めない(27.3%)
3位 夫からの謝罪(24.7%)
4位 浮気・不倫相手からの謝罪(22.1%)
5位 関係の再構築(10.4%)
回答者の約半数が、慰謝料や罰金の支払いを望む結果となりました。
関係の再構築を望む人はわずか1割ほど。大半がパートナーとのやり直しを期待していないようです。一度でも浮気されると、その人への不信感はなかなか拭えないものですよね…。
そして、ふたりだけの問題ならまだしも、子どもがいる場合はさらに別れるという決断が難しくなるはず。心に傷を負いながらも、夫との関係を続けていくことを選択する人もいるのではないでしょうか。
夫の浮気の悩み、どこで相談している?
「浮気の悩みの相談先」についてうかがうと…
1位 誰にも言わない(30.9%)
2位 弁護士・カウンセラー(21.9%)
3位 友人(18.5%)
最も多かったのは、誰にも相談しないという回答。「自分たちの問題なのだから自分たちだけで解決すべき」「周りに迷惑がかかるし、誰にも言う必要はない」という考えがありそう。
それでも自分たちだけでは対処できない問題や、辛くて苦しい気持ちになりストレスが溜まってしまった場合、解決のためのアドバイスが欲しい場合は、弁護士やカウンセラーに相談するのもひとつの手でしょう。
専門家に相談するのは勇気がいる…という場合は、友人に悩みを聞いてもらうと気分が楽になる可能性も。その際には、本当に信頼できる友人を頼り、口が軽い人やうわさ話が好きな人には注意したいものです。
ネットでもたびたび論争が飛び交う「浮気」「不倫」の問題。
SNSで同じ境遇の人たちの話を目にすることで、気持ちが落ち着くこともあると思いますが、最近では、怒りのあまり浮気相手の個人情報を晒してしまう事象も目立っています。個人を特定できる悪質な内容を発信すると、罪に問われてしまうこともあるため、SNSを使う場合は細心の注意と冷静な判断が大切でしょう。(Mai)