片付けをしない、食器をすぐ洗わない…「配偶者にイラッとする生活習慣の違い」ランキングTOP7

「また脱ぎっぱなし!」「電気つけっぱなしにしないで!」…結婚生活を送る中で、配偶者の生活習慣にイライラしてしまうことはありませんか?

恋人時代は気にならなかったことでも、一緒に暮らし始めると小さな違いが大きなストレスになってしまうことも。

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そこで今回は、株式会社ライズ・スクウェアが運営する「特定技能外国人の採用サポート」が既婚者500人(女性379人/男性121人)を対象に実施したアンケートをもとに、「結婚生活で配偶者にイラッとしてしまう生活習慣の違い」と「イラッとしたときの対応方法」をそれぞれのランキングをご紹介!

約9割が「生活習慣の違いで配偶者にイラッとした経験」アリ

結婚生活で配偶者との生活習慣の違いにイラッとすることがあるかを聞いたところ、「かなりある(30.6%)」と「少しある(60.4%)」を合わせた91%が『ある』派に。

では、イラッとするのは具体的にどんな場面なのでしょうか……?

「結婚生活で配偶者にイラッとする生活習慣の違い」ランキング

1位:片付けをしない

食べ終わったものをシンクまで持ってこないで、テーブルに置きっぱなし」(女性)
「ものを使って元の位置に戻さないこと。効率や使いやすさを考えながら収納場所を決めているので、次に自分が使うときに元の場所になくて探す羽目になるとイラッとします」(女性)
使ったものを元の場所に戻さない。不要なものをすぐに処分しない」(男性)

「また出しっぱなし!」と思わず声に出してしまうこの問題。朝の忙しい時間に「あの書類どこ?」「リモコンがない!」なんて探し物が始まると、一日のスタートから疲れてしまいますよね。片付けを頑張っている側は「自分ばかり…まるで家政婦(夫)みたい」と感じてしまうことも。

2位:生活リズムが違う

お風呂に入るタイミングが違う」(女性)
「起床時間がとても早く、私が寝ていても気にせずカーテンを開けて朝の洗濯などを始めること。起こされてしまいます」(男性)
私や子どもの生活ペースは関係なしに、好きな時間に寝て好きな時間に起きて、仕事に行く」(女性)

「入浴時間がバラバラで、毎日追い焚きしてガス代がもったいない」「まだ子どもが寝てるのに、洗濯機の音がやかましい!」――こんな場面、身に覚えがある方も多いのでは? 生活リズムの違いはある程度仕方ない場合もありますが、一緒に暮らすなら「迷惑にならないように…」という配慮が必要になってきますよね。

3位:大きな音を出す

テレビの音量が大きい」(男性)
「生活音が大きいこと。ドアの開け閉めや物を置く音など、何でも丁寧にすれば大きな音はしないはずなのに『バタバタ』『ドンッ』とうるさい」(女性)

「バタン!」「ドンッ!」という音が響くたびにビクッとしてしまう人もいるはず。音を出している本人は無自覚なことが多いので、「もう少し静かにして」と言っても「え? 普通じゃない?」と返されることも…。でも音に敏感な人にとっては、集中力が削がれたり、リラックスできなかったりと相当ストレスがかかっています。

4位:電気を無駄遣いする

見ていないのにテレビをつける」(男性)
照明をつけっぱなしにするのが地味にイラッとする。誰もいない部屋の照明がずっとついてるの見ると、もったいないし『なんで消さないの!?』ってなる」(女性)
「服を着たり脱いだりしたらいいだけなのに、すぐに暖房や冷房をつけて、電気代を浪費する」(女性)

テレビ、照明、エアコン…節約を心がけている人にとって、つけっぱなしは心がザワザワする光景。電気代の明細を見ながら「先月より高い…」とため息がこぼれます。「電気代がもったいない」という気持ちの裏には“家計を大切にしたい想い”が隠れているので、相手にその意識がないとガックリしてしまうことも。

5位:食器をすぐ洗わない

私は料理と並行して片付けをすることで、食後に片付けるものを減らしたい。夫は『後で洗うのだからまとめて洗えばいい』と思うのかマルチタスクが苦手なのか、夫が料理をしたときには洗い物が山盛りに溜まっている」(女性)
「食器の洗い物。私はすぐに片付けたいが、相手は翌日までシンクに放置する」(女性)
「洗い物をすぐにせず、次の食事の準備まで置いておく」(男性)

今すぐ片付けたい派は「汚れが固まって洗いにくくなる」「次の準備ができない」と焦り、後でやる派は「まとめて洗う方が効率的」と考えがち。どちらも理にかなっているから難しいところですが、「せめて水につけておく」「30分以内には洗う」など、お互いが納得できる中間地点を見つけたいもの。

6位:脱いだら脱ぎっぱなし

「子どもには『洗濯物を畳め』と言うのに、自分はそこらへんに脱ぎっぱなし。椅子や棚に洗濯物をかける」(女性)
「帰ってきたときに、靴下を脱ぎっぱなしにする」(女性)
「自分の部屋着すら自分で洗濯機に入れないこと」(女性)

玄関でポイッと脱ぎ捨てられた靴下、椅子にかけっぱなしのシャツ。「疲れて帰ってきたから仕方ない」と思う気持ちもわかりますが、片付ける側は「私は洗濯機じゃない」と言いたくなってしまいます。特に子どもに「ちゃんと片付けなさい」と言った直後だと、「お父さん(お母さん)もやってないじゃん」と突っ込まれる可能性も…!

