■年収のうち最も高い割合の「夕食の支度」は年収120万円相当
家事の中でも最も負担が大きい項目は「夕食を作る」で、年収換算にすると約123万円。朝食や昼食を含めた食事の支度を合計すると、約180万円相当になることがわかりました。
<家事内容別平均年収ランキングベスト5>
【1位】 夕食を作る(献立決め~後片付け)……123万42円
【2位】 子供と遊ぶ……54万7,644円
【3位】 昼食を作る(献立決め~後片付け)……26万5,976円
【4位】 朝食を作る(献立決め~後片付け)……24万7,002円
【5位】 洗濯物を干す・たたむ……19万6,902円
ちなみに1日の家事労働時間の合計は平均5.3時間なんだとか。実際に家事労働時間の内訳をみると、やはり料理が圧倒的に大きいことがわかります。
これをもとに家事を時給換算してみると……
平均家事年収(子なし)で計算した場合、1日の主婦業は12,873円(496万8,670円÷365日)、これを平均家事労働時間5.3時間で換算すると、家事労働は時給2,429円になるわけ。
ということは、家事代行サービスを頼んだ場合、家事内容によりますが、時給2,500円~ということになりそうです。
では家事の主な仕事内容である、掃除、料理、洗濯について、みんなどれくらい時間をかけていると思いますか?
★掃除は「1日平均約1時間」、台所シンクの掃除頻度が高い
家の掃除は、平均1日約1時間(63分)。掃除機、台所のシンク掃除などの各項目を1週間の平均回数で見ていくと、台所のシンクの掃除が一番多いことがわかりました。
<掃除の1日平均時間・1週間平均回数>
・掃除機をかける……1日19.5分/週3.1回
・台所のシンクを掃除する……1日13.1分/週4.0回
・お風呂を掃除する……1日10.9分/週3.8回
・洗面台を掃除する……1日8.3分/週2.8回
・トイレを掃除する……1日11.3分/週2.6回
★食事の支度は買い物含めて「平均2.5時間」も!
料理は、献立決めから買い物、調理、後片付けとやることが多く、1日の平均時間は約2.5時間。各家庭の外食の頻度にもよりますが、一般的には一番大変な家事と言えそうです。
<料理の1日平均時間・1週間平均回数>
・朝食を作る……1日23.6分/週5.3回
・昼食を作る……1日23.6分/週3.7回
・夕食を作る……1日58.5回/週5.7回
・買い物をする……1日47.7分/週3.4回
★洗濯機は「1日1回以上」、1週間に9.5回が平均
洗濯は1日平均で37.6分の時間をかけていることが判明。1週間に洗濯機を回す回数は平均9.5回という結果になりました。またアイロンがけは週に約1回が平均的のようです。
<洗濯の1日平均時間・1週間平均回数>
・洗濯を干す……1日27.0分/週5.3回
・アイロンがけをする……1日10.6分/週1.1回
いかがですか? こうしてみると、主婦(主夫)業は本当に大変! つまり最近話題の、新垣結衣さん主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBSテレビ)で一躍注目を集めている「家事代行サービス」や、さらには住み込みの「契約結婚タイプ」なんてのも、本当に実在する時代が来るのかもしれませんね。(いしかわちえ)
※情報提供:キリン のどごし オールライト
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