2016 年、働く女性に必要なのは「芯のあるやわらかさ」だった

20年以上働く女性をターゲットにし、働く女性像の変遷とともに歩んできた『Oggi』『LUKIA』が導き出した、2016年の働く女性の理想像は「芯のあるやわらかさ」です。

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ファッションでは、太めのパンツが大流行。素材は落ち感のあるやわらかな女性らしいものが今季人気となっています。

ゆるやかなシルエットの中に、女性らしいやわらかさを兼ね備えたスタイルは、まさに「凛としたやわらかさ」を体現していると言えるでしょう。

メイクは、2010年代前半のナチュラルメイクから少し強めにシフト。肌のナチュラル感はそのままに、眉毛や唇にポイントを置き、主張を感じさせます。

各時代の流行を的確に切り取る時計『LUKIA』の新作のテーマは「しなやかな女らしさ」。仕事とプライベートを両立したバランスのいい女性をイメージしてつくられています。

 

「芯の強さ」と「やわらかさ」の両方を持っている女性が生まれた背景について、『Oggi』編集長の守屋美穂さんにお話を伺ってみました。

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■「芯のあるやわらかさ」の背景には、多様化する女性の価値観があると思います

1992年に雑誌『Oggi』は創刊したのですが、当時「働く女性」に特化したファッション誌というものは、他になかったんです。黒やグレーのタイトスカートやパンツで颯爽と街を歩くキャリアウーマンが、当時のロールモデルでした。

2000年代に入るとバブルも弾け終わり、女性たちは仕事だけではなく、趣味や内面の充実も求めるようになります。

その流れは2011年の東日本大震災を機に急激に加速。肩で風を切ってきた働く女性も、媚びない女らしさを重視するように。

そんな流れをふまえた2016年はどうかというと、女性の働き方も幸せのかたちも多様化していますよね。そんななかで、服にしても価値観にしても、「固いものに縛られないでいいよね」という考えが、今の「芯のあるやわらかさ」という理想の女性像につながっているのではないでしょうか。

女性の働き方も幸せのかたちも多様化している現在。洋服も価値観も、固定されたイメージを払拭するかのような「芯のあるやわらかさ」に女性像が変化したのではないかという考察に、なるほど、と納得した人も多いのでは。

自立した芯の強さに加えて、女性らしさも兼ね備える現代の働く女性は、求められることが多くなった気もしますが、以前よりも輝きを増した女性になっているかもしれませんよね。

果たして、未来の働く女性像はどのように変化していくのでしょうか。『Oggi』と『LUKIA』から目が離せません! (かすみ まりな)

情報提供元:小学館女性インサイト研究所

 

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