7位:服を裏返しのまま洗濯に出す

脱いだ靴下を丸めたまま洗濯カゴに入れる」(女性)
脱いだ服を裏返しにしたまま洗濯に出す」(女性)
「靴下を裏返して洗濯機に入れる」(女性)

実は裏返しだと「皮脂汚れなどが落ちやすい」「摩擦による生地表面のダメージが減る」「日差しによる生地の痛みを防ぐ」などの効果があるという説もあって、どちらが正解とも言えない微妙な問題。なので、裏表どちらで洗いたい・干したいかを共有して、お互いが納得いく落としどころを見つけたいものです。

みなさん、いろんな不満が溜まっていることがわかりますね…。では、生活習慣の違いでパートナーにイラッとしたとき、どのような対応をしているのでしょうか?

生活習慣の違いでパートナーにイラッとしたときの対応は…?

1位:注意する

「早く寝てほしいことをストレートに伝える」(女性)
「言葉で伝えるが相手が嫌な気持ちになるので、食事など楽しい時間に、遠回しにアドバイスとして話している」(男性)
「今までは我慢していたが、すぐに言うようにした。言ってもわからないが、言わないと余計にわからないだろうから。『100のうち1でもできるようになれば儲けもの』ぐらいの広い心で、ビシッと言っている」(女性)

「ちょっと、これ気になるんだけど…」と勇気を出して声をかける方法。相手が「え? そうだった?」と気づいて解決につながりやすいアプローチですが、ぶっきらぼうに言って相手を傷つけないよう伝え方を工夫したいもの。

また、コメントにある「100のうち1でもできれば儲けもの」という心構えは素晴らしいですね! 完璧を求めすぎず、小さな変化を認めてあげることで、お互いが気持ちよく改善に向かえそうです。

2位:我慢する

「会社に行くまでの我慢だと思って、何も言っていない」(女性)
昔からの習慣でありなかなか治らないので放置。相手にするだけ疲れます」(女性)
「とくに何も言わないです。言って喧嘩をすると、お互い嫌な気持ちになるので」(男性)

「まあ、いいか…」と心の中でぐっと飲み込む選択。平和な家庭を守りたい気持ちや、相手の性格を理解しているからこその優しさでしょうか。でも我慢のコップが満杯になると、ある日突然「もう限界!」と爆発してしまうことも…。

そうならないように、たまには友人に愚痴を聞いてもらったり、一人の時間でリフレッシュしたりしてうまくガス抜きをしてくださいね。長期戦になりそうな時は、自分の心のケアも大切!

3位:自分でやる

「言い合いもしたくないので、基本は黙って自分がするようにしています。言っても相手は不機嫌になるだけですし、冗談ぽく言っても直らなかったので諦めてしまいました」(男性)
「相手に改善を求めるより自分で動いたほうが早いし、自分が求める状態になる可能性が高いので、自分で対処しています」(女性)
「最初の頃は言っていたけど治らないので、今は気づいたら自分がしている」(女性)

「もう自分でやっちゃった方が早い」と手を動かす派も。確かに待っているよりもサクッと片付けてしまえばストレスも解消されますし、喧嘩になる心配もありません。

でも、気づくと「なんで私ばっかり…」という気持ちが芽生えてしまう可能性大。時々「今日はあなたの番だよ」と軽くお願いしたり、「一緒にやろう」と誘ったりして、相手にも参加してもらえるといいですね。完璧主義にならず、60点でもOKという心の余裕があると楽になりそうです。

4位:無言の圧をかける

「すぐに態度に出てしまう。無言になったり目を合わせなくしたりすると、相手も気づく」(女性)
「たまにそれとなく圧をかけるが、まったく気づかない」(女性)

「はぁ…」という深いため息や、ちょっと強めにものを置く音で気持ちを表現する方法。言葉にするのは難しいけれど、なんとなく「察してほしい」という気持ちが伝わってきます。

敏感な相手なら「あ、何か怒ってる?」と気づいてくれますが、鈍感な相手には全く響かないことも。逆に「なんで不機嫌なの?」と聞かれて、結局説明する羽目になることもありますね。たまには思い切って言葉にした方が、お互いスッキリするかも…?

5位:一旦離れる

「夫なしで、子どもたちと遠出して現実逃避する」(女性)
イヤホンしたり、別の部屋で作業や家事をしたりしています」(女性)
とにかく接触を避けるようにする」(男性)

「もう知らない!」と別の部屋に移動したり、どこかに出かけたりする方法。物理的に距離を取ることで、頭に血が上った気持ちをクールダウンできますし、冷静になってから「まあ、あんなものかな」と思えることも。子どもと一緒にお出かけして気分転換するのも、良いリフレッシュになりますね!

ただ、毎回逃げてばかりいると、根本的な解決から遠ざかってしまうことも。一旦離れて心を整えてから、改めて向き合う時間を作れたらいいものです。


生活習慣の違いによる不満は、積み重なると大きなストレスになることも。大切なのは、相手を変えようとせず、お互いの違いを理解しようとすること。でも実際は「わかっていてもイライラする…」なんてこともありますよね。

だからこそ、「注意する」「我慢する」「自分でやる」など、そのときの状況や相手に合わせて柔軟に対処していくのが現実的。完璧を求めすぎず、小さな歩み寄りを大切にしていきたいものですね!(Mai)