かわいすぎると話題!江戸時代の犬の絵に…胸きゅん。

【2】「ゆるかわ」も、江戸時代からありました!

和樂2015年12月号P72-73
絵師たちだけでなく、仙厓や白隠に代表される禅僧たちも、その教義を広めることを目的に、現代風に言えば「ゆるい」禅画を数多く生み出しました。
画像は、仙厓義梵による『犬図』。禅の教えすら超越したかのような仙厓の戯画の数々は、元祖ゆるキャラのオンパレード! さらりと描かれたような犬には、どんな超絶技巧にもなし得ない「抜け」の凄みがあります。

 

【3】あの有名絵師たちも描いてました!

和樂2015年12月号P74
学生時代に日本史の教科書などで見たことがある有名絵師たちも、犬を描いていました。
画像右、琳派の始祖のひとりとして名高い俵屋宗達は、自らが確立した「たらし込み」の技法を駆使し、愛らしい犬を数多く描きました。
そして、「かわいい」キャラ作りにおいては右に出るものがいない、伊藤若冲ももちろん動物画を残しています。84歳のときの作品『百犬図』は、さまざまな犬が超絶技巧で描かれた名作。老境にあってなお、「かわいい」ものを見つめる視線に衰えがないことを感じられます。

 

犬はもちろん、かわいい虎や猫、うさぎやこうもりまで!? たくさんの「かわいい動物」が長きにわたって描かれてきた日本美術。『和樂』12月号にはさらにたくさんの「かわいい絵」が紹介されているので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてくださいね!(後藤香織)

『和樂』2015年12月号表紙『和樂』2015年12月号(小学館)

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