今でも参考になる!大正レトロなヘアスタイルって実はすごい【美の歴史のぞき見】

耳隠し

みんなが普段何気なくしているヘアアレンジやお化粧、ファッション。 今でこそ自由に自分の好きなスタイルを選ぶことができますが、昔に生きていた人たちは、お化粧やファッション、ヘアスタイルをどんなふうに決めていたのか、興味ありませんか?

Woman Insight編集部は、美の歴史を探るべく「化粧・女性・美意識」をキーワードに、幅広い研究活動を行っているポーラ文化研究所に協力いただき、昔の女性の美について調べてきました!

今回調べてきたのは、大正時代のヘアスタイルについて。「モダンガール・モダンボーイ」などといわれる大正時代のヘアメイクやファッションは「レトロでかわいい!」と現在でも大人気です。そんな大正時代のことを、もう少し知ってみませんか?

 

真似したい!今どき「大正ロマン」スタイル

【髪飾りとヘアスタイルは……「大正ロマン」】

◆「耳かくし」スタイル

大正時代のおわり頃は、「女性は女性らしく」という慣わしによって「短い髪に憧れはあるが、髪を切ってはいけない」といわれていた時代でした。そのため、ウェーブをつくることで、長い髪をアレンジして、美意識を追求していたのだそうです。

 

耳かくし

 

中でも、髪にウェーブをつけて額から両サイドの髪に流して両耳を覆い、毛先を後頭部にまとめた髪型を「耳かくし」と呼びました。当時、耳を隠すスタイルは画期的だったそう。今見てもとてもおしゃれです。

左:シダ丈様洋髪用簪(大正〜昭和時代、ポーラ文化研究所 蔵) 右:孔雀羽根文様洋髪簪(大正時代、ポーラ文化研究所 蔵)
左:シダ文様洋髪用簪(大正〜昭和時代、ポーラ文化研究所 蔵)
右:孔雀羽根文様洋髪簪(大正時代、ポーラ文化研究所 蔵)

耳かくしなどで使われる髪かざりの実物です。大正時代では、すでにプラスチックの一種、セルロイドが使われていました!

 

◆ボブスタイル

耳かくしから一歩進んだ髪型が、現在でいうところのボブスタイル。当時は「断髪」と呼ばれ、今では想像もつかないくらい勇気がいることだったそうです。

ボブ

長い黒髪が当然という時代、髪を切ったことで親から縁を切る! と言われたり、泣かれたりした記録も残っています。今ではあたりまえのように、自由な髪の長さやスタイルを楽しんでいますが、大正時代はまだまだヘアスタイルについては現代に近づきはじめたばかりだったようです。

 

大正ヘアスタイル

大正時代が今でも魅力的なのは、「アンバランスさ」が要素としてあげられます。耳かくし、ボブなど洋風の新しいヘアスタイルが広まりながらも、まだ着物に似合うまとめ髪も根強かった時代。洋風と和風が入り混じった不思議なバランスが、現在でも新しく思え、見る人にインスピレーションを与えるのかもしれません。(イラスト・文/たきたて玄米)

 

参考文献:『明治・大正・昭和の化粧文化-時代背景と化粧・美容の変遷』(ポーラ文化研究所 編集) 定価/本体 2,000円+税

取材協力・情報提供元:ポーラ文化研究所

 

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