「似合う服」「着たい服」が違うときどうする?プロが教える似合う服の見つけ方【当日編】

【1】「似合う服」「着たい服」が違うときの対処法

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特に「イメチェンしたい!」ときにありがちなのが、たとえば「似合う服はキレイ系、キャリア系の服。でも、今はかわいい感じの服を着てみたい……」と、「似合う」「着たい」がかなり違うこと。
そういうときは、「着たい服」の系統のお店に行き、その中で「似合う服」を探しましょう

そして、できればこのとき、似合わないものは似合わないと、意見をハッキリ言ってくれる友人と一緒に行くこと。ただでさえ「着たい」「似合う」が違う中で服を探すのですから、そのときの感情でパッと「これかわいい!」で買ってしまい、やっぱり冷静になると似合わない……ということは、とってもありがち。客観的にジャッジしてくれる第三者がいたほうが、アタリの服を探しあてられる確率が上がります。

 

【2】予算決め! 実際買うとき、絶対にお金をかけたほうがいいものと、実は大丈夫なもの

◆賢い値段でも大丈夫なもの

シフォンのブラウスやスカート、アクセサリー、靴

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「あれ、靴はお金をかけたほうがいいとよく見るけれど……」と思いますよね。でも、靴は高くても足に合わないこともあり、安くてもぴったり合うものもあるので、1万円を超える靴なら、デザインとはき心地のよさが気に入っているならそれでOK、とのこと。見た目が「明らかに合皮!」などでなければ問題ありません。

また、これからの季節増えてくる、ポリエステルでできたシフォンのブラウスやスカート、ワンピースなどは、パッと見で高いものと安いものの違いがわかりにくいそう。春は賢い値段で服をそろえられるチャンスの季節です!

◆絶対にお金をかけたほうがいいもの

ニットなど「毛」が使われているもの、バッグ、コート

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これからの季節は減ってきますが、冬のニットなど「毛」が使われているものは、値段が出やすいです。
また、コートは絶対にお金をかけたほうがいいもの。値段に比例して質が上がっていきます。できれば4万円台後半より高いものを選べば、外れを引くことはないと考えて良いでしょう。

また、バッグもコート同様質と値段が比例していくもの。働く大人の女性であれば、予算2万5000円以上のものを選ぶのがベター。たまに相当掘り出し物がある場合もありますが、1万円前後のものだと、若いときならかわいいけれど、年齢が上がっていくにつれ「なんだか安っぽい……?」という印象になりがちだそうなので、ご注意を。

 

【3】買うときに、絶対見るべきポイント

まず、服を買うとき、絶対に「試着」はしましょう。「なんとなくよさそうだし、試着室が混んでいるからいっか……」は、失敗のモト! チェックするポイントは、大きく分けてこの3つです。

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1.何より、テンションが上がるか

まずチェックすべきは、それを着たときにテンションがあがるか、かわいいと思えるか。「着たときにテンションが上がる服」は、あなたを美人に見せてくれます。
顔映りがよく見える色かどうかもしっかりチェックしましょう。

 

2.サイズ

「サイズ」で、絶対確認すべきなのは「肩」と「腰」。そして全体的に「ずりおちてこないもの」です。肩と腰のあたりに違和感が感じるものは、自然と着る機会が減る上に、お直しに出しても高くついてしまうことがあるので、どんなにデザインが気に入っていても避けましょう。
逆に、簡単にお直しができるのは「丈」。お直しに出す手間をかけても大丈夫なのであれば、ここはあまり重要視しなくとも大丈夫なポイントです。たとえばここ1年人気の「ガウチョパンツ」、デザインはかわいいし他のサイズも合っているけれど、なんか丈が長い……というときは、実はお店にもよりますが、500~1000円程度で直せてしまいます。

 

3.3パターン以上着回しできるか

かわいいし、サイズもぴったり! ……でも、いくら「そのもの自体」がかわいくても、着回しができなければ登場機会は減ってしまいます。【STEP2】で、家にある服をすべて把握している状態であれば、家にあるアイテムと合わせられるかどうか、しっかり確認できるはず。頭の中で3パターン以上コーディネートを組めるようであれば、その服は一軍入り間違いなしの大活躍服です!

 

最初は「ちょっと面倒なんじゃ……」と思うかもしれませんが、【準備編】【当日編】と、正しくステップを踏んで選んだ服は、間違いなくたくさん使える上に、あなたを美しく見せ、生活を楽しくしてくれること間違いなし。いらない服を買ってタンスのこやしになることも、ムダ使いしてしまうことも減るので、まさに一石何鳥!?

★準備編はコチラ→ 「本当に似合う服」はこう選ぶ!ファッションのプロが教える、絶対似合う服の見つけ方【準備編】

次に服を買いに行く前に、是非この「本当に似合う服を見つけるステップ」、トライしてみてくださいね♪
「自分で考えるのが面倒だし、よくわからない……」という方は、それこそパーソナルスタイリストなど、プロの手を借りて「似合う服」を見つけてみるのも手です。
この、春、あなたに本当に似合う服が見つかりますように!(後藤香織)

 

取材協力
lulustyling 代表
パーソナルスタイリスト 石川ともみさん

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スタイリスト事務所での女優・タレントへのスタイリング経験等を経て、2009年に「パーソナルスタイリング」サービスを立ち上げ。ひとりひとりの魅力を最大限に引き出し、「自分らしく美人に見えるスタイリング」の提案は、20代~40代の女性に好評。

lulustyling 公式サイト
http://lulustyling.com/

 

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