人気CanCamモデル坂田梨香子、「私ってダサい?」葛藤と変化を語る

WI あら(笑)!

梨香子 前は、誕生日やイベントごとをすごく意識してきたんですけど、今は普通の平日のひとつかな、と。今の自分はこうだな、と考え直すいい機会ではあるな、とは思いますが、「1年間でこう、と決めず、長いスパンの中でなだらかに上昇していきたい」という考えに落ち着いたところなので、通過の1日として、地に足つけてこれからも進んでいきたい、と考えています。

 

WI というなかで聞くのもなんですが、21歳を振り返るとするなら、どんな1年でした?

梨香子 やることはやりつつ、考えが丸くなった1年だったな、と思います。今までは、「とにかく頑張ります! がむしゃらにやります! 攻めていきます!」という感じでした。その攻める感じは私の性格の根本なので変わらない部分ですが、そこだけに執着しすぎて、仕事以外の周りが見えなくなるのはもったいないな……と。仕事じゃない部分の時間を大事にしたいな、と思うようになりました。

 

WI そのように考えが変わったきっかけはなんですか?

梨香子 「自分の人間としての基盤がちゃんとしてこその仕事だ」と考えるようになったんですよね。もともと「年中仕事してたい!」という人間なので、ちょっとでもスケジュールに空きがあるのが、上半期はストレスでした。でも、途中でその考えを変えたんです。

 

WI どのように変えました?

梨香子 今までとにかく仕事で忙しくしていたり、時間があれば映画を観たりしていたので、「普通の生活」がやれていませんでした。でも、それをする時間が少しでもある、というのはいいことなんじゃないかって。読者さんや、一般的なお仕事をしている方と変わらない生活ですよね。お仕事が終わったら家に帰ってごはんを作ったり、休みの日に友達とランチに行ったり、朝の時間が空いていたらジムに行ってから仕事に行ったり……「普通のことを普通にやれる」って、なんて幸せなんだろうって思うようになりました。それに、「普通でいること」が、いちばんいろんなことに気づけるんじゃないかって。