WI アドリブで大変だと記者会見で盛り上がっていましたね。
広瀬 そうですね （笑） 。でも私は、西田さんと濱田さんのアドリブに付いて行くことに必死です。初めて“本番が怖い”って、撮影のたびに思ってます。何が飛んでくるか分からないので。
WI 覚えたセリフが違うとドキドキするのでは？
広瀬 台本も完全に覚えてガチガチに固めちゃダメだと思って、7割から8割くらい覚えて撮影に行っています。臨機応変にできるようにしています。
WI 一応 （笑） 、台本に沿っては進んでいるんですよね？
広瀬 そうです。「だいたいあっている」程度ですね （大笑） 。
WI その変化球に、台本通りにセリフを返したりはしないんですか？
広瀬 そうしたら、会話が合わなくなっちゃうんです。なので言い方を変えたり、全然違うことを言ったりしています （笑） 。
WI 静岡出身の広瀬さんですが、みち子さんが思わず出てくるのは秋田弁。練習が大変だったのでは？
広瀬 練習はそんなに……。実際に先生がいて教えていただいて、難しいのもありましたが……。全体的にかわいいんですよね。喋るとちょっと声のトーンが低くなって“かわいいな”って思いました。秋田弁で使うとかわいいと思うのは「～～したってー」ですね （笑） 。
WI 家で、秋田弁のセリフを覚える時はどうやって覚えられるんですか？
広瀬 ひとりで覚えます。でも、ガッチガチに「よし！ 秋田弁完璧」と思って、現場に行ったら濱田さんのアドリブが多過ぎて、「あ、これは固めちゃいけない」って気付いたんです （笑） 。なので台本にない言葉を先生に「こういう時はなんて言うんですか？ 」と聞いてレパートリーを増やしました。
WI いままでお話を聞いていて、今回の現場は役者として本当に試練ですね。
広瀬 そうですね。 （しみじみと） 怖いです。本当に。
11月27日 第6話より
記者会見で、監督が「西田さんのアドリブ地獄」と称されていましたが、本当に何が飛び出すか分からない現場に戸惑いがあったようです。でも、「“いい状態・いい環境”で、お仕事ができることは今でも信じられない」と話されている通り、役者として充実した時間を過ごされていることが、伝わってくる時間となりました。
2回目は広瀬さんの少しだけプライベートやファッションなどに触れています。お楽しみに。（平山正子）
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