面接担当官が「この就活生、うち第一志望じゃないな…」と思う瞬間

就職活動中の皆さん!

会社説明会に参加して、筆記試験、グループディスカッションなど、選考が進んでいくと、是が非でも「面接で落ちたくない!」ですよね。

 

そこで今回は、採用担当面接を担当したことのある方にアンケートを実施。面接官の本音を語っていただきました。

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Q.就活生の「志望動機」を聞いて、第一志望じゃないなと思ったセリフと理由を教えてください。

「御社の企業理念に惹かれました」 理由……マニュアルすぎる、どこでも使えそう

「業界大手で自分の可能性を試したい」 理由……大手ならどこでもよさそう。うちじゃなくてもいいんだと思う

「子どもの頃から御社の商品が好きで」 理由……どこでも誰にでも言える

企業のホームページを見れば誰でも言えるような志望動機は、「第一志望じゃないんだろうな」という印象を抱きがち。

志望動機」に正解はないもの。働きたい思いがあるならば、面接を受ける企業の業界・企業研究を徹底的にして、自分なりの言葉で働きたい思いを伝えたほうがよさそうです。

続いて、面接の時に聞いた質問の回答で、「うち第一志望じゃないな」と感じたものを聞いてみました。

Q.「第一志望なら面接で答えられるでしょ……」と思って聞いた質問がありましたら教えてください。

「(出版社なので)弊社の出版物で好きな本を聞いたが、弊社の本をあまり知らなかった」

「面接の時に『自社製品の中で、この担当になったらイヤだな、というものやところはありますか?』と聞いています。行きたくない部署や担当したくない商品を言えないということは、我が社に興味がそこまでないということだと感じます」

会社説明会に参加、企業HPを見たり、OB訪問をしたりしていれば、最低限の自社への知識があるはず、と採用面接官は考えています。

受ける企業の好きな商品、仕事の内容はもちろんのこと、良いところだけでなく、そこに配属されたらイヤ、もしくはびっくりするところも考えてこそ、徹底した企業研究と言えるのかもしれません!

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最後に、面接の最後に面接官に聞かれることの多い「何か質問ありますか?」=通称「逆質問」について聞いてみました。

Q.「第一志望なのに!?あり得ない 」と感じた「逆質問」がありましたら教えてください

「まだ受かってもいないのに『自分、ほめられて伸びるタイプなんですがどうですか?』と聞かれました。知らないよ! 自分アピールより、そこで働いている人にしか分からないようなことを聞いたほうがいいと思います」

「『今回の私の面接の良かったところと悪かったところを教えてください』と聞かれた。うちの会社に入りたいなら、自分のことではなく、会社のことを聞いてください」

「逆質問」は、その企業で疑問に思っていることを聞いて、自分を売り込むチャンスでもあります。

ですが、先に、自分のアピールをするよりも「御社の若手社員はどんなタイプの人が活躍しているのか」を聞いて、例えば「自分にもその若手社員のような、人の話をしっかり聞く力がある!」など、アピールしたほうが良い印象が残りそうですよね。

また、まだ働いてもいないのに「福利厚生」を気にした質問も悪い印象になる、とのことでした。

結婚はゴールじゃなくてスタートだと言われるのと同じく、就活の内定もスタートの位置。

「内定が取れればいい」と言った適当な態度でなく、本当にその企業で働きたい思いを伝えられるように、事前に準備をしておきましょう!

次回は、「どうして面接官は志望動機を聞くの?」について面接官の本音をご紹介します。(かすみ まりな)

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