チーズ!肉!CanCam読者が「オヤジ化」…って、どういうこと?【編集長インタビュー】

Woman Insight編集部(以下、WI) 2016年の『CanCam』にむけて、「こうしていこう!」みたいな展望はありますか?

塩谷薫編集長(以下、塩谷) 今『CanCam』は「ファッション・ビューティ・ライフスタイル・エンタメの4本柱でやっていきます」っていうのは、今いろんなところで言っています。たとえばエンタメだと、「THEイケメンBOOK」(2015年12月号付録。初登場は2014年12月号)。とか、東方神起を表紙に起用(2015年7月号)するなど、新しい取り組みがありました。そういった「『CanCam』ならではのエンタメ」を強化していこうと考えています。

 

WI 確かに、最近の『CanCam』はグッとエンタメ色が強くなりましたね。

塩谷 ライフスタイル系の特集も実は人気があるんです。中でもグルメ。最近だと12月号で「We Love チーズ!」というチーズの特集があって、これがいろんなところで話題になりました。読者にも「私チーズあんまり好きじゃないんですけど、食べたくなりました!」と言ってもらうこともあったんですよ。

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WI なぜ「チーズ特集」を組もうと思ったのですか?

塩谷 食べ物って、いちばんみんなが、その、最大公約数の人が興味をもてることなんですよね。すぐ身近なところで買えたり、食べられたり、あとみんなでシェアしやすかったり……ファッション以上に取り入れやすい。あるときコンビニへ行ったら、なんだか「最近チーズ味の食べ物増えたな」と思って。さらに読者のみんなに聞いたら、「最近コンビニへ行くとチーズのお菓子を買うことが多い」っていう話が多かったんですよね。それで「あれ? もしかして」と思って。

 

WI 確かに! コンビニ以外でも、よく見かける気がします。

塩谷 そうそう。あと、ちょっと前から「チーズフォンデュ」が流行っていますよね。最近はみんなおうちで過ごすことが多くて、何をやってるかというと友だちとパーティとか、女子会とか。そんなとき「おしゃれでカンタンだからチーズフォンデュをよくする」っていう話が多かったんです。最近は「チーズフォンデュ鍋」なんてものも流行っているし、さらに、お店に行くと「ラクレット」も気になるなと思って。そんな同時多発的なことが一緒になって、「もしかして今、チーズきてるのかな?」って思って、特集したんですよね。私がチーズ好きっていうのもあるんですけど(笑)。