冬はカニ!茹でて、焼いて、鍋にして…今すぐ行きたい「カニ料理」の名店3選

◆毛蟹のミソが溶けだしたスープに悶絶! 『牧野』(上野)

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創業年は不明ながらも東京・合羽橋で90年以上、営業を続ける一軒家のフグ専門店です。タレとネギを絡めたフグを焼肉のように焼く「焼きフグ」や自家製橙酢で食すトラフグの鍋など、フグ料理がメインですが、いつしか「カニ大根鍋」(4~5人前/¥19,000)が名物に。

もともとはまかないとして豚肉と大根の鍋をつくっていたのが、フグに飽きたお客さんからの要望で毛ガニを主役に据え、表メニューとして登場するようになったのだとか。

毎朝、築地で仕入れる北海道産の活毛ガニを丸ごと1杯と、大根丸1本を使用。スープのベースは白味噌入りの鰹だし。前日に鰹だしで炊いて、味を含ませておいた大根がカニと出合うことで、さらに味が深まっていきます。

鷹の爪のピリ辛とバターのまろやかなコクがアクセント。締めは別注の雑炊かラーメンとなっています。10~12月は締めの雑炊にイクラの醤油漬けもトッピング可能。つい、誘惑に負けて、締めに雑炊とラーメンをダブルで注文するゲストが多いというのもうなずけます。

【店舗情報】

「牧野(まきの)」
住所:東京都台東区松が谷3-8-1
電話:03-3844-6659
営業:17:00~19:30(入店)
休:木曜(10月~翌年2月は無休)
焼きふぐ¥5,000、予算は食べて飲んで1人¥15,000前後~
※要予約