水族館のショーの人気者、アシカやオットセイ。その愛くるしい姿や芸達者なところが非常に人気を集め、知らない人はあまりいない動物かもしれません。
しかしながらみなさん、そんな水族館のショーの人気者、アシカやオットセイ、そしてアザラシの見分け方って説明できますか?
「見ればなんとなくわかる」「言われて登場するからわかるけど、区別はできないかも」なんて方々、多いのではないでしょうか。
今回はそんな、アシカ・オットセイ・アザラシの見分け方を徹底解説! 実は、カンタンに見分けられるんです!(最後に早見表つきになってます)
アザラシはそもそも全然違う
アザラシは「アザラシ科」。アシカ・オットセイは「アシカ科」の動物です(「アザラシ科」も「アシカ科」も「食肉目」)。そのためアシカとオットセイは特徴がよく似ていて、アザラシはまったくの別物。具体的にその特徴を見ていきます。
こちらが「アザラシ」。まるまるとした体型をしているのがまず特徴的です。
アシカやアザラシと違うところといえばここ。耳が、穴しかないんです。「耳介」と呼ばれる、穴の外のでっぱり(人で言うと耳たぶや、髪をかける部分)がありません。
さらに、前ヒレには駒爪と呼ばれる爪があり、これもアシカやオットセイにはないもの。ちょっと足っぽいですね。後ヒレはちょこんと短く後方に伸び、しまうことはできず、泳ぐときにも使われません。
続いてアシカの特徴
続いてアシカ。全体的につるっとしていて(毛は生えています)、アザラシと違い耳のでっぱり(耳介)が出ています。
特徴的なのはここ。アザラシとは違い前も後ろもしっかりとしたヒレがついています。後ヒレは前後に動かすことができ、歩いたり泳いだり器用に使われます(大体前に向いている)。
アシカとオットセイの違いを解説!
そしていちばんわかりづらい、アシカとオットセイの違いを解説します! 実はオットセイはふさふさとした毛で覆われており、その毛の中で保温をしています。ラッコなどのように毛づくろいもします。また、オットセイはアシカに比べて小ぶりであることも特徴的。
しかし形は似ているアシカとオットセイ。ほかの見分け方といえば、耳介がアシカよりも目立つ(ちょっと犬っぽい)ところ、そして後ヒレがアシカに比べきれいにそろっているところです。
ひとつずつ説明をしたので、わかりづらい部分もあったと思います。ここでまとめ!
【早見表】アザラシ、アシカ、オットセイの違い
途中まで箇条書きにしてまとめていましたが、それでもわかりづらかったので、早見表にしました。ぜひ水族館へ行ったときには、この早見表で区別してみてくださいね!(鈴木 梢